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ポール・ウェラー review

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ポール・ウェラーのアルバムレヴュー
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年齢別アルバム ポール・ウェラーのキャリアと変化

みうらじゅん氏は「ディランのアルバムは自分の年齢と同じ作品を聴け、味わい深いから」と「デ…

ポール・ウェラー、アルバムランキング

ソロ16作のレビューを終えて、自分の尺度でアルバム順位付けしてみた。 ウェラーの30年超のソ…

Paul Weller – Fat Pop

2021年発表。コロナ禍に作成された。2作連続の全英1位。 長いキャリアの中でも最も丁寧に作ら…

Paul Weller – On Sunset

2020年、コロナ騒動の最中にリリースされたソロ15枚目の作品。 「As Is Now」「Saturns Patter…

Paul Weller – True Meanings

18年発表。前作から約1年、短いインターバルでリリースされた。 アンプラグドっぽいアレンジで…

Paul Weller – A Kind Revolution

2017年発表。ソロ13枚目。英国5位。 前作のセッションで残った2曲「Woo Sé Mama」「One Tear…

Paul Weller – Saturns Pattern

15年発表のソロ通算12枚目。 ベストアルバムを挟んだこの作品。変化があった。00年代に入ってから出番が多かったサイモン・ダインではなく、「As Is Now」で組んだJan "Stan" KybertとAmorphous Androgynousがウェラーと共にプロデュース。作曲のパートナーも、サイモン・ダインからJan "Stan" Kybertに替わった。 ポール・ウェラーはコラボレイター次第で方向性が替わるチェンジングマン。JAMの他2名、スタカンのタルボット、ソロ

Paul Weller – Sonik Kicks

2012年発表。全英1位。日本ではメディアに取り上げられることが少なくなったウェラーだが、実…

Paul Weller – Wake Up The Nation

2010年発表、10枚目のソロアルバム。全英2位。 前作でまたひとつキャリアの頂点を越えたウェ…

Paul Weller – 22 Dreams

08年発表のソロ9枚目。 ウェラー初の2枚組(LP)。ノエル・ギャラガー、ジェム・アーチャー…

Paul Weller – As Is Now

05年発表のソロ8枚目。全英チャート4位。 前作と同様、ジャン・スタン・カイバートのプロデュ…

Paul Weller – Studio 150

04年発表。V2レーベル移籍第一弾はカバーアルバム。全英2位。アルバムタイトルはアムステルダ…

Paul Weller – Illumination

02年発表。ソロ6作目。全英1位。 長年サウンド面をサポートしてきたブレンダン・リンチと離れ…

Paul Weller – Heliocentric

90年代を浮き沈みの中サヴァイブしたウェラーが00年に発表したソロ5作目。全英2位。 ジャケットのリラックスした佇まいがかっこいい。 前作のラフな作風を引き継いでいるが、エネルギーは抑えめ。アコギやニック・ドレイクの諸作で有名なロバート・カービイのストリングスが華を添えている。ウェラーの中でも最もフォーキーでレイドバックした作品だ。 偉大なる先達ロニー・レインに捧げた重厚な「He's The Keeper」はウェラーのクールなボーカルと重いドラムがかっこいいモッズな佳曲。