見出し画像

消えてしまいそうな私を救ってくれた人

私はいつからかネガティブなことを考えやすい体質になってしまった。そうなるまでにきっとつらい経験をしたからかもしれないし、元々の性格もあるのかもしれない。

自分を低く見積もってダメだダメだと否定したり、すべてを終わらせたいと思うくらい思い詰めてしまったこともある。夫と出会うまでの私は、今の自分から見てもすごく危なっかしいと思うくらい弱っていた。

夫と出会い、少しずつ自分のことを認めてあげられるようになり、楽しいと思える日々が増えた。こんなに私を幸せにしてくれる人と結婚できたことに、私は本当に感謝しないといけない。

それなのに。結婚してからも時々やってくるネガティブな感情。慣れない土地での生活や文化に戸惑うこともあり、不安定な気持ちを夫にぶつけてしまうことが何度もあった。その度に夫は私を抱き締めてなだめてくれる。

この前私の存在が夫のためになっているのか分からなくなり、日本に帰ろうとしたことがある。その時夫に言われた言葉。

『dubuに何かして欲しいなんて思ってないよ。今でもちゃんと頑張ってくれてること分かってるから。日本に行ってどうするの?今みたいな生活ができるの?社会はそんなに甘くないんだよ。外の怖いことから守ってあげるからどこか行こうなんて変なこと考えないで、ただオッパのそばにいたらそれだけでいいよ』

私は怖がりなくせに社会の厳しさや怖さを本当の意味では理解していなかったのかもしれない。それに今の生活がどれだけ幸せなものなのかも気付けていなかった。

結婚してから夫は私のことを全力で受け止め、すべてのことから守ってくれている。考えすぎると悪い方向にしかいかない私の性格を理解して、幸せな方向にしっかり導いてくれる夫のことをもっと幸せにしてあげたい。

付き合っている時も愛されている実感はあったけど、結婚してからの夫の愛は今までとは比べられないほど大きくなっている。愛情のかたちが変わったというのが正しいかも。私たちはもう家族なんだな。

何もできていないんじゃないかと苦しくなる必要はなくて、自分にできることをやりながら日々の静かな幸せを見つけていけるようになりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?