見出し画像

日航123便墜落事故(事件)㉞〜事故の真相を追求し続ける元・日航客室乗務員にしてノンフィクション作家の青山透子さんのブログより。元・日航社員の告発文におけるモヤモヤ、他を書き出してみる

青山透子さんのブログ(5月8日付)に掲載された元・日航社員の告発文を、あらためて読んでみた。自分なりに感ずるそのモヤモヤその他を順に挙げてみたい。

「私は元日航社員でSと申します。昨今のJA8119号機墜落の真相究明の機運に啓発され、長年わだかまっていたことを表に出し、後世のためになるよう当時を詳しく知る人たちと連絡を取り合い、証言を収集しております。また、裁判後、過去半年ほどの間に入手した情報について、相当重要なものがありますので、単なる投稿の形では勿体ないと考え、「明らかにする会」の公式HP経由で連絡を取らせて頂きました。ご活用頂きたく存じます。」

【織田コメント】「相当重要なもの」という言い方書き方をするものに限って、案外大した重要じゃないケースはおうおうにしてあるわけだが。

「日航は事故調の隔壁破壊説を123便の墜落原因として今日に到りますが、広報を含め社内で業務上事実を知らなければならない立場の部門や者は、当時からミサイル衝突の事実を知らされていました。それでも加害者だけは自衛隊ではなく米軍とされていましたので、仲間内ではそれを信じて「ずっと先の世で明らかになるのだろうが、今は黙っていなくてはいけない」と思考停止して、善悪の軸のずれた事を言っていました。」

【織田コメント】国民のみならず日航も騙されていたという。かのアメリカ政府や米軍は、そういった日本の一部の「米軍が悪」なる卑劣なコンセンサスに気づかなかったのだろうか。腑に落ちない、不思議な話である。

「首相や政府としては、近い関係者にさえ自国の行為による衝突から撃墜に至る真実を隠して、国民に与える衝撃や不信感を避けて「米軍なら仕方ない」という雰囲気に持っていきたかったのでしょうが、やはりそれは失態を犯した我が身を守る責任回避のための方策です。」

【織田コメント】「米軍悪の結論」はアメリカにバレてもマズイが、日本国民にバレてもマズイ。ウソの上塗りが酷すぎる。酷すぎて、押し通すのは到底無理だろう。

「日航は隔壁説を取っても社員を刑事訴追しないという約束と、その後の経営支援だけは政府と取り付けていましたが、我が身を冤罪にしてまでどうして同意したのか普通では理解できません。これは役員への脅しや、国策会社ゆえに大株主の政府に言われただけではないはずで、確かに最初の内は抵抗していました。社内でも整備部門を中心に大きな議論がありました。」

【織田コメント】「我が身を冤罪にして」というのは日々の点検整備のミスを指すのか。世間的には「ボーイング社の修理ミス」という印象のほうが強いと思われるが。

参考画像。事故調査委員会報告より


「日航は今現在、追及を逃れ自白を拒んで黙秘を続けている被疑者の状態と言えます。ここに至っては誇り高き法人として自首するべきであり、それは元社員としても願いです。520人の殺人事件であることは明らかだからです。」

【織田コメント】同意。

「裁判について、なぜ、それをいまさら追及するのか、なぜ和解したのに再び蒸し返すのか、と言う書き込みやフレーズが出回っているのは、それを私たちが書かされ、言わされてきたからです。本当にすみません。」

【織田コメント】ワタナベケンタロウ動画などにも出てくる「事故調査委員会派の工作員」の親玉元凶が彼らだったという。遺族の思いを考えたら「本当にすみません」では済まされない。

「ご遺族を懐柔して、絶対に吉備素子さんとは組まない様に裏で手を回すよう、他の遺族にいうように強く命令されてきました。御巣鷹の尾根に慰霊登山して、もし墜落原因に疑問を持つ人がチラシをまいていたとしても、絶対に無視するようにと、ご遺族に言うように、命令されてきました。」

【織田コメント】無視するよう働きかける人間は何人もいたという。辻褄は合う。そういう人間、動きはどのように組織化されていたのか? そこを明かさないと消化不良。

日航安全啓発センターで紹介されている説明と展示は虚偽であり、全て将来に亘る身分保障のための、日航と政府の宣伝広報(プロパガンダ)です。」

【織田コメント】悲惨さを強調するべく、事故時のものじゃないものも展示されているということか。

「倒産時に遡りますが、日航はそれまで扱いに困っていた、うるさい(内部ではそう言っていました)8・12事故連絡会の責任者を懐柔しました。」

【織田コメント】責任者とはあの方のこと。

「上野村村長だった故黒澤丈夫氏の葬儀(2012(平成24)年1月22日)では、式に参列したM事務局長をJAL若手男性社員たち(本当はジャニーズ系のアルバイトも含む)が囲み、ニコニコし、Mの言うことを何でも聞くようにと、彼らに命令しました。そうやって手なずけた格好になっています。」

【織田コメント】「ジャニーズ系のアルバイト」ってなんだろう。ジャニーズの無名の新人タレントを使ってということか。そんなことまでするのか。だったら、悪質極まりない。ジャニーズ事務所の昨今の流れなら、当時参加した人で(元ジャニーズ)、そのいきさつを話してくれる人はいそうだが。

掲載文はあと少しだが、全文引用するのもアレなので、この辺で終わりとする。未読の方は、あとはご自身の目で確認していただきたい。

青山透子さんの著書の購入は以下より。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?