2024.5.4

同期のある2人はいつも映画に誘ってくれる。今回見たのは「砂の器」。大学生のときu-nextで見たけど途中でそっと停止ボタンを押した。昔の映画は早口でなにを言ってるかわからない。だけどこの2人とならどんな映画だって見れるんだ。1つのMRIの中に3人で入ることも可能さ。たとえ、ひとりぶんの検査結果しか出ないとしてもね。

見終わって3人で色々喋る。そのうちの1人が教えてくれた。松竹は大衆向けの映画を作るのが得意で、砂の器はそのど真ん中をいってると。彼らは映画の裏にヒドゥンされてる背景や歴史を知っているから、その視点を共有してもらえていつもありがたい。

砂の器が面白いかは別として、すごい映画だということはわかった。ストーリーはもちろんのこと、風景を切り取る画角へのこだわりがひしひしと伝わってきたし。だから、わざそうしてるのかってくらいアート性が欠如していたのは見なかったことにする。恋人に浮気のことを尋ねられたピアニストがピアノをひいて誤魔化すシーンは笑った。結局、ピアノって面白い楽器なんだ。

お昼に池袋で中華定食を。ごはん3杯おかわりしました。デザートはなかったけれど、中華料理屋で飛び交うはずのない言葉たちを聞けて大満足。ここには書かず心に留めておくことにする。


銭ズラ