広島県民、うどんを喰らう!#97
愛媛を愛しすぎた広島県民。それが私。
愛媛を愛しすぎた広島県民が、讃岐でうどんを食いまくった中でリピートしてるお店を幾つかご紹介。
前置きすると、広島から愛媛に赴任して来たのが2016年なのだが、私が当初担当したのが香川県だ。
約2年という短い期間ではあったが、毎週二泊三日×100週間なので、200泊である。
昼と夜は大抵うどんを食べたので、そこそこの数のお店を訪ねたとは思う。
香川県
うどん店 578店舗
人口一万人あたり 5.09軒(日本一)
※次点 山梨県
コンビニが442軒(2019年)なのだから、いかにうどん店が多いか分かるだろう。
私も100軒近くは回ったが、正直完全制覇する気力はなかった。それくらい多い。
そもそも何でこんなに多いのか?
誰もが抱える疑問だろう。
答えは「空海」だ。大陸で修行を終えた空海が、大陸文化を持ち込んだ事が大きく影響している。
そして「良質な小麦が取れる、イリコが取れる、塩が取れる、小豆島で醤油が作られている」という条件が重なり、うどん文化が生まれた。
だから讃岐うどんは基本的にいりこダシだ。国内のうどんはほとんど鰹ダシなので、その点は明確に違いがある。
遠方から来られる人は「ぶっかけ」を好んで召し上がるだろうが、ぶっかけだと甘めなので折角のイリコだしの味が感じられない。
とにかく讃岐うどんは「冷やかけ」一択だと私は思っている。これは絶対だ。
なのにこれから紹介するうどんは、冷かけじゃないのはご愛嬌だ。
①マルタツ手打ちうどん(東かがわ市)
マルタツうどんさんはセルフではない。フルサービスのうどん店。
香川でも珍しく和三盆を使った少し甘みのある出汁が特徴的。特にお店特製のお揚げを乗せたきつねうどんは絶対だ。
出汁がもうね、神がかり的な美味しさ。うどんツアーするなら、絶対に外しては行けないお店。
②麺処とらや(坂出市)
カレーうどんだ。我が麗しのカレーうどんだ。
香川県にはカレーうどんが有名なお店が幾つかあるのだが、個人的に一番好きなのがココだ。
水曜木曜定休という不安要素と営業時間が短いという問題点もあるが、それでもオススメしたい。
とにかくルウもうどんも美味いし、なんなら追加で白米をぶち込みたくなる程に食欲が刺激される。
ここまで美味しいカレーうどんは、そうそう無いと断言する。
③うどんバカ一代(高松市)
今や知らない人は居ない程の人気店、通称バカイチ。
有名店は避けようと思ったが、さすがにオススメしない訳にはいかない。
激ウマ、カルボナーラうどんだ。
※本当は釜バターうどん
熱々うどんにバターと卵と黒胡椒。
それを狂ったように掻き回して食う!食う!食う!
迷わず食えよ!食えば分かるさ!
④善や(よしや)
善やさんもフルサービスだ。以前は地元の人が足繁く通うお店だったが、ここ最近は他県の人も美味しさに気がついたようでかなりの人気店。
こちらの出汁がめちゃくちゃ美味しくて、キリッとした美味さ。強めのコシのうどんと輪郭強めのダシ(冷やしがオススメ)の相性がやばい。
他県の人でも入りやすい場所にあるので、訪問しやすいと思う。
⑤羽立(さぬき市)
読みにくいが羽立と書いて「はりゅう」と読む。
ここはとにかく天麩羅が絶品だ。うどん自体は香川では普通(香川でまずい店自体皆無なのだ)だが、とにかく群を抜いて天麩羅が美味い。
とり天(かしわ天)の美味いお店もあちこち食べ歩いたが、羽立は何度通ったかわからないくらい通った。
イカ天や野菜天もあって、常連さん達は色んな天麩羅を食べてるからとり天以外も絶対美味いのだろう。
私は一途なので、常にとり天一択だが。
番外編
安西製麺所(高松市屋島西)
安西製麺所さんは西村ジョイという大きな複合施設内にある。意外と迷うかも知れないので、とにかく西村ジョイを探して店内に入って欲しい。
ここまで紹介して来た①〜⑤は正直言うと爆発的に美味しいのだが、白いカレーうどんは、まぁまぁ美味い。
爆発的ではない、と言うとこだけ理解して欲しいのだが、とにかくインパクトがある。もちろん普通に美味いのだが、ちょっとイロモノ系ではある。
あと香川で普通に美味い=丸亀製麺くらいのレベルって事なので、誤解の無いようお願いする。
他にも色々オススメしたいのだが、また忘れた頃に続きを書いてみようと思う。
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