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『六条さんのアトリビュート』5月号(2022)感想

 どうも、ほうらいです。
 今月号はかなり深い…というか考えさせる話で、中々感想が書けずにいましたが、とりあえず書いていこうと思います。
 ちょっと、今回はあまりいい感想になりそうにないので、関係ない話はないです。
 ただ、双石さんカウンターはあります。


 双石さんカウンター:33

 うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!可愛いいいいいいいい!!!!!!!!!
 笑顔!笑顔ですよ!!!スマイル!!!スマイル!!!これにはケンゴ君もにっこり。
 まさか一コマ目にして最高の女神を見れるとは…先生ありがとう…生きててよかった…。
 正直、ここ最近自暴自棄になってたから、心と骨身に染みるぜぇ…。
 一コマ目の満面の笑みもいいけど、二コマ目の笑顔もまたいい…可愛い…。

 さて、双石さん狂いはここまでにして、本編の感想を書いていこうと思います。

 今回は思い切り物語の主軸に触れた回でした。
 六条さんの過去、そしてこのみちゃんのお父さんの過去。
 それらが絡み合っていたという…衝撃的な話でしたね。

 特に過去を思い出しかけた六条さんがキレ散らかす(言い方がひどい)、しかもこのみちゃんに対してかなり強い言葉を使って拒絶していました。
 垣間見えた六条さんの過去の周囲の人たちのセリフを読むと、何とも酷い環境にいたんだなぁ…と率直に思いました。
 それを考えると、このみちゃんに対して放った強い言葉は生前の六条さんの心の叫びで、思い出したくない事なのかもしれないと思いました。

 つまり六条さんが生前の記憶を何も持っていなかったというのは、何も覚えていたいことがなかったか、覚えておきたい事も嫌な事が紐づいて来てしまうから全部忘れるようにした。と考えれますね。

 シャーロットさんが今月号で言っていた、ゴーストは何かしらの未練をもって現世にいるという事。
 今回の話でその点は余計に謎になってきました。
 絵を描くことが好きなので、もっと描きたいからいるのかもしれませんが、前述した過去の一部の事を考えると、別に未練なんてもの無いように思えますからね。

 そして、このみちゃんのお父さんがあげたと見られるぬいぐるみ。
 六条さんの元にあったという事は、六条さんとこのみちゃんのお父さんはかなり親しかったのかもしれません。
 逆に、あまり親しくは無かったかもしれないけれど、生前で、数少ない六条さんに寄り添ってくれた年の同じ人だったのかもしれませんね。
 ぬいぐるみを見て、このみちゃんのお父さんの事を思い出しかけていますが、嫌な思い出の方も同時に出てきていますからまだわからない事ばかりです。

 ただ、このみちゃんのお父さんが絵本で描こうとしていた事が何か予想できそうな気がしてきました。
 六条さんが見た目通り高校生時に亡くなったのだとし、自殺などと言った方法でこの世を去ってしまっていた場合、このみちゃんのお父さんは六条さんの事を描こうとしていたのかなと思いました。
 それは六条さんが死んでしまいました、という話ではなくて、六条さんが幸せに過ごせる話を考えて描いていたのかもしれない…。

 一個人がぬいぐるみを他者にあげるなんて、どういった場合なのでしょう?誕生日?クリスマス?まあ色々あるとは思いますが、周囲の人間が六条さんを僻んでいた中、ぬいぐるみをプレゼントしようとするくらいには気を向けていたわけですから、急に亡くなってしまったら、心に深く残る事もあるでしょう。

 そもそも、このみちゃんのお父さんの特徴は大学時代には周りの事にはドライで、絵を描くとき以外にはボーっとしていた。そして絵がものすごく上手で時々子供っぽい所を見せる。と言った感じです。

 どうにもぬいぐるみを人に渡すようには思えません。いや、これは僕の勝手な妄想なんですけれど。
 時々見せる子供っぽさがそれなのかもしれませんが、ぬいぐるみを渡すのが子供っぽいかと言われればそうでもない気もします。

 何なら、子供っぽさが本来のお父さんの性格で、ボーっとしたり周囲にドライだったりしたのは六条さんの事が原因だったのかもしれない…と考えた方が自然な気までしてきます。

 完璧に僕の妄想なので、このみちゃんのお父さんの性格や絵本の事が六条さんの過去に関係ないなんてこともあるかもしれないですし。
 流石に、全く関係ないなんてことは無いと思いますけれどね。

 兎にも角にも、今月号は双石さん、シャーロットさんも巻き込んでのかなり物語が進む話であったのは確かです。
 終わり方も、六条さんとこのみちゃんが喧嘩したまんまでしたし…その後の展開にドキドキが止まりませんね。

 最後に、一つだけ気になっているのはこのみちゃんが六条さんに、自分のぬいぐるみとお父さんについて聞いた時の六条さんの反応ですね。
 「あの時、なんであんな」みたいな事を六条さんが呟きながら、頭を抱えている六条さんと心配そうに見るこのみちゃんのシーンを回想しているわけですが。
 六条さんは昔の事を思い出しかけた事に対して何でと呟いていたのか、それとも思い出しかけた時にこのみちゃんに怒った時に放った言葉なのか…どっちなんでしょう。
 どっちでもないかもしれませんが、ここが気になりますね。
 
 次の『六条さんのアトリビュート』が楽しみです。
 双石さんもね。

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