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幸運の鍵 第1119話

《令和6年5月10日(金)》

実家に「積善余慶」…せきぜんのよけい…と書かれた額があります。亡き父がお寺の住職に書いてもらったものらしく、とても大切にしていた記憶があります。意味は「善行を積んだ家には、子孫の代にまで及ぶ幸福が必ず訪れる」ということらしいです。子供心には、ふ〜ん…といった程度でしたが、今になると、亡き父が大切にしていた思いがよくわかります。悪事を重ねて幸せになるはずもなく、幸せになる人は日々の徳積みの積み重ねによって、幸せになるべくしてなっているのです。詩人、相田みつをは次のように言っています。

「毎日毎日の足跡が、おのずから人生の答えを出す。きれいな足跡には、きれいな水がたまる」

昭和生まれの方は記憶にある方も多いでしょうが、日本船舶振興会のコマーシャルで、笹川良一と子供達が「一日一善!」と叫ぶシーンがありました。あれも子供心にはただのコマーシャルだと思っていましたが、今になって振り返ると、とてもシンプルですが大切なことだなぁ…と思います。理想的なことですが、毎日一つずつ良いことをしていたら、長い年月でどれだけ徳を積んでいたのかと思うのです。幸せとは何もしないところに現れるものではありません。自分の幸せというより、子の代、孫の代まで幸福であることを願うならば、今からコツコツ徳を積んでいくことが何よりも大切だと思うのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!