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幸運の鍵 第1112話

《令和6年5月3日(金)∶憲法記念日》

世の中の全てのことは、常に変化し続けるものです。そのため、今のこのままで完璧ということはありませんね。スポーツにおいて前人未到の大記録を打ち立てたとしても、その記録は次に出てくるスーパースターによって、いずれ破られるものです。科学技術においても、過去の偉人達が空を飛ぶ技術を発明し、月に人類を送り、間もなく火星にも降り立つことでしょう。しかし、全宇宙の全貌を解明するには、まだまだ未熟過ぎるのが人間の科学レベルです。それと同様に、人生も死ぬまで改革、成長の旅は続きます。過去に囚われたり満足している時間など無いのです。米国の女性オペラ歌手、クララ・ルイーズ・ケロッグは次のように言っています。

「長生きをしていると、過去はがらくたの詰まった屋根裏みたいになる。
探しものをしに屋根裏へ行ってごらんなさい。

なんでもあるけど、探してるものだけは見つからないでしょう」

人間は、ある程度のところで自分なりに達成感を感じるものです。と言うより、感じようとしているのかもしれません。これだけやったのだから、もう十分だと自分で評価を決めてしまいます。そうすると、視点が未来ではなく過去の思い出に当てられるようになるものです。よく過去の自慢話をする人がいますね。あるいは、過去のマイナスのことに囚われて、いつまでも過去の呪縛から離れられない人もいます。しかし既に終わったことに囚われている限り、未来への展望は出て来ないものです。ケロッグのこの言葉は、思考も心もベクトルを未来に向けないと、得られるものは無いという警鐘です。人生死ぬまで勉強…と言いますが、まさに生きている価値とは、未来に向けての学びの継続なのです。

今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!

数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!