アナログモデリングってなんだ?

DTM関連のプラグインで比較的によく見るアナログモデリングという単語。これが何か気になる人もいるはず。

実機の挙動を再現して音も再現する

説明するならこの一言で終わる。

ソフトウェアが当たり前になると、実機では作れないようなものが普通に存在してくる。そういう流れの中、でも実機の良さも再現できるんじゃない?って製品だと思っておけば間違いない。

ちょうど2000年ぐらいにCPUがギガヘルツに突入し、音の編集だけでいうとマシンパワーとしては必要にして十分というころ。当時はまだ「実機っぽい音」を再現する製品があるぐらいで、基本的にはソフトウェアだからこそ、という物が多かった。

そこで開発の流れとして
「マシンパワーこれだけあれば実機の回路ごとエミュレートできるんじゃね?」
というムーブメントが生まれていた。
そう、実機の音ではなく実機の動作そのものをマシンパワーで再現すれば結果として同じ音になるんじゃないか、というそれなりのパワープレイがことの発端だったのだ。

事実、理論上はたぶんそうだろう、を突き詰めて行った結果が今に至っている。

教える立場なのでできる限りはワークショップなどで教えた内容を説明していこうかなと。地方の人やワークショップに事情があって参加できない人たちへのサポートが今後もやっていければと思っています。