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日航123便墜落事故(事件)・第58回〜1982年、航空機整備の専門家が飛行機シンポジウムにて発表した「フライト・レコーダー・システムの解説書」。そこから知り得たこと
全日空整備本部(ほか各部署)に所属していた武政嘉治氏が1982年11月におこなった講演──テーマは航空機のフライト・レコーダ(原文ママ)・システム。文書として世に出たのは123便墜落事故の前年の1984年4月──をまとめたものがネットに上がっている。 123便のデジタル・フライト・レコーダー(DFDR)を検証するうえで非常に参考になる内容。ボーイング747に搭載のそれについて、あらためて認識するにあたり、「全日空機と日本航空機のフライト・レコーダーは違うもの」などと反論する
70年代以降、わが国で隆盛を極めることになった「僕小説」。その礎として、60年代に人気を博した「僕ソング」や「僕歌謡曲」があったに違いないという話
人気文学系YouTube『何か分かりづらいチャンネル』(2021年10月28日分)より。わが国における「僕小説」の隆盛は、庄司薫の芥川賞受賞作『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1969年8月10日発行)から始まるという論旨。 主人公の「僕」により語られ、物語が進行する小説が「僕小説」。『赤頭巾ちゃん~』嚆矢説に自分はなんら異論はない。 ただ、つけ加えて言いたくなったのは、その「僕小説」の礎と言うべき、60年代の音楽シーンにおける「僕ソング」、「僕歌謡曲」の隆盛について。歌詞の中
長年のファンにはお馴染み、松本人志氏が持つ「きっちりしい」な気質。ある種、徹底したその思考、価値基準と、例の花びら回転の親和性問題について考える
織田祐二 松っちゃんといえば、自他ともに認める筋金入りの“きっちりしい”気質で知られる ライター・ニイゼキユウジ(元祖「グラドル番付」企画の相方) “きっちりしい”な気質って、“きっちりしなきゃ気が済まない”みたいなこと? 織田 そう。関西弁でそう言うらしいが、過去の『放送室』などで、そういう言い方がなされ松っちゃんが自認している。彼なりに理不尽なものやコトが許せない中で、例に挙げると、小さい頃から甘い飲み物は認めないとか、特撮モノの怪獣が火を吐くのは到底理解で
オリコンの令和写真集売上ランキングで1位に輝いた田中みな実さんの『Sincerely yours…』。依然売れ続け、絶大な評価を得ている作品だが、ここはあえて、低評価の声を見てみることにして……
オリコンの令和女性写真集売上ランキングで、田中みな実さんの『Sincerely yours...』が1位を獲得。坂道グループを抑えてのそれは快挙と呼ぶしかない。 実際、今日のamazonランキングでも4位につけている。発売から4年以上経て、どんだけ売れるのか? まだ売れるんかい? という。 やはり、売れ続けるだけあって、作品の評価は高い。amazonのカスタマーレビューにはここまで3174件(異例の数字)もの評価がついており、低評価はほんの僅か、実に82%の者が「星4つ」
松本清張も作品で取り上げた戦後有数の不可解ミステリー「帝銀事件」。元死刑囚・平沢貞通氏が事件当時住んでいた場所を知って自分は驚いた
ネットで帝銀事件(昭和23年1月26日)に関するものをあれこれ見ていたら、事件当時、平沢貞通氏が住んでいた所が中野区宮園通2丁目32番地というのを知って驚いた。 現在、中野にそういう住所はないが、宮園通り(住所のほうは、“り”が無い)といえば、現・大久保通り。自分の住まい(中野区中野1丁目)からかなり近いのでは? と思われ、調べてみた。 以下は、ネットで見つけた昭和30年代の中野区の地図より。 これを見ると、実に、1番地違いの宮園通2丁目31番地が載っている。その隣の位
1966年後半よりアメリカのロック・シーンで生じたサイケデリック・ミュージック・ムーヴメント。その嚆矢は、ビートルズなのか、ドノヴァンなのか。再度考える
えーと、またその話かい? と言うなかれ。正直どちらでもいいし、いまさら100%証拠立てて論じるなんて難しいし、逆に、あの時代の混沌としたアメリカなら、ほかのバンドやアーティストという結論もあるんじゃないの? などとも言うなかれ(苦笑)。 引き続き自分はこだわりたい。以下は某ブログ記事より。 あるイギリスの雑誌のサイケデリック名盤(アルバム)ランキングにおいては、1位はザ・ビートルズの『リボルバー』。2位はドノヴァンの『サンシャイン・スーパーマン』となっている模様。
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