奥入瀬渓流花盛り その2 24/5/16
昨日に引き続き花盛りな奥入瀬をご紹介。
今日は足元で咲く可憐なお花達が主役です。
冒頭の写真の花もこの喘息薬種という花。
初見で正しく読める人はいないかも?
喘息の薬の種と書いてズダヤクシュと読みます。
信州の方言で喘息のことをズダと呼ぶそうで、喘息に効くことに由来します。
東北三大祭りのひとつ、秋田竿燈まつりの竿燈を思わせるステキなデザイン。
こちらはホウチャクソウ。
宝鐸はお堂や塔の屋根の四隅に飾られる大きな鈴のことで、なるほど、確かに似ています。
ヴァルトマイスターと呼ばれるハーブリキュールがドイツでは知られていて、ビールやワインの香り付けなどに使われることがあるそう。
その原料に使われるのがこのクルマバソウです。
車輪を思わせる葉が花に負けないぐらい可愛い。
大きく湾曲した葉脈が入る葉を、鶴が翼を広げている様子に喩えた事からマイヅルソウ。
北海道で出逢えたタンチョウは翼を広げた姿は見せてくれなかったけど、2羽揃って優雅な歩調で歩く様子がとても印象的でした。
茎と葉っぱ1枚が翼をたたんだ胴体と脚、花と花茎が首から顔の部分だと思って見ると、鶴の立ち姿のようにも見えてくる気がする。
名前の由来を通して植物観察をするのもなかなか楽しいもので、昔の人達の豊かな感性をちょっと覗き見しているような気持ちになれます。
理解に苦しむものもたまにあるけどね!笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?