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超個人的、今日のおすすめの本『好きな子がめがね忘れた』


 こんには、おぐり丸です!

 もう四月になり、春の訪れを感じさせるように暖かくなってきましたね。

 新学期が始まったり、会社に入社したり、新しい事が始まる季節であり、そういう月だと思います。

 そんな中、今回おすすめする本は、『好きな子がめがねを忘れた』です!

 2023年にアニメ化もされた本作。何と近日に最終巻が発売され、物語が結末を迎えます!(2024年4/6現在)
 アニメでは中々もどかしいシーンも多く、じれったーい!と思う場面で皆さん悶えたと思いますが、原作では同じように悶えれます。大丈夫です。
 では、紹介していこうと思います!!

作者

 藤近小梅 先生です!

・あらすじ

 同じクラスの隣の席に座る三重さんの事が好きな小村くん。日々思いを寄せる、とある日三重さんがいつもかけているメガネを忘れて学校に来ていた!
 緊張しながらも、隣の席に座る者としてその日のサポートをする事に決める。
 何とか一日を潜り抜けるも、なんと次の日も三重さんは眼鏡をかけていない!?それから眼鏡を忘れる日は三重さんのサポートをし続ける小村くん。
 その想いが天然な三重さんに伝わる日が来るのか…。

主要人物

 小村 楓…主人公。三重さんが好き。とても優しい。

 三重 あい…ヒロイン。普段は眼鏡をかけているが時々忘れる。とても天然。

 もっと、キャラクターは登場しますが、一応主要で軸の人物はこの二人です。
 それこそ、東くんやあすかちゃんなど濃い人たちが沢山登場します!

概要

 この物語は藤近先生がTwitterで発表し、話題になり月刊ガンガンJOKERで連載されております。
 ジャンルはわかりやすく”ラブコメディー”でしょう。若しくは学園モノ。
 舞台は中学校!なんとも若いですね。序盤は二年生の四月頃からです。

 視力が低い三重さんと好きな人のために頑張る小村くんの甘酸っぱいラブコメで、物語が進むごとに二人の関係性が段々と変化します!
 アニメでも放映されましたが、校外学習で距離が縮まり、関係性が少し変わるところは、原作漫画でも屈指の名シーンとなっております。
 ある意味、前半の二人の区切りともいえるストーリーでもあるので、漫画を読もうと思えたのなら原作の四巻まで読んでみるのも良いかもしれません!

 全十二巻になるであろうこの作品の大きな魅力は、もどかしい二人の距離と言えるでしょう。
 先程も言った通り校外学習で関係にひとつの区切りを見せるわけですが、夏休みや水族館へのお出かけ、夏祭り…文化祭など学校行事などでちょっとづつ近づき、変わっていく関係性を「じれったいなぁ!」、「かわいい!」、「もどかしい!」、「尊い!」と思いながら読んでいくわけです。
 いやぁ、人生が楽しくなりますよ。

個人的おすすめポイント

 私、実は漫画や小説、アニメにおいて尊いという事がよくわかっていないのです。
 なんだか、可愛いとかカッコいいとか、しびれるとかはわかりますし、泣けるとかも充分理解できます。エモいとかもね。
 でも尊いって何か難しいんですよ。それこそ可愛い!じゃダメなのかなとか思ってしまいますし、どういう事なのだろうと、長年共感と理解ができない感想だったわけです。
 ですが、この漫画を読んだ時、「あぁ、これが尊いって事なのかな?」と感じたのです…。
 何と言うか、もどかしくも少しづつ、少しづーつ進んでいく二人の関係性、教室には沢山人がいるはずなのに、何故か二人だけの空間の様に感じる甘酸っぱさを感じた時、これが尊さか!と。
 そして、中学生というのも甘酸っぱさにプラスな効果を与えてくれてたのではないかと思っています。
 高校生というある程度育ったわけではない、小学生程幼くもないという曖昧な時間であるからこそ、尊さという人によって感覚が変わる曖昧な感情を感じることが出来たのだと、私は思います。
優しい小村くんと、天然な三重さんの尊さ、可愛さにきっとハマる人には深く刺さると思います!


 もう一つのおすすめポイントは、元々がTwitterで公開していた漫画という事もあり、コマが大きく読みやすいという点と、アニメなどとは違う、原作漫画でのテンポの良い掛け合いがとても面白いという点です!
 特に掛け合いに関してはアニメでの人間が実際に喋ってできる間というのと、漫画における文字と絵の間では全く違うので、同じ話でもきっと面白さが変わります!
 それこそ、二人がいい雰囲気になるシーンだって、アニメや漫画での時間の流れる感覚が違うように感じられると思います!

さいごに

 私たちが見れる、この二人の物語は中二の春から始まり、中三の冬に終わります。
 ですがこの二人の人生はこれからも続くのです。
 そうやって想像ができるのも、藤近先生が作り上げた世界がただ主役たちだけが生きているのではなく、二人に直接は関わらなくても様々な人が生きているのだと読める世界を創り上げたからです。

 ラブコメが好きな人も、日常系の漫画が好きな人もきっとお気に入りになる事と思います!
 ちなみに、私は既にロスに近いです。まだまだこの二人の甘酸っぱい物語を見たいと思ってしまいます…。

アニメからでも、漫画からでも、きっと楽しめる世界だと、私は思います…!!

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