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【目印を見つけるノート】1488. 落ち着ける水辺でいてね

久しぶりにタイトル画像を変えました。
少なくとも数ヵ月はこれでいくと思います。

アフリカ東部とブラジルで洪水が発生したというニュースを立て続けに見ました。

最近は気象情報でも「100年に1度の」という表現をよく聞きますが、毎年のようになっているとも思えますし、雨量が少ないところでも降るようになっています。
世界が安全でありますように。

きのう、今度書くお話の参考資料をネットで買いましたが自分的には最安値、15円でした。で、送料が257円😅まだ書店にあるタイトルですし、古本も点数が多いのでしょう(在庫が多ければどんどん下がりますね)。それでも、「この人の本もこうなるんだな」とちょびっと寂しい気持ちになりました。

けさはまだあがらない『オデュッセイア』を横目に『プリンシパルのない日本』(白州次郎、新潮文庫)をちょろちょろ読んでいました。面白い方ですね。とても明晰な方と思います。いわゆる『55年体制』の話は置いておいて、最後の方に座談会録があるのですが、そこでこうおっしゃる。

「それが一番嫌いだね。日本の人はよくジイドは こう言った、ボオドレエルはこう言ったなんて言うけど、どうだっていいじゃないか、ジイドが何を言おうと。この頃はジイドだからまだいいけど、昔は盛んにカント、ゲエテはゲエテは、と言ったもんだ。それじゃお前は何だって訊くと、何にも持ってないんだ。日本人のものの言い方は、もっと直接に、ダイレクトに言わなきゃいけないよ。そういう言い方を習わなきゃいけないよ。文学はそうはいかないでしょう。ーーだけど、ほんとに日本人はダイレクトに物を言わないね」
『プリンシパルのない日本』より引用。

人の言葉を持ってくるなよ、というくだりをあえて引っ張ってくるあたりが我ながら諧謔的ではあります。
これは今も大いにあると思うなあ。私はあまり、名言集というのを見ませんが(ご本人の文脈と違うかもしれませんし)、他人さまの目立つところや特記事項について解説するのが当世風でしょうか。
ものによっては、皮相ですね。
あ、白州さんのような方が今もたくさんいたらいいのになあ。
(´~`)

今日は近場へ気分転換に。
コンボルブルス(西洋ヒルガオ)

ランタナ

水辺

えっと、『オデュッセイア』は……今しばらくお待ちください。

野川のときもそうでしたが、水辺は本当に気持ちいいですね。
気分の問題なのでしょうけれど、混雑していても落ち着きます。ずっといてもいいかも……虫除けと日除け必須ですけれど。

それでは、今日の曲です。
SEKAI NO OWARI『マーメイドラプソディー』

これほど今日の私な曲はないように思うのですが、「自由」と「不自由」についても考えさせられるなかなか深くて、きれいな曲だと思います。
「会える」方がだいじなのですね。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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