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萩の裁判所と裁判飯に行ってきた 道草小景 #14/439

裁判ライター兼、観光ライターの「普通」です。
このマガジンでは、裁判と旅行をこよなく愛する私が、
その中間にある「裁判所」にフォーカスを当て、町の観光要素なども交えながら、裁判所への道のりを案内していきます。

今回は、山口県萩市にあります
山口地方裁判所萩支部・山口家庭裁判所萩支部・萩簡易裁判所を紹介します。

萩に何をしに行ったのですか?観光ですか?と聞かれますが、何を仰いますやら。私は裁判ライターですよ。
今もニュースを騒がす4,630万円の誤送金がありました阿武町この隣が萩市なんです。もし裁判ってことになったら、萩の裁判所で実施する可能性があるのです。まぁ規模が大きい事件なので、本庁の山口地裁で引き取る可能性も大きいですが。という訳で、先に立地の調査に行ってきたわけです。
こんなこと裁判ライターの私にしかできません。そもそも裁判ライターってなんだよという話もありますが。


萩バスセンターからスタート

そんな萩の裁判所ですが、裁判所のHPによりますと、
萩バスセンターから徒歩5分
とのこと。

という訳で、

萩バスセンターからスタートします。

バスセンターと聞くと、そこを基点としてあらゆるところへのバスというのを期待します。ってか、バス旅だったら絶対そうですよね。

ですが、この萩バスセンター、県内への移動には便利なのですが、県外へは東京と大阪のみ高速バスのみとのこと。まぁ実際その2つに行ければいいのかもですが、萩って山口県の日本海側なので、ちょっと他県から行きにくいのが残念なところ。

あたりをぐるりと見まわして、ダイエーのロゴに見えなくもない、サンリブという中国、九州地区のスーパーと面している道路を見つけましたら、この道路をに進みます。

20-30mで、「札場跡」交差点(こっち側からだと、交差点名の表記は見えない)がありますので、こちらをに曲がります。

あとは、この道を真っすぐ行くだけです。400m弱左側に見えてきます。

到着です!
所要時間は5分強といったところでしょうか。



東萩駅からスタート

と、サクサク淡泊に紹介しましたが、これだけではせっかくの萩がもったいないので、

別に裁判所に書いていない方法でも紹介するのが、オレ流。というか、おせっかいというか、自分で自分の首を絞める行為というか…。
この東萩駅からも歩いていけないことはないので、向かうことにします。

ということで、JR山陰本線「東萩」駅からスタートです。

やはり萩といえば、歴史好きの人にとって垂涎の場所ですよね。裁判ルートは、この中の一つ、明倫館だけ関わることができます。

無人駅ではあるのですが、この観光案内所が駅業務なども行っているようです。

駅を出ました。観光バスやタクシーなども停まっており、観光に便利そうです。ちょっとこの写真ではわかりにくいですが、正面の先が川となっており、そちらの橋へ向けて進んでいきます。右から回って行ってください。

駅はこんな感じで。歴史っぽさを感じさせつつ、あまり似たものがなさそうな不思議な作りです。

川を渡る橋に行きたいのですが、その直前の信号に横断歩道がないので、いったんくぐらないといけません。

くぐって、あがるときは、右の市街地方面へ。ここで反対の道が松陰神社方面を指し示すので、なんとも後ろ髪をひかれる思いです。

渡っている川は松本川阿武川ダムから日本海へ流れる川となっています。
ここにも出てきた「阿武」の文字。阿武町というのは、誤送金の件で初めて聞きましたが、もともとは阿武郡といって結構大きな町だったようです。それが平成の大合併でほぼ萩市になって、阿武郡で萩市に含まれていないのが阿武町だけになってしまったようです。

白地図専門店より

地図だと阿武町を萩市が囲んでいる様子が見て取れます。こう考えると町としては単独で踏ん張ろうとしている町と捉えることもできるのか…?財政はかなりヤバいみたいだけど。

川を渡ってすぐにある弘法寺前交差点に曲がりたいのですが、ここも横断歩道はありません。車社会で、たまに歩行者が試される町ってありますよね。
なので、目の前にある地下道をくぐります。

階段はから上がり、

この道を進んでいきます。
300mほど進んだら、

吉田町交差点がありますので、ここを左に曲がります。
ここからは500mほどの道のりとなります。

バスセンターの人も使ったサンリブが遠くに見える「札場跡」交差点に曲がります。

あとはここを400mほど行けばに裁判所が見えてきます。

裁判所に到着する直前に明倫小学校という小学校があります。
この明倫という言葉は、中国・孟子の教えに基づいたもので、全国に明倫と名の付く学校は10を超えるというもの。
この萩市立明倫小学校は、藩校の起源となると言われるところでして、開校はなんと1719年。松下村塾などがあるこの萩の地で、こういった学問に所縁のある施設があると、なんだか嬉しくなるのは私だけでしょうか。

この明倫小学校の先にあるのが裁判所です。

到着です。
距離はは1.7kmほど。やっぱ歩くと少し遠いですかね。
ちょいちょい地下に潜ったり、曲がり角も多いので少しわかりにくいかもしれませんね。まずはバスセンターに向かうくらいの気持ちで行ったほうがわかりいいかもしれません。


裁判飯

さて、ここから歴史の地を巡ってもよかったのですが、ここから一つ新しい取り組みを

裁判飯。この画、毎回裁判所をバックに変えていきますよ。
裁判所で働く方々、裁判に関わる方、私のような傍聴人を元気にする近くのご飯屋さんを紹介していきます。

今回のお店は、萩の裁判所から400m弱と大変近くにある、萩市立図書館内にある

カフェぶらりさん。
ここでいただいたのがこちら、

トマトたっぷりカレー大盛 600円
夏みかんジュース 200円

店自体はちょっとした町の喫茶店というか食堂みたいな感じなのですが、
このカレーが本当に美味しかった!興奮してお店の人に何度も気持ちを伝えてしまうくらい。
トマトペーストか何かが入っているのでしょうか、カレーにトマト特有の甘さと濃厚さが加わって、大変美味しいです。辛さを求める人にはちょっとだとは思いますが、カレーにこんなアレンジあるんだという、一料理としての出来は本当に素晴らしいです。

これは萩の裁判所に行ったら絶対に食べて欲しい。観光スポットからも外れてはいないので、是非行ってみて欲しいです。
阿武町の件が萩で裁判になったら、また行こうっと。

こんな感じで、いい店を見つけたら、その都度紹介をしていきたいと思います。
皆さんも裁判所のあるエリアでオススメのお店があったら、教えてくださいね。


今回の記事は動画にもしています。よろしければ、こちらもご覧ください。





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