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仮説:企業の投資意欲はどこに向くのか

Phone Appli セールスイネーブルメント部の荻島(おぎしま)です。
Sales Enablement活動と少しズレますが、思いを巡らすことがありましたのでnoteしてみます。
金曜日にnoteするときはこのルーティーンで、と宣言して金曜日2回目の投稿です。

全社ミーティングの発表出番が来ない(笑)

Phone Appliではマネージャが隔週の全社ミーティングで想いを発表する場を与えられており(毎回くじ引き)、このWithコロナの時代の考察をGWに練ったのですが、思いのほかなかなか当たらないのでnoteで発表しちゃいます(笑)。

GWに考えていたことは、Phone Appliが未来から選ばれる企業、未来から選ばれる営業となるために何をすべきかということでした。

以前はオブラートにつつんでnoteしましたが、私は長らく製造メーカーのオムロンの関係子会社に勤めていました。
とても沢山の経験を積ませていただいて感謝しています。

オムロンには伝説的創業者の立石一真さんという方がいらして、今でも大きな影響力を持っています。

立石一真さんの三男が先日コロナウイルスの影響でお亡くなりになった立石義男さんです。ニュースを読んで大変驚きました、謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

SINIC理論

さて、立石一真さんが提唱したある理論があります。

オムロンという会社は、ソーシャルニーズ、社会課題を早期に察知し、その課題を解決していくことをミッションとしています。
(中の人、間違ってたら優しく指摘ください・・)

こうした、社会のニーズを先取りした経営をするためには、未来の社会を予測する必要があるとの考えから、立石一真さんはこれからの社会がどう変化していくかを予測しました。

それが、未来予測論、SINIC(シニック)理論です。
SINIC理論はググれば出てきますが、なかなかよくできています。
(どこ目線だよ!)

例えば、過去を見ますと、農業から工業へ移ったり、その工業の中でも、手工業(道具を使う)から機械化、自動化、そして情報化として定義しています。

なんだ普通の歴史の話じゃん、と思われる方も多いと思いますが驚くべきポイントは、この理論を立石一真さんはまだパソコンやインターネットすらなかった1970年に学会発表しているという点です。

こうした未来を予測する理論に基づき、様々な社会課題に対して先んじて手を打ってきました。
有名な駅の自動改札やATMなどはまさに好例です。

さらに未来に目を向けると、最適化社会、自律社会、自然社会とこの理論は書き綴られています。興味ある方はぜひご覧ください。
https://www.omron.co.jp/about/corporate/vision/sinic/theory.html

自分たちに置き換えるとどうなるのか

毎度のことながら、前置きが長くなりましたが、このコロナの状況でも未来を考えてそこから社会課題を見つけ出し、解決することが私たちにも求められています。

先日のPAアワードのラジオ(注:社内Podcast、イベントに併せた生放送ww)でもお話ししましたが、未来予測のネタはいくつもいくつも転がっています。

先日は「リモートワークが消えた日」という未来予測のネット記事についてお話しさせていただきました。
https://ascii.jp/elem/000/004/008/4008452/

ご存じない方に内容をサクッとお話ししますと、2028年の未来から現在を回顧する女性の方の日記形式の未来予測です。
タイトルのリモートワークが消えた日は、消えたわけではなく、当たり前になった、という事を示しています。

これはいいバックキャストの考察例で未来はこうなる、だから今こうしようという考察のネタになります。

仮説:企業の投資はどこに向くのか

さて、今は目の前のテレワークをどうするかという目の前の課題を検討する人が多いのですが、この先どうなるでしょう。

考察の一例を示してみます。

今私は営業の中途採用の面接なども行っていますが、これから会社を選ぼうと考える人は、こんな時期に無理やり出社せざるを得ない会社は選択肢から外すと思います。

ですから、企業もそうした環境整備に投資してくるでしょう。

短期的には
・Web会議
・リモートアクセス、セキュリティ
・チャットツール
・ペーパーレス(ワークフローの仕組み)
などに投資が集まっています。

これらは企業が”外に対して出している基本的な情報”に大きく変更を加えることなく追加できるインフラ群と言えると思います。

一方、長期的にはこの、”企業の基本的な情報”に変更を加える投資が加わってくると思います。

それは住所や、電話番号などといった情報です。

新しい生活様式、というものが発表されるなか、テレワークとの並走を前提とした新しいオフィスや場所にとらわれずお客様とのリアルタイムコミュニケーションが取れるクラウドPBXなどが次の投資対象になるでしょう。

いずれも私たちPhone Appliの得意分野に直結する内容です。
目の前の課題の対応に奔走されている企業が多いのは商談でもよく分かっています。
私たちのお客様、総務部門やシステム部門の皆さんを中心に多数の部門が課題解決に奔走し、大変ご苦労されていらっしゃいます、頭が下がります。

少し先になると思いますが、私たちがお役に立てるシーンがあると考えています。

今のうちに準備をして、来たる少し先の未来に備えましょう。

2020年4月ごろに考察した内容でした。

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