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22『ジム史上最弱女がトップボディビルダー木澤大祐に挑んでみた』

#22  木澤さんノン・デリカシーエピソード4選

これまで7カ月のパーソナルですばらしい感動と学びがあった。同時に、数々の羞恥・恐怖・憤怒を味わってきたので、今までにひそかに溜まった鬱憤を晴らそうと思う。
小さいものまで拾うと膨大すぎるので、大きいやつを4つ紹介します。


【episode1】詐称疑惑

ジュラシックアカデミーでは悲鳴と雄叫びが日常茶飯事だ。多くのジムでは声出しはマナー違反として禁止されているが、ここに限っては「大声ごときで威圧感を感じる軟弱はいない」という思想のもと、暗黙で許されている。

ファンにこんなんつくられるレベルで
悲鳴が上がってる


だが、私に関しては使用重量が(人外達と比較して)軽すぎるわりにうるさいため、「嘘くさい」といういわれのない疑惑を向けられ、本当に追い込まれているのかを、セット後にApple Watchで心拍数確認された。
WNBFドーピング検査並の疑い方だ。嘘発見器に使用されるのは、ジョブズも想定外のことだと思う。

別にそれはいいとして、1日全体の心拍分布まで確認されて「この120のときは何してたんですか」「じゃあ、ここの130のときは…」とやられたときはまじで恥ずかしかった。

生活が全裸にされる


「鼓動回数で行動と心理状態を全把握される」という羞恥は、斬新すぎる。今までに経験したことのない汗をかいた。

恐竜独特の性癖による新手のプレイをされているのかと一瞬思ったが、単純にデリカシーという概念が欠如している結果なのは今までの交流で明白なため、「あー、それはプレッシャーでゲロ吐いてるときですね」などと臆面もなく答えた。でも、はたから見たらちょっと変態っぽいと思われるからやめた方がいいと思います。

そして最近はついに、声を出すと「変な声出すな」「声出す必要ない」「そういうのいらないから」という残忍な詐称断定を喰らっている。
人は苦しかったり痛かったりを無理やり乗り越えようとすると、声が出る生き物です。断じてわざとやってるわけではありません。

……………………

【episode 2】察し悪すぎ問題

私はレッグプレスを強烈にやると、なぜか股から血が出る。腹圧の関係なのか摩擦かわからないが、医学的に調べて異常はなかったけど出る。それを恥ずかしながら木澤さんに相談したところ、

「股?股ってなんですか?どこ?」

というコース外の返事がきて、焦りのあまり危うく女性器の俗称をダイレクトに言いそうになった。
何回「股です」と言っても食い下がるので、「内部からです!!!」という機転の効いた代替語の絶叫によりやっと伝わった。日本語の語彙の広さに感謝だ。

「赤貝」と「下の口」は載せたやつ馬鹿だろ


そのあと自分で聞きまくったくせにすごく気まずい顔をしていたが、言いにくそうにしてる時点で気づいてほしかった。女性リタイア率90%のパーソナルは伊達ではない。
男性の心を察する力の低さはよく話題に上がるが、木澤さんはその2.5倍はない。無神経さとテストステロン値は、比例があるのではないかと思う。

だから、これからジュラシックチャレンジしようという女性は、一切の恥じらいを棄てて“漢”として臨むといいと思う。私は木澤さんに、「私のことは杉中選手だと思って接してほしい」といってある。
結果、そのとおりにボロクソに扱われている。

……………………

【episode 3】信頼度ゼロ

木澤さんが動画でボディビルダーの筋肉の触り方を伝授していた。


それをみた私はもちろん、喜び勇んで申し出た。全ボディビルファン大好きのやつ、“プルプル・ガチン”をやって欲しかったのだ。


「え、絶対嫌だ」

嫌だ!!!!??? ボディビルダーの伝統であるおさわりに拒否とかあんの????
しかも絶対ってなに?即答での拒絶に思わず「ハァ!!???」という、ちいかわのうさぎの声が出た。

「あなたはなんか、嫌です。そもそも大して僕のファンでもないでしょ」

「あなた、ファンだとか言ってるけど僕のグッズも持ってないし、セミナーにも来ないし、そんなんファンじゃないですよ。なのに、なに便乗しようとしてるんですか」

これまであらゆる木澤さんの映像を鑑賞し、記事を漁り、全日本観戦に参じ、ジュラシックカップに参じ、月2でクソ辛いパーソナルを受ける真のファンに向かって何という暴言。

1/3どころか1/10も伝わってない

もちろんこんなのは単なる言い訳で、実際、パーソナルに来てる人に二頭筋を触らせている場面を見ている。木澤さんは使った金の額でファンサを変えるようなみみっちい男ではない。

これは率直の言葉で言えば、


「お前の“触る”は下心を感じるためお断りする」

「てか、なんかチンコとか触ってきそう」


という意味だ。簡単に言えば、人間性を疑われている。本当に筋肉を知りたかった純粋な気持ちからの行動で、自分の信頼度の低さを知る羽目になった。

思い返せばたしかに、「競技者に対するリスペクトがない」「ファンの域を逸脱している」「普通に失礼すぎる」といったファンレターをよくいただくが、私ほど競技者の方及び、木澤選手にリスペクトをもっている人間はそうは居ないと自負している。

あとの2項目はまじで仰る通りだと思うけど、このブログだって毎回配信する前に木澤さんに内容了承とってるし、なんなら企画の段階から相談してる。ちゃんと手順を踏んですら失礼なだけだ。断られるわけだ。

でもこれ本当に本当に腹立ったので、セミナーに予約を入れました。今度どこかに出没します。これで堂々とファンを名乗れるので、またおさわり再チャレンジします。断られたら泣きます。

……………………

【episode 4】圧倒的無関心

木澤さんはまじで人の話を覚えない。
というか、自分で発した言葉すら覚えてない。雑談で話した内容に至ってはほぼ100%で忘れているため、何度も同じ会話をする。トレーニングにメモリーのほとんどを使っているため、それ以外は些事として記憶しないのだ。

常にこれ

今まで忘れられたものを挙げたいと思う。

・どこ住みですか → 5回
・出身地どこですか → 2回
・要確認事項の既読無視 → 3回
・約束した内容忘却 → 2回
・ブログって今、何話でしたっけ?え!?そんなに!? →3回
・次って入ってましたっけ →14回

人は、こんなに人に無関心になれるのかと驚く。私は1回話したことや見たことを絶対に忘れないので、余計にその薄情さを際立って感じる。
木澤さんに会った人で、同じ気持ちになっている人がいたら安心してほしい。ぶっちぎりで私が一番忘れられている。

しかも、何故か覚えていてほしくないエピソード(ツイッターでのクソ発言や過去のやらかし等)だけ覚えている。多分、相当興味深いと思ったことしか残らない。
木澤さんに何か話しても、まず覚えていないと覚悟しておかないと結構ショックを受けるので、そこは周知しておきたいと思う。

宮沢衆院議員のほうが誠実レベル


以上、ただただ憤懣を書き連ねた回を終わる。失礼極まりない内容だが、多分、一時間後には忘れてるから大丈夫だ。

今回もパーソナルは死にました。あとトレーニングシューズ忘れました。あとバーベルプレスで「これが挙がらない人、人生で初めて見ましたよ」「幼稚園児より弱い」と言われました。


また再来週がんばるぞ。今泣きながらこれを書いています。

#23につづく

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