熊本の裁判所行ってきた 道草小景 #12/439
裁判ライター兼、観光ライターの「普通」です。
このマガジンでは、裁判と旅行をこよなく愛する私が、
その中間にある「裁判所」にフォーカスを当て、町の観光要素なども交えながら、裁判所への道のりを案内していきます。
今回は、熊本県熊本市中央区にあります
熊本地方裁判所・熊本家庭裁判所・熊本簡易裁判所を紹介します。
12ヶ所目の訪問にして、ようやく都道府県の中心である裁判所の紹介になります。
熊本県の方、お待たせいたしました~。
私も何度かこの裁判所で傍聴をしているのですが、結構裁判の数が多いと思います。都道府県の中心地であっても、丸1日まったく裁判の予定がないとかもざらにありますからね。
ただ、今回厄介なのが、地方裁判所ってだいたいが家庭裁判所と同じ建物にあるのですが、この都道府県の中心地である場合、地裁と家裁で場所が異なるってことがたまにあります。この熊本もそう。
それでもだいたいが、すぐ隣の建物程度のものなのですが、この熊本は数百メートル離れちゃってるんで、説明もなかなかに厄介。文字情報だけだと、やや煩雑に見える部分もあるかもですが、どうかご了承ください。
そんな熊本の裁判所ですが、裁判所のHPによりますと、
となっています。
表にするとこんな感じなので、ある程度ルートは被っています。
では長いので、サクサクいきましょう
ルート紹介(上熊本駅~ 地裁・家裁共通)
という訳で、
JR鹿児島本線「上熊本」駅からスタートします。
駅舎は2015年に出来たばかりでとても綺麗。隣駅に崇城大学という大学があったり、国立の熊本大学も比較的近かったりで、割と大学生っぽい人を多く見かけた気がします。
改札を出たら右から出ます。目の前がバスロータリーとなっています。裁判所へは正面に伸びている道を進みます。
ご覧いただいてわかるかもですが、当日は雨でした。しかも結構な。
写真だけなら、別にそんななのですが動画も撮りながらとなるとやはり大変です。天気というのは今後も気をつけなければいけません。
まぁまぁな登り坂を進む必要があります。道は左を行きましょう。右は歩道らしい歩道もないので、注意が必要です。
登りの真ん中くらいまで来たら、九州森林管理局というものがあります。林野庁の地方支分部局で、国有林野の管理などが仕事のようです。
森林管理局というだけあって、都市部ということでなくそういう林野があって、それなりの都市にある必要があるのでしょうね。九州を管理している長みたいなのはこの熊本のでした。他にも東北の長は秋田、関東の長は群馬などちょっと不思議な組織です。
坂を登り切ったところにあるのが熊本市立京陵中学校。結構立派な中学校なので、それとなくWikipediaを見ていたら森高千里さんの出身中学でした。あの人、大阪生まれ、熊本育ちで高校在学中に上京したんですね。
7~8分は歩きました、「京町本丁」交差点に着きましたら、ここを右に曲がります。
ここからが結構長い。地裁に関しては、基本的に私は一度訪問経験があるのですが、何度来てもここは長く感じます。雨が降っているから余計なのでしょう。
裁判所前バス停というのがあるので、その名の通りもう目の前です。
目の前の交差点の一角に検察庁があります。
地方裁判所、簡易裁判所を目指す人は検察庁の交差点を左に曲がります。
すると、明らかに異質な建物が建っています。ここが裁判所であれ、と皆さん願うところなのですが、
実はここは裁判所の旧庁舎で現在は資料館になっているのだとか。どんな資料があるのか、一般人も入れる場所なのかはわかっていません。
では、肝心の裁判所はというと、この右の建物です。
到着です。
距離は1.1km程度なんですが結構長い登り坂に、強い雨にとかなり長い道のりに感じてしまいました。道自体はそんな迷うものでもないと思います。
ルート紹介(上熊本ルート・検察庁の交差点~ 家裁のみ)
さて、家裁はここからさらに歩きます。
この検察庁の交差点を地裁組は左に曲がりましたが、
家裁へ行くにはこのまま真っすぐいきます。
上熊本駅から登り続けてきましたが、ここからは下りになります。目の前に緑が多くなってきますが、この辺りからは右手側が熊本城の敷地となります。
下り続けていると急に左側にこの「家庭裁判所」の文字が見えます。というわけでその看板の正面に回りますと、
到着です。検察庁の交差点からは500mほど、上熊本駅からだと1.5kmほどといったところでしょうか。
検察庁からは真っすぐ行くだけなので、迷うことはないと思います。
ルート紹介(市電「熊本城・市役所前」 地裁・家裁共通)
さて、お次は市電ルートです。
もし、JRで熊本駅まで来られる方であれば、次に紹介するバスルートを選んでいただいた方がいいと思います。ですので、完全に地元の方向けのルートになりますかね。
市電A系統・B系統「熊本城・市役所前」停留場からスタートです。
左に熊本城のお堀がある向きで、お堀側の道を進んでください。
右にあるのは停留場の名の通り市役所です。市役所は結構、町の真ん中にあるんですけど、県庁はちょっと外れにあります。そう考えると、僕って兵庫民ですけど、兵庫県庁の場所って知らない…
最初にぶつかる信号を左に曲がります。一角に見える大きな建物は郵便局だそうです。全然それっぽくないけど。
曲がった先も、ちょうど熊本城の外側を歩くような形になります。片道1車線の狭い道路ではありますが、城の駐車場を含め、いろんな建物が建っています。例えば、
これは県立美術館の分館。僕は芸術美術の類はてんでダメですが、知りたい気持ちはあるんです。圧倒的に僕にセンスがないだけで。
熊本城から一番近いホテルとして有名なKKRホテル熊本。城からアクセス近くてもと思ったけど、夜ライトアップされた城とかはちょっと見てみたいかも。熊本城の完全復旧はっもうちょい先みたいだけど、完成したらここ泊まろうかな。
さて、そんなホテルの先に見慣れた裁判所の文字。そう、熊本城どころかこのホテルは裁判所の最寄でもあるんです。
ということで家裁に到着です。停留場からは700mくらい。熊本城沿いを歩くってことさえ守ってくれればまず大丈夫かなと。
ルート紹介(市電ルート・家裁~ 地裁・簡裁)
市電を使っての地裁、簡裁へのルートは、この家裁からスタートを切ります。
市電から家裁に進んで来た道を引き続き進みます。こっちから見ると家裁の左を回る登り坂です。
行ってみたらわかりますが、まぁまぁな登り坂です。暑い時期はキツイと思います。
登り切ったら平坦な道となりますので、次に目指すのは
この郵便局ですね。そうしたら、その先が
検察庁が建っている交差点になるんで、ここを右に曲がってください。
そんでこの茶色い建物を目印にして、
はい、到着です。
家庭裁判所からは500m強、市電から1.1kmくらいでしょうか。
道はわかりやすいんですけど、登り坂なんで結構きついと思います。
ルート紹介(熊本駅から乗るバスまで 地裁・家裁共通)
最後にバスルートをさくっと紹介して終わりましょう。これは県内の方も普通に使うでしょうが、県外などから来た人に一番推奨したいルートですね。
というわけで、JR各線「熊本」駅からスタートです。
JRは在来線がそれなりに走ってるし、新幹線も走ってるし、市電も走ってるしでやはり県内の中心駅。ってか、熊本の2番目の都市ってどこ?八代?
駅からは左の「白川口(東口)」から出ます。
白川口から出て、左を見たらバスロータリーになっています。バス停はいくつかあるのですが、
2番乗り場を目指しましょう。ほかの乗り場に比べて、やや人が少ない印象。
この中のA1-1~A5-2のバスルートであれば、地裁も家裁もどっちも行きます。
裁判をやるような時間で考えたら、12時台だけ2本と寂しいけどそれ以外は最低3本はバスがあるから、まぁそんな困らないでしょう。
では、ここからそれぞれの最寄裁判所までジャンプします。
ルート紹介(バスルート 家裁)
家庭裁判所へ行きたい方は、
その名の通り「家庭裁判所前」バス停というのがあります。そして、このバス停の奥に鎮座しているのが家庭裁判所です。
方向がわからなければ、左が熊本城、右がKKRホテルであることを確認してください。
というわけで到着です。
バス停からは1分で着きます。上り下りで向きが違うと思うので、先ほど書いた通り、左が熊本城、右がホテルの向きを保ってくれれば。
ルート紹介(バスルート 地裁・簡裁)
地方裁判所・簡易裁判所へ行きたい方は、
こちらもその名の通り「裁判所前」バス停があります。これも上り下りで向きがあると思いますので、
まずはこの検察庁がある交差点を探してください。必ず見える範囲にありますので。
そんでその交差点を左に曲がってください。曲がったら、検察庁が右にある向きで。
そうしたら、このレンガ調の建物がありますので、そこへ向かったらゴールです。あっという間ですね。裁判所自体はレンガの建物の右ですが、
というわけで到着です。
バス停からは150m程度じゃないでしょうか。検察庁さえ見つけりゃすぐです。
いろんな行き方がありますけど、バスを選択できるのであれば、それがオススメですね。
熊本城沿いを歩きたいとかあれば、市電でもいいですが。上熊本を選ぶ場合は、上熊本自体が最寄か、森林管理局の皆さんということで。
この熊本地裁は当然、県の裁判実施の中心地ですから、裁判の数も結構多いです。法廷は2つくらいしか開いていませんが、全然傍聴できるものがないってことはないと思いますので、気になる方は熊本城観光ついでにふらっといかがでしょうか。
今回の熊本の裁判所のアクセスについて、動画でも紹介しています。
もし興味がある方は、こちらからも是非よろしくお願いいたします。
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