食品衛生について
こんにちは!
海外に来て、そろそろ2ヶ月が経とうとしています。周りからは英語話せるようになったんだとよく言われますが、本当に全く話せません笑
意識していることといえば、とにかく「人格を変える」こと。話しかけまくる。これだけ。
語学については継続して勉強中です。NZの中でも観光地というわけではない、非常に閉鎖的な町で生活しているため、周りの人は話すスピードが早すぎて聞き取れない…。私自身、まだまだPoor Englishです。インプットもっと増やさないといけないです。
話は変わり、突然ですが
『衛生って何ですか?』
特に食品業界で働いておられる方に対しての質問です。
これは私自身が食肉業界に入った頃、研修として約2ヶ月間食肉卸売市場(食肉流通の核となる仕事)で働かせていただいたときに同じことを質問されました。
当時、私に質問してくれたのは品質管理部門で課長をされていた女性でした。
かなり広義な質問で更には急に聞かれてとてもビックリしたのを覚えています。そんな中、私は5SやHACCPなどといった衛生管理におけるマネジメントについて説明し、的を得ていないことを答えとして、その方に話してしまいました。
もちろん返答は
「全然わかってないねー」でした。
続けて
「人が生きていく上で生活の3大要素は衣食住だよね!極論を言うと着るものがなくても生きていけるし、住むところがなくても生きていける。ただ食べるものがないと生きていけない!」と言われました。
確かにと納得している内に加えて、
【「衛生」とは
読んで字の如く"生きることを衛っている"】
と教えていただきました。
最後にお願いがあると言われ、
「私たちの仕事は品質管理する仕事。現場で製造する人(職人さん)からすれば、我々が指摘したりなどをする影響で時には製造作業のスピードを落としてしまうことがある。いわば製造部門と品質管理部門は相反する場面がある。ただ、生きることを衛っている以上、我々の仕事には責任がある。譲れない部分がある。このことは食品を取り扱う以上忘れてはいけないし、教えていってあげてほしい」と言われました。
今でも私はこのやり取りを鮮明に覚えていて、これは絶対伝えていかなきゃいけないと当時使命を感じたのを覚えています。
海外の食肉加工の現場で働き始め、徐々に日本との違いがわかり始めてきました。情報量が多く、1つ1つ咀嚼して、自分の中に落とし込む毎日を過ごしています。
今一度、食品を取り扱う私たちの仕事は生きることを衛っている。ということを理解して誇りそしてプライドを持って勉強していきます^ ^
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