ラスト一行の衝撃!悲しき脅迫者。犯行現場で号泣の理由 傍聴小景 #109(脅迫)
法廷で被告人が涙を流すことは決して珍しくはありません。反省、後悔、いろいろな感情が考えられるでしょう。
しかし、犯行現場で被告人が涙を流すケースというのはほぼ聞いたことがありません。なにか泣きたくなるほど辛い出来事があって、その結果何かをしてしまったというのであれば、想像がつかなくもないですが。
果たして今回は何があったのでしょうか。
はじめに ~同じ年だけど見た目はヒゲ仙人~
脅迫という罪名はイコール恐い人というわけではないですが、やはりそういう人が多い気がします。
しかし今回の被告人は外見からはそんな様子は見せず、僕のメモには「ヒゲ仙人」と書いてあります。坊主頭に立派なヒゲをたくわえ、なんとも独特な雰囲気をまとった方でした。
そして年齢を聞けば僕と同じ歳。パッと見、年上だと思いました。
老けているというより、なんか疲れているというか放心している感じなんですよね。
事件の概要(起訴状の要約)
今まであまり疑問に思っていなかったんですが、この事件を聞くと強盗未遂とは違うんかななどとも思ってしまいます。強盗と恐喝、脅迫の境とはなんなのでしょうか。
弁護士さんのHPを見ると、このような記載がありました。
なるほどなるほど。「強盗だ、金を出せ」とナイフを突きつけたら強盗ですよね。刺されたりするかもしれないですもんね。
でも、「爆発物持ってんぞ」ってのもなかなかに恐ろしいワードだとは思うんですよね。
そんな中、同じページの中にこのような記載もありました。
なるほどですね。
であれば、今回の犯行自体は、その店員さんの反抗を抑圧するほどでなかったということなのでしょうね。
事実関係だけでは掴めないので、もっと詳しい事情が気になるところです。
採用された証拠類 ~〇〇するくらいなら刑務所の方がマシ~
おい、もっと頑張れよ!いや、頑張っちゃいかんか。
何を言っているかわからないってことで、「反抗を抑圧するほどでない」という評価なのですね。非常によく納得です。
皆さん、強盗と恐喝・脅迫の境目わかったかな?
しかし次に気になるのが、これくらいと言ってはいけないかもですが、わざわざ裁判にするほどかねという気もします。しかし、さらに驚きの情報が出てくるのです。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?