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🏍【GPレポート 】🏁\テキサスの難関コースで奮闘/-2024Rd.3🇺🇸アメリカズGP

 グランプリはアメリカ合衆国本土南部テキサス州オースティンに移動し、シーズン第3戦が開催された。

 KabutoはMoto3にコリン・ファイヤー選手、Moto2にジェレミー・アルコバ選手、MotoGPに我らのリファレンスライダー、アレイシ・エスパルガロ選手と3カテゴリーに出場。多くのセクションで熱いバトルが繰り広げられた。

 舞台となる通称COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)サーキットは全長5.513km、世界選手権最長で最多20のコーナーを備える難関サーキット。40mの登りストレートを駆け上がった後、左右に切り替えし、またストップ&ゴーもあって技術を要し、体力も消耗するコース。ライダーたちは気温27℃、路面温度42℃、曇りのオースティンでレースデイを迎えた。

https://circuitoftheamericas.com/campus-map/

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🏁《MotoGPクラス》

\アレイシ選手にとって苦手なコースも、しっかりポイント加算/

🇪🇸Aleix Espargaró🏍️41

アレイシ・エスパルガロ選手

(スペイン🇪🇸/Aprilia Racing🏍41)
🕐予選7位🏆スプリント 5位 🏆決勝 7位

 高速で長いコーナーを好むアレイシ選手にとって、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、ストップ&ゴーが繰り返されるレイアウトは、おそらくレースカレンダー上あまり好ましくないコースだ。この週末の結果は満足のいくものではなかった。ただし最悪を考慮したとすれば、土曜5位、日曜7位という結果は決して悪くない。特に日曜のレースでは、アレイシが第1コーナーでコースアウトしてしまい、最後尾からレースに復帰し、追い上げた結果だからだ。

🎤アレイシ選手🏍41のコメント

「週末のレースを終えて満足しているよ。ここは自分にとって速く走れないコースだから。5位と7位、ポイントを獲得できただけでも満足だ。この選手権はとても長くて、多くのレースがある。今回はなんと言ってもアプリリアのチームメイトであるマーベリック・ビニャーレスが我々のマシンで初優勝を飾ったことを祝福したいと思います」

アレイシ選手はCOTAが得意ではない、と言いつつも前回のポルトガルよりも良いリザルトを残し着実にポイントを加算している。


🏁《Moto2クラス》

\安定したレース運びでポテンシャルの高さを見せる/

🇪🇸Jeremy Alcoba🏍52

ジェレミー・アルコバ選手
(スペイン🇪🇸/Correos Prepago Yamaha VR46 Team🏍52)
🕐予選13位🏆決勝 8位

 Moto2では、Kabutoライダーのジェレミー・アルコバ選手がアメリカの偉大なレーシングマシン、フォードGT40をトリビュートした特別カラーのF-17を用意。レースでも13番グリッドからスタートし、8位でフィニッシュラインを通過するという健闘を見せた。

🎤ジェレミー・アルコバ選手🏍52のコメント

「完璧とは言えないスタートから、しっかりと巻き返すことができた、いいレースだったよ。序盤のバトルは苦しかったが、なんとか抜け出してからは、前のマシンに追いつくことができた。レース中、集団になってしまったグループをパスするのには苦労したよ。予選はわずかコンマ1秒の差なのに上位グリッドからスタートできなかったのは残念だ。でも僕たちのパフォーマンスには満足しているし、どこを改善すればいいのかもわかっている。週末を通してチームがハードワークをこなしてくれたおかげだよ、一緒に祝福したいね。」



🏁《Moto3クラス》

\ラストラップまでトップグループでレースを展開/

🇳🇱Collin Veijer🏍95

コリン・ファイヤー選手

(オランダ🇳🇱/Liqui Moly Husqvarna Intact GP🏍95)
🕐予選3位🏆決勝 DNF

 オランダの若手有望ライダー、コリン選手は予選3番手のタイムを記録し、フロントローグリッドからスタートすることができた。しかしレースが始まると集団に飲み込まれ、3度ほど他のライダーと接触しながら、一時は6位まで順位を下げていた。マシンの上にとどまっていたのはほとんど奇跡的だった。コリン選手は強い意志で順位を挽回。ついに2番手まで順位を回復していたが、11ラップ目に転倒。残念ながらチェッカーを受けることはできなかった。

🎤コリン・ファイヤー選手🏍95のコメント

「クラッシュが起きるまでは好調だった。最初の数周で、何人かのライダーが僕に接触してきた。それでアロンソに少し遅れたんだ。集団が整ってからは、できるだけ前に出ようと頑張った。すべてのラップで全力を尽くしたし、かなり早くアロンソに追いつくことができた。でも高速のS字コーナーの入口で、もう少しだけスピードを上げようとして、マシンを右側に向けたその一瞬だけグリップを失い、ハイサイドを起こしてしまったんだ。このような転倒をしてしまいチームにはとても申し訳なく思っている。でもこのミスの後でもランキングは6位で、決して大きな災難ではない。次のヘレスではどこまでいけるか、やってみるよ」

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世界選手権はヘレスで開催されるスペインGPのためにヨーロッパに戻ってくる。Kabutoライダー2人のホームレース。熱狂的なスペインのファンはアンダルシアのグランドスタンドを満たすだろう。

(MotoGP™ 第4戦 スペインGP🇪🇸4/26-28)


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