【統率者・EDH】個人用セキュリトロン、イエスマンを組もう!【レベル5~6】
・はじめに
お久しぶりです。今回はゲームFalloutシリーズコラボの統率者デッキ紹介です。最近筆がのらず、デッキを作ってはいたのですが記事を上げることができずにいました。しかし今回は自分が読みたかった記事(イエスマンのデッキ)が上がっていなかったので、それなら自分で書くかと重い腰を上げた形になります。
まずはデッキを作り始めた経緯なのですが、晴れる屋のいってつさんがこのようなツイート(ポスト)をしました。
自分のような3度の飯と同じくらいデッキを作るのが好きな人なら共感していただけると思いますが、縛りやお題を貰ってデッキを作る事にやる気を出す人は一定数いるかと思います。
しかも今回はまた一癖ありそうな統率者。ワクワクしないわけがありません。
実際みんなでデッキを作る配信はコメントも多く、盛り上がっていました。自分もオタクカードを引っさげてウキウキで参加しました。
そんなわけで個人でデッキを作り始めたのですが、勝ち手段やバランス、コンセプトなどの見直しで悩み、組んではバラしを繰り返しました。
今回はそんなデッキ作成時に頭を悩ませた事などを踏まえながら、この統率者の魅力を伝えられたらと思っています。それでは前書きが長くなりましたが、本編へどうぞ!
・統率者紹介とコンセプトの決定
まずはいつも通り統率者を見て、勝ち手段(コンセプト)を決めていきましょう。
1.統率者紹介と注意点
個人用セキュリトロン、イエスマン (2)(白)
伝説のアーティファクト クリーチャー — ロボット(Robot)
(T):対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは個人用セキュリトロン、イエスマンのコントロールを得る。そうしたとき、あなたはカード2枚を引き、これの上に探索(quest)カウンター1個を置く。あなたのターン中にしか起動できない。 ワイルドカード ― これが戦場を離れたとき、これのオーナーは、これの上にある探索カウンター1個につき1体の、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをタップ状態で生成する。
2/2
効果はなんとタップだけで2枚ドロー&探索カウンターを乗せることが出来てしまう。デメリットとして対戦相手にコントロールを渡さないといけないが。
自分だけが突っ走るのではなく、統率者らしくいわゆる””政治””を行ってゲームをコントロールしつつ勝利を目指したい人にはぴったりです。
また、MTGには事故がつきものですが、土地事故を起こしている人に渡してドローさせたりすると、事故を回避して対戦相手も楽しいゲーム体験ができる、かもしれない。
※注意点:起動効果は対戦相手にコントロールを渡す能力であること。その後コントロールが渡ったのちにドローと探索カウンターの誘発が起きるため、起動に合わせて除去やブリンクを打たれるとドローできない点に注意して欲しい。また、カウンターを乗せるのもドローするのも相手コントロール化で誘発することにも留意しよう。
それでは注意喚起を促したところで、どのように勝利を目指すかのデッキコンセプトに移ろう。
2.キーカードとコンセプト
まず、みんなで組む配信では《家路/Homeward Path》などで自分だけ利益を得る動き、ブリンクでコントールを戻したりするムーブが挙げられた。
筆者も最初は自身のみ利益を得て、ブリンクによるドローでコンボを狙うデッキにしようかと思っていました。
が、しかし
白単でそのようにヘイトを稼いでさばき切り、コンボを狙うならそもそも他の統率者で良くね?という葛藤があった
それならば統率者の能力を活かして勝ちたい。誰にドローさせるかを対戦相手に悩ませていつも通りの試合ではないイレギュラーを楽しんで欲しい。
というわけで、今回はブリンクや家路などはサブプランにして、上手く政治を行って場のパワーバランスを整えていく方針でいく事にした。勝ち手段となるのはこの部分。
これの上に探索(quest)カウンター1個を置く。あなたのターン中にしか起動できない。 ワイルドカード ― これが戦場を離れたとき、これのオーナーは、これの上にある探索カウンター1個につき1体の、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをタップ状態で生成する。
トークンで勝利だ。悠長に思えるが、例えば各ターン全対戦相手がドローしたとして、1週してイエスマンが帰ってくればカウンターは4つだ。悪く無い効率でトークン生成が狙える。
つまり、どれだけヘイトを稼がずカウンターを乗せていくかが重要だ。家路があっても渡してすぐには切らず、自ターン前に帰ってこないようなら効果を起動する、といったプレイングを心掛けよう。
あくまで卓内のバランスを整えるように振舞うのだ。家路や変位エルドラージを出しても「自分もドローしたいので、返してくれない時用です。ドローはどうぞ」と自身の上家プレイヤーに伝えておこう。
世慣れたデルニーを出しておき、「自分の場に返してもらえば4枚ドローできますよ?」と悪魔の囁きのように言えば大体返してくれる事も覚えておこう。
プレイングは決まった、では勝ち手段(フィニッシャー)はどうするか。考えられる勝利条件は↓
A.特殊勝利
B.コンバットでの勝利
Aはまさにイエスマンのためにあるかのように噛合っているカードがあった。
ニューカペナのカスレア光素の泉である。
このカード、出すのが3マナと軽くない上に、起動にマナとクリーチャーの”アンタップ”を要求してくるため、通常では使いにくいカードだ。特殊勝利も15体を””アンタップ””と無限トークン等で簡単に勝たせないようになっているが…?
しかしイエスマンではドローの起動効果に合わせて上の能力を起動することで2回起動&トークン生成が可能。
また、イエスマンの兵士トークンがタップ状態で出てくるから即座にブロッカーとして使えないやんけとキレていたが、特殊勝利の起動効果も15体アンタップのため実は都合のいい噛合いをしていることが判明。アンタップ状態で出てきたら、速攻つけてアタックしてからじゃないと使えないですからね。他に上手く使える統率者は少ないんじゃ無いだろうか。
これに加え、特殊勝利に副陽の接近を採用した。
ドロー以外にも妨害手段で入れている一時の猶予とのコンボも頭にいれておこう。
続いてBのコンバットプランのフィニッシャーだ。まず1枚目は白い孔蹄のビヒモスこと月揺らしの騎兵隊です。イエスマンのカウンターが溜まってきていたら相手ターンにブリンク系カードを打ってトークンを並べ、自ターンに騎兵隊を叩きつけよう!
2枚目はこちら!ストリートファイターコラボよりE・本田です。筆者はスト6もやっていて、本田には苦しめられているので渋面を浮かべてしまうのですが使っている側に回ればニッコリです。
イエスマンで大量ドローした手札があればとんでもない打点に!デルニーがいれば誘発2倍です。百裂張り手じゃーい!と叫んで対戦相手に日本の国技の神髄を思い知らせましょう。
前振りが長くなりましたが以上がコンセプト及び勝利条件カードです。次からはデッキリストを見ていきましょう。
・デッキリストとカード紹介
いつも通り晴れる屋さんのデッキ構築を使わせて頂いてます。一部カードを除いて高額カードは入れていませんが、手持ちにあれば是非使ってください。宝石の睡蓮とか最高です。
1.デッキリスト
2.カード紹介と採用理由
まずはオタクカードから、Tawnos's Coffinの紹介です。これがこのデッキ1番の高額カードですが、正直入れなくても大丈夫です。(そもそも国内のネット上に在庫が全然無い)
効果は以下の通り。
カウンターやオーラを付けたまま一時的に追放出来る珍しいカード。イエスマンに乗ったカウンターを保持しつつトークン生成が出来るためまさにイエスマンのためにあるようなオタクカード。重いのが珠に瑕。
基本イエスマンに使うことになるが、対戦相手のクリーチャーも対象に取れるので一時的に除去として使ってもOKです。
まずは一時的に追放(ブリンク)するカードたち。採用基準は自身がコントロールしていなくても対象に取れるもの。基本的にイエスマンのトークンを出したい時(起爆する)や、真面目な身代わり等を使いまわしために使おう。
続いてアンタップカード。イエスマンを多重起動するのに使おう。アーティファクトアンタップはマナを大量確保するときにも。
マナを生むアーティファクトは多めに!単色デッキの強味を活かそう
増殖で探索カウンターを増やそう。永遠溢れの杯や霊体のヤギ角も出せるマナが増えます。
こちらは起動効果2倍に。ブライトハースの指輪と玄武岩のモノリスの無限マナパッケージも採用したが、無限マナの使い道は変位エルドラージくらいしかない。
ドローされまくるので多少なりとも妨害カードを。
トークン戦術の追加カードたち。ポイントは兵士で固めたのと、ミュレルから出るトークンはアーティファクトでもあるため、前兆の時計のタネにもなることを覚えておこう。
白のガンダルフは白単で貴重な奇襲カード!相手のフルタップに合わせてコンボを決めよう。イエスマンを自分でコントロールしている時にブリンクすれば、トークンも2倍だ。
最後に紹介しておきたいのはカタパルトの達人。これがあれば即座に召喚酔いでも即座にタップから光素の泉での勝利が狙えるぞ。正直重いので抜いても良いが。
その他、土地や汎用カード、サーチカード等は割愛させて頂きます。お手持ちのカードと相談し、採用して自分だけのイエスマンデッキを目指してください!ヘイトが爆上がりするので抜きましたが、神聖な訪問もお勧めです。
・最後に
思いのほか長くなりましたが、組んで対戦してみるとかなり面白いデッキに仕上がったかなという感想。
もちろんガチ寄りのデッキとは天敵がいるため使えませんが(某指輪物語のオークとか)、レベル5~6帯で政治での会話を楽しみたい人にはお勧めです。
友人同士なら「あとでジュース奢るからイエスマン頂戴!」とかもありでしょう(笑)。
構築の幅は広いと思うので、是非組んでみてください。自分は光素の泉での特殊勝利という実績解除を果たせました!(驚かれました)
これを機に、Fallout も遊んでみたいなーという気持ちがあるので、そのうち原作もプレイしてみようと思います。それではまた!
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