世界でいちばん大っ嫌いな


慢性的に自分の存在が気持ち悪く感じて、
死にたいという気持ちが目覚める

特に深い理由はなく、ただただ「生きること」を
受け付けてくれなくなる時期がある

Googleで「生きることが気持ち悪い」と
検索をかけては、自爆する

大体、僕のどうしようもない不安や憂鬱の
正体は、"いま"には居ない
もう変えられない過去であったり、
来るかも分からない未来のことである

いつまでも幼少期に言われた言葉のせいで
まっすぐに歩けないし、
いつまでもトイレで殴られたことを思い出しては
目の前の人 ひとりも信じることができない

いつかのために前借りをするから
あとでツケが回ってきて、
いつかのための脳内予行練習で
失敗しては布団に伏せる

"いま"にない、ありもしないことで蹲ってしまう

はやく開放されたい

その一心で、無責任な言葉でいいから
大丈夫だと言って欲しくなる
生きてても良いんだと言って欲しくなる

僕はあの人が思うより強くなくて、
自分で自分のことを大丈夫にする自信なんてない
目先の安っぽいものでいいから溺れたくなる
救済を待っている

人に言われた言葉に傷つけられているのに
人に言われた言葉に救いを求めようとする

そんな自分もぜんぶ大っ嫌いで
たぶんそういうものが根本にあって
それに気が付かずに

ただ無性に生きてることが気持ち悪くなる

無条件に愛されたかったーーー


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