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あかるい読書(日記29)

今日の東京は、雨。
降ったり止んだりを繰り返していて、風もびょおびょお吹いている。


昨日のうちから、今日は雨だなあとおもって、雨のつもりで、朝起きた。

雨のつもりで目が覚めると、なんとなく、ふわふわとした心地になる。


そのままもう一度眠って、7時半くらいには起きたけれど、今日は散歩はおやすみと決めて、のんびり、ゆったり、した。


同居人氏2を見送って、ぼやぼやしていたら、同居人氏1が食器洗いをやってくれて、ありがとう、と、お礼を言った。


そのままなんだか、ふわーっとしたまま、ソファで横になっていた。


そうしているうちに、本が読みたくなって、最近買った本のつづきを、めりめりと、勢いよく、読んだ。


読んでいる本は、これ。


古賀及子さんは、noteもやっていて、毎日たのしく古賀さんのnoteを読んでいる。


わたしは、古賀さんの文章が、大好きだ。


「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」は、古賀さんのおうちの、日々さまざまな事柄が書いてあるのだけれど、読んでいると、読んでいるだけなのに、どんどんあかるい心持ちになってくる。


読み進める手がなかなか止まらなくて、もう半分以上読んでしまった。


なんということはない、日々の、こんなことを言ったとか、こんな会話があったとか、こんなことがあったとか、そういうことが書かれているのだけれど、古賀さんの手にかかると、まるで魔法のように、日々がおはなしになって、動き出してゆくから、不思議だ。


表紙もかわいくて、中身もかわいい。
かわいくて、あったかい。
さくらももこのエッセイと、似た温度を感じる。


細やかなことを、ちゃんとまなざしている。
その感じが、たまらなく好きだ。

読み進めながら、自分がどんどん元気になっていくのがわかった。

読みながら元気になるなんて、これは「あかるい」読書だな、と思った。


胸がぎゅっとなるような、うんうん考え込んでしまうような、「せつない」読書も大好きだけれど、今日のわたしは、この「あかるい」読書に、なんだか救われた。


逆立ちしたって古賀さんのような文章は書けないけれども、わたしも日々のこまやかなこと、見落とさずに、書いてゆけたらいいなと思った。



夕ごはんは、同居人氏2が牛丼を買ってきてくれた。


実はわが家、昨日も牛丼で、昨日はわたしが作った牛丼だったのだけれど、牛丼食べたい熱が冷めやらず、買ってきて!と、お願いしたのだった。


おうちの牛丼もおいしいけど、お店の牛丼も、やっぱりおいしかった。


さて、眠るまでもう少し時間がある。
古賀さんの本を読もうかな。
読んだら終わっちゃうのが、もったいないなあ。

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