🏍【GPレポート】🏁＼大西洋を望むリゾート地で、ついに2023シーズン開幕！／ー2023 Rd.1 ポルトガルGP🇵🇹

2023年4月1日 19:57

【Kabuto GPレースレポート】
＜2023MotoGP™ 第1戦🇵🇹ポルトガルGP＞

2023年3月24~24日、南ヨーロッパイベリア半島のポルトガルにおいて、待ちに待った世界最高峰レースの2023年シーズンがついに始まりました。

モーターサイクルレース界における、トップレベルのコンペティションにチャレンジする2023年、KabutoはMotoGPクラス、Moto3クラス、そして今年から世界選手権となったMotoEクラスにおいて契約選手をサポートします。

🏁第1戦のアルガルヴェはハイスピードな“ローラーコースター”

イベリア半島最南端、大西洋に面したリゾート地として知られるアルガルヴェ地方ポルティマオで開催されたポルトガルGPは、ライダーにとって絶好のレース日和となったが、MotoGPクラスにおいては土曜の午後にスプリントレースを行うという、新しいGPフォーマットの初披露でもあった。初めてこの形式に対応しなければならなかったライダー、チーム、そして技術者は、リゾート地の心地よさを感じるいとまがないほどだったようだ。

https://www.motogp.com/ja/calendar/2023/event/Portugal

舞台となるのはアルガルヴェ・インターナショナル・サーキット。全長4.6km、15のコーナーを持ち、丘陵地帯にレイアウトされているためアップダウンを繰り返す、別名“ハイスピード・ローラーコースター”だ。

🏁《MotoGP™クラス》

＼アレイシ・エスパルガロ選手、スプリントで6位、フルディスタンスで9位に／

🏍41 アレイシ・エスパルガロ選手🇪🇸（Aprilia Racing）
⏱予選11位 🏆スプリント6位／決勝13位

　プラクティス、アレイシ・エスパルガロ選手は自身の期待に応えることができず、チャレンジ半ばでグリッドポジションが決まってしまった。特に土曜日の12周で争われるスプリントレース、11番手からのスタートでは、表彰台を狙うには不利な位置だった。それでもアレイシ選手は、トップから数秒差の6位でゴールしてみせた。

　迎えた日曜日の午後、20台による25周の決勝レース。アレイシ選手は11番グリッドからの巻き返しを狙っていた。しかし1周目にブラッド・ビンダー選手と接触があり、後方集団に追いやられてしまった。それでも着実に順位を上げ、9ラップ目にはファステストラップを記録するなど、アプリリアのポテンシャルに期待が持てるレースとなった。

🎤アレイシ選手のコメント

「レースで最速ラップをマークしたことで、スピードには満足しているんだ。でも、彼らよりずっと速かったのに、オーバーテイクすることができなかった。そこは改善しなければならない。もうひとつ、今週末のMotoGPのペロトン（集団）のアグレッシブさは極端で、これは誰にとっても良いことではない。モーターサイクルレースはボクシングではない。」

Tweets by AleixEspargaro

🏁《Moto3™クラス》

＼ジョエル選手、チェッカー後にトラブル。コリン選手まずまずのデビュー／

Moto3クラスは、27台、19ラップで争われる決勝を迎えたが、タイムが拮抗しているためいつも通りの手に汗握る激しいレース展開となった。

（ジョエル･ケルソ選手／オーストラリア🇦🇺CF MOTO Racing PruestelGP🏍66）

🏍66 ジョエル・ケルソ選手
⏱予選3位 🏆決勝9位

　前日の予選で3番手、フロントローからスタートしたジョエル・ケルソ選手がレース序盤をトップでリード。その後、常にトップ集団でバトルを繰り広げていた。頻繁に接触も起きてしまう混戦のなか、ジョエル選手は昨シーズンと比べても明らかに進歩している。

ところが悪夢はチェッカーの直後にやってきた。ゴールラインを過ぎたところで、ジョエル選手はウィナーのバイクの後部に激しく衝突してしまう。直線でティアオフシールドに手をかけて一瞬目を伏せた際、ゴールラインを越えた選手が減速してしまっていたのだ。その後、メディカルセンターでの検査で、足首の骨折が確認された。来週末のアルゼンチンには出場できないことが報告された。

🎤Joel Kelso ジョエル選手のコメント

（レース後すぐに病院に搬送されたため、残念ながらレース後のコメントは得られていない。関連検査を受けた結果、左脛骨の骨折と足首の損傷が確認された。脚を固定し、バルセロナに移動して必要な手術を受ける予定）

Tweets by joelkelso66

🏍27 鳥羽海渡選手
⏱予選11位 🏆決勝11位

　鳥羽選手は、久しぶりのHonda、これまでとは違うバイクに慣れている最中であったが、良いレースができた。序盤は14番手から、中盤6番手を走行したり、最終的に順位を落としてしまったが、鳥羽選手は次戦に大きな期待を寄せている。

🎤Kaito Toba 鳥羽選手のコメント

「ほろ苦い結末となった。表彰台は見えそうな場所にあったが、最後の数周で転倒しそうになって、そこからは攻めきれず、良いポジションでフィニッシュラインを通過することができなかった。一方で、このチームで初レースだったわけだけど、すでに競争力があることを証明できたし、トップグループで戦えたことには満足している。」

Tweets by KaitoToba

コリン・ベイヤー選手（オランダ🇳🇱Liqui Moly Husqvarna Intact GP 🏍95）

🏍95コリン・ベイヤー選手
⏱予選14位 🏆決勝12位

　コリン・ベイヤー選手の場合、世界選手権でのデビューは高い評価を期待できる。GPの中で最年少のKabutoライダーは、Moto3クラス26名中ルーキーで初戦ながら14番手のグリッドを得た。決勝では混沌とする集団の中で揉まれながら、終盤は徐々に順位を上げ、最終的には12位という位置で無事完走。初のポイントも獲得している。

🎤Collin Veijer コリン選手のコメント

「初めてのGPは、それほど悪くはなかった。レースでは風が強く、序盤は少し難しく大変だった。でも中盤からはペースが上がり、順位を上げられたんだ。何人かのライダーに追いつき、最終的には12位でフィニッシュできた。デビュー戦にはとても満足している。とは言っても、もっとうまくやれるはず、という気持ちもある。このMoto3のレベルは、ジュニアGPで争ったような数人のライダーだけでなく、みんながすごく速い。期待した通りだよ。ワクワクするね。」

Tweets by CollinVeijer95

（第2戦は4月1-2日／アルゼンチンGP）

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