🏍【海外レースレポート】CIVイタリア選手権🇮🇹第5戦ムジェロはクラス6位（←記録更新😊）

2022年10月13日 12:11

　オージーケーカブトはオートバイ用／自転車用ヘルメットのメーカーです。各ジャンルの競技で活躍するライダー、アスリート、個人やチームにヘルメットをサポートしています。いまKabutoが応援する、各シーンで頑張っている「人」を通じて、競技や選手を知っていただきたく、本人によるレポートやコラムなどを掲載していきたいと思います！

　今回は、若干19歳、単身イタリア🇮🇹でオートバイレースの選手権にチャレンジを始めた元生徒会長ライダーの川﨑祥吾選手によるレポートをお届けします！
（▼第1回自己紹介編）

🏍第5戦、ハタチで迎える2回目のムジェロ🇮🇹

みなさんこんにちは！
川﨑祥吾です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回はCIV イタリア選手権第5戦、ムジェロラウンドのレースレポートです！

　今年2回目となるムジェロは、イタリアの中西部に位置したフェラーリが所有するコース。第3戦を思い出してみると、木曜日の一本目に転倒して、そこからなかなかペースアップに苦戦したんでした。ここムジェロから新しいツナギメーカーと話し始め、皮ではない新素材のレーシングスーツを使わせていただいているんですよね。

　私事ですが、実は今回のレースウィーク前、9月12日に誕生日を迎え20歳になりました。
　出発前、「もう20歳だから、しっかりと結果を残していかなきゃいけないぞ」と意気込んでいました。ところが週末の天気予報では、土曜日まで雨予報。せっかくの気合いが一気に抜けちゃいそうでした。自分は比較的晴れ男だと思っているんですが、どうも今年は雨のセッションが多くて、晴れ男がどうも怪しくなってきました…。

　木曜日、朝から雨かと思いきや、降ったり止んだりの微妙な天気。前日に四輪の走行があったことも重なり路面コンディションは最悪。ちなみに2輪と4輪では地面へのタイヤの働かせ方が少し違うので、一般的に4輪が走った後は2輪はとっても滑りやすくなってしまうんです…。
　1、2本目はともにハーフウェット。3本目はドライでコースインするも、1周目に雨が。路面はかなり滑りやすかったですが、同じKabutoライダーで今回と次回、イタリア選手権にスポット参戦するという大久保光先輩の後ろにつかせてもらって、レインコンディションのデータを取ることができました。

⏱予選では、転倒もあって後方に

　そんな感じでドライで走れないまま金曜日に。FP1ではまだセッティングが甘い点があり、タイムが出ませんでした。予選1はFP1での問題が解決したのを確認して一度ピットイン。タイヤ交換の後アタックをしましたが、攻めるあまり下りコーナーでラインを外して転倒。少し冷静さを欠いてしまっていました。

　土曜日は朝から雨。「これならフルウェットだし勝機はある」と思っていたら雨は予想外に強く予選2はキャンセル。ところがレースの2時間前くらいにあがる。こうなると、乾くか乾かないかの微妙なところ。嫌な予想が当たってしまい、レースはとっても中途半端な路面コンディションに…。
⏱予選 - 26位 (600CIV 8位)

🏁決勝レース1は冷静に攻めきる！

　まずは前後レインタイヤで出発。ドライタイヤでもいけそうだと感じたのでグリッドでリアのみドライへの変更をメカニックに伝えるも、周りはみなレインタイヤ。結局そのままスタートすることに。
　レースでは、若干濡れているところのせいで思うように攻め切れませんでしたが、冷静にペースを刻んでなんとか前に追いつきました。そこから一台パスして16位。さらに上に行きたかったんですが、そのままチェッカー。
　予選26位からなので10台以上をパスすることに成功。結局、今期のレースでは自身最高位をマークできていました。
🏁レース1 ‒ 16位 (600CIV 6位)

🏁気合い充分の、決勝レース2は…なんとキャンセル?!

　日曜朝のウォームアップアップでは速いライダーの後ろで学びながらマシンの最終調整。新たな改善点も見つけられました。

　今回はタイムスケジュールが押し気味だったこともあって、ピットウォークがかなり短めに。（毎回楽しみにしているので少しショック）600クラスは一番最後。時間的に少し余裕があるので、ピットウォーク後にもう1人の日本人フル参戦ライダーであるジーンターナー・ケントくんのところに行ってきました。もちろん光くんも誘って3人で。日本人で輪になって喋るのは久しぶりで、とても楽しかったです。

同じクラスにスポット参戦する大久保光選手（右）とPre Moto3クラスに参戦中のジーンターナー・ケント選手（中）

　迎えた決勝レース2。
前クラスの赤旗中断もあって、スケジュールが若干押し気味でいざレース。スタートは比較的うまくでき、外側から数台のパスに成功。なんか後ろのライダーから追突されたりもしましたが、気にせず前に出ました。
　すると2周目にいきなり1コーナーで大きな砂煙が。クラッシュでしょうか。少しして赤旗が提示されました。

　20〜30分待って再開、ピットオープンも、なぜか再びクローズ。またピットに戻されてしまいました。さらに20分ほど待って、再開。
　2回目のスタートもばっちり決まり「さあこれからだ！」と思っていたら、次の周の1コーナーで前の3台が転倒?!　自分もリアタイヤがかなり滑って転びかけたので、オイルかなにかが漏れていたのでしょう。案の定、またも赤旗中断。で、そのままレース2はキャンセルとなってしまいました。
　あるカメラマンさんの情報によると、赤旗中断して再開前にコースチェックに入った、なんとセーフティーカーがオイルを漏らしたのだとか？　なんのこっちゃですね...。
🏁レース2 ‒ キャンセル

🏁次は最終戦のイモラで、さらに上へ

　土曜日は少し悔しさが残り、日曜日はレースがキャンセル。なんともいえない週末となりましたが、レース1では自身の最高順位を更新できました。次の最終戦イモラは地元ライダーも十分な走行できていないサーキット。いつもより有利な状況なので、さらに結果を更新できるよう頑張ります！
　今回も最後まで読んでいただきありがとうございました！！

👇第6戦イモラ「ヒヤヒヤの最終戦！」

👇第4戦ミサノ「初ナイトレース！」

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