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ICUの授業って全部英語なの?

ICUの学生であることを伝えると、まず最初に「授業って全部英語なんでしょ?」と言われます。
「国際」基督教大学だからといって授業が全て英語で開講されているわけではありません。日本語で開講されている授業も英語で開講されている授業もあります。

ICUでは日本語で開講される授業をJ開講、英語で開講される授業をE開講と呼びます。今年度私が履修した授業のうち、3分の1がE開講でした。
どれぐらいの割合でE開講の授業をとるかは人によるので、ほとんどE開講の授業をとらない人もいれば、ほとんどJ開講の授業をとらない人もいます。E開講(あるいはJ開講)の科目を、卒業までに最低18単位履修しなくてはいけないという決まりがあるので、必要最低限のE開講(あるいはJ開講)の授業をとって卒業していく人も少なくありません。

J開講の授業でも、リーディング課題が英語だったり教科書が英語だったりすることが多々あります。逆にE開講の授業でも、講義中に日本語で説明がされたり、教員に日本語で質問ができたりする場合もあります。

仮にICUの授業が全て英語で行われていたら、私はICUを選ばなかったと思います。ICUは外から思われているほど英語中心ではありません。どちらかというと日本語中心で、大学から届く学生への情報も英語より日本語の方が充実していると感じることがあります。日英両言語を公用語としている大学なので、大学内のほとんど全ての情報がどちらの言語でも入手可能ですが、コミュニティによって日本語と英語の割合に偏りがあるのが実情です。ただ、ICUにいる人々の間では、どんな情報も英訳(あるいは和訳)をつけなければという意識が浸透していると思います。

ICUが日本語中心になっているのではないかという意見を書きましたが、私は日本語と英語の両方を大切にするICUのバイリンガリズムがとても好きです。ICUに行ったら英語しか使えないのではないかと思って入学を渋っている人がいたら「そんなことないよ!」と伝えたいです。

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