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テレビを見ないときめた日

家にひとりでいるときも、なんとなくつけてしまうテレビ。見るとはなしにでも、視野の片すみに居すわって見入ってしまうこともある。

じゃあ、つけなければいいじゃない。そうなんです。昨日、家人が留守だったこともあって、そう決めた。

会社から帰って食事とあと片づけ。洗濯は機械が、掃除はルンバがやるにしても、洗濯干しと部屋の片づけがある。それに風呂洗いをあるていどきちんとやっておかないと。小言がこないように。

ようやっと終わって、水割り片手に本を読む。遠い国の戦争、歴史は繰り返さないとはいうものの、第二次大戦の「独ソ戦」(大木毅さん)がヒントになるという記事をみつけて図書館で借りた。

独ソ戦は通常の戦闘だけでなく、住民虐殺や捕虜虐待など悲惨なことが起きた。それはお互いの世界観のちがうイデオロギーが前面にでたからだという。今回も「どうも普通の戦争ではないようだ」と著者は感じている。

ほんの10数ページ、ドイツがソ連に侵攻する前に寝入ってしまった。ニュースでよく耳にする戦地や、そこの状況を感じとるまでには本の先は長い。

テレビを見ないと決めたから、スイッチをいれることもなく一日が終わってしまった。この決めごと、時間を有効に使えたように思えて、気に入りました。