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カードの不正使用の被害にあう

 1月から2月の2ヶ月にわたって(決済は2月、3月)カードの不正使用の被害にあった。被害と言ってもカード会社から不正使用の懸念の連絡があって、心当たりがなかったのでその旨を連絡したら、一旦引き落としがされた後、数日たって返金された。カードも新しいカードが再発行されて、従来引き落としがあったものに関してはそのまま移行されたので、カードが変わった以外は元のとおりである。

 当該カードは普段は持ち歩きもせず、ある特定の料金のみの引き落としに使っていたこと、60歳代の男性が、突然エステ代金や美容品などの購入にカードが使用されたので、カード会社も販売店からの請求があった時点で、不正使用を疑って、対応してくれたようだ。数多くのカード決済のデータから、所謂異常値を発見し、確認をするというプロセスが機能したのだと思う。カード会社のリスク管理に敬意を表するとともに、金銭的な被害にあわなくてよかったという安堵感があるのは言うまでもない。

 気持ちが悪いのは、前述のように、普段は特定の決済だけに使用している(ネットショッピングでも使っていないカードで、決済カードとしての登録も行っていない)カードがどんなプロセスで不正使用に使われたのかということである。カード会社に不正アクセスがあって情報が漏れたのか、過去に1度だけ使った履歴から何かしらのデータが盗まれたのか、とにかく原因がわからないのが、不安である。その不安があることと、不正使用の連絡に自分の時間を使った程度の被害なので、被害届をだすのも面倒で、このままにしておくしかないかなと思っている。

 もちろんカード会社は警察への届けなどをしていると思うので、不正使用の手口なども、解明されるのではという期待もあるが、とにかくこういった人を騙す手法は鼬(いたち)ごっこなので、今後もカード明細などを丹念に確認していくしかないのだろうと思う。あとは心当たりのないSNSやメールなどにアクセスしないということも大事だと思う。

 振り込め詐欺、最近では有名人を広告塔に勝手に使った投資詐欺なども社会問題となっているが、家族と普段からお互いに話し合ったりしておくことが大事で、うまい話を疑ってかかる健全な懐疑心などを養っておくことが、被害を防ぐ方法なのだと思う。ただ、以下の事例でも判ると思うが、逆のパターンもあって、本当に手口は巧妙なので、注意をしなければならない。
 
 不正使用の話を家内にもしていたところ、時を置かずに、家内にも別なカード会社からほとんど同様の通知があった。文面などは自分の時とほとんど同じで、「ご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。」といった表題で、メール上には「以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。」とリンク先へクリックを誘う巧妙な文章が書かれていた。メールの末尾に記載のある連絡先などは、カード会社の実際の連絡先などが書かれていたので、普通ならクリックしてしまいそうなものだった。
 
 僕の場合は、メール上でのリンクがあるののとないものが2通来ていて、リンクの無いものには、マイページからのアクセスを誘う文言だった。実際にマイページにアクセスすると、不正使用の利用明細が確認できた。当然カスタマーセンターにすぐに連絡すると、その電話で当該カードの解約、新規発行の手続きもしてくれた。その後は何度か同じ内容のメールが重複して贈られたのにどう対応するか少し悩んだが、いずれもカスタマーセンターに連絡をしてその後の対応を決めた。
 
 家内の場合も当該カードはほとんど使っていないが、なんとなく怪しいと思って、メール上に表示されたリンク先をクリックせず、カード会社のマイページにはすぐにアクセスして、不正利用明細がないことを確認したそうだ。さらにカスタマーセンターに電話をすると、カード会社が発信したメールで、所謂「なりすましメール」ということだった。もしメール上にあるリンク先を信じてクリックしてしまうと、データが盗み取られるという手口だ。本当に巧妙だと思う。
 
 その話を聞いて、メールを改めて確認すると、当該会社から来るものは、普通に受信していたが、当該メールは、迷惑メールに振り分けられいた。発信元アドインをみて、迷惑メールへの振り分けをしてくれたと思われ、普段はあまり気にしていない迷惑メールの振り分け機能も改めて大事なリスク管理だと思った。また、家内が冷静に対応して、リスク回避できたのもよかったと思う。

 前述のように、こういった人を騙す手法は鼬(いたち)ごっこなので、騙しの被害にあわないためには、今後もカード明細などを丹念に確認していくしかないのだろうと思う。あとは心当たりがないとか怪しいSNSやメールなどは疑って、アクセスしないということや、家族との意思疎通や情報共有も大事な対応策なのだと思う。

 

 

 

 

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