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HSPどうやら友達をなくしたようだ

先日、友達の定義について自分なりの見解を書いた。
宜しければこちらもどうぞ。

書いた後にこのザマで、
まったくお恥ずかしい限りだ。

どうやらたったひとりの友達を失ったようだ。
直接会話したわけではない。
LINEの連絡でなぜだか怒っている、
イラついていると感じたのだ。

そしてモヤモヤした気持ちで3日くらい過ごしたら
もう我慢できなくなって、
メッセージ文末に「ほっといてください。」と
最後通告のような一言を加えて送信したのだ。
既読にもならず約束の曜日に連絡もないので
もう完全に呆れられていると思う。

HSPというのをご存じだろうか?
これは生まれつき感受性高く敏感な気質を持った人のことを
Highly Sensitive Person
と定義した心理学の分野で精神医学上の疾患ではない。

HSPの人は刺激による過負荷を感じやすく、
適切なストレス管理と自己ケアが必要と言われている。
医者に行って診断されるものではない。

自分もこれにすごく当てはまるなと
思われる節が多々あると思った。

子供の頃は自分に超能力があるんじゃないか
と思ったことがある。
相手の気持ちが分かる、読めるのだ。
ちょっとした仕草や表情、言葉のニュアンスで
「うん、っていってるけど、嫌なんだな」とか
そういうことが分かってしまう嫌な子供だった。

表面的には普通にしていたから親も知らなかったと思う。
大人の話もちゃんと聞いて理解していたし、
知らないふりもした。
親や兄弟たちとのパワーバランスを
常に均等に保とうと影ながら努力したりしていた。
よく考えるとまったく無駄な努力だ。
おとなしくて手の掛からない子供をずっと演じていたのだ。

大人になってからもこの気質は
ストレスが溜まる一方でほとんどいいことなしだ。

人の話、悩み、愚痴などを聞くと自分のことでもないのに
他人と同じぐらいのダメージをもらってしまう。
聞き流せなくてどんどん自分の中に蓄積されて行く感じだ。

そして自分のダメージの吐き出しかたがわからない。
昔は酒やカラオケ、お喋りで発散することもあったが、
ダメージは消化不良のように少しずつ体調不良となって現れた。
紆余曲折あって、現在は極力人と接するのをやめている。

そんな自分を気にかけてくれていた
たったひとりの友達だったのに、
何を怒っているのか分からないまま、
もやもやした自分の気持ちに耐えられず、
自分から切り離してしまったのだ。
これでほとんど世の中から切り離されたかも知れない。
それなのに何だかホッとしている自分がいる。

あれ?もしかして友達ひとりでも負荷だったのかな?
だとしたらもう誰とも接触出来ないかも知れない。
むしろ今後ノーダメージで過ごせるかも知れない。

人間は自分を含めてだけど、嘘をつく。
本音と建て前を使い本心を隠す。
それなのに真意が漏れ伝わって感じてしまう。

大抵は怒り・妬み・不満・敵意などの負の感情が多い。
普通の人は適当にやり過ごす程度の事だけど、
自分にとっては、全身の肌に極細の針が
無数に突き刺さるようなチクチクぴりぴりと伝わる。
今は薬を飲んでいるので以前ほど酷くはないが、
外の世界は情報過多と人間の多さで対応するのが難しいのだ。
だから外出しても2~3時間くらいとか、
通い慣れ他お店とか、割と制限している。
長く外にいると体調が悪くなってしまうからだ。

そんな自分のよき理解者であった友達を
どうやら怒らせてしまったらしい。
その原因に見当もつかない。
ただ相手からの負のオーラと無数の針を
LINEの文面から感じて、
自分が悪いのか?何かマズいこと言ったかなと
3日悩んで疲れてしまって、
もういいやと思ってしまった。

理性的ではないと思うが、
長時間その事を考え続けてもう疲れてしまった。
たったひとりの友達ですらこんなに接するのが難しいのに、
他の人たちはどうやってたくさんの人間と
付き合うことが出来るんだろう。

それが普通なのかな。

普通っていう言葉はあまり好きじゃないから標準的にしよう。
標準的な人たちはどうやって
多数の人と接することができるのだろうか。

いや、自分も昔は標準的な人だったはずだ。
対人関係は昔から消極的ではあったが、
社会生活で困るほどではなかった。

そうか、鎧だ。
自分はいつも鎧を身に纏っていた。

精神的なガードを堅め、外見的にも化粧や服装、
バッグやアクセサリーなどを身につけ
強い自分ををアピールしていた。
弱さを隠すために。

だから、うつ病と双極性障害になってしまった後、
完全に鎧が外れ、むき出しになってしまった精神が
過負荷状態になってしまったのだ。

そしてそれは現在にまで至っており、
不安や恐怖といった良く分からないものに
いつも付きまとわれている。

外にいると息苦しいと感じ、
すごく見られていると緊張する。
心拍数が上がり顔面や頭皮から汗が噴き出してくる、
それは汗ばむ程度ではなく全力疾走した後みたいに
滝のように汗が流れる。
厚手のタオルで顔や首筋をなんども拭く。
他に汗をかいている人など居ないから
余計自分が悪目立ちしているようで更に緊張する。
一緒にいる友達にまで恥ずかしい思いをさせているんじゃ
ないかと思い申し訳なく恥ずかしく思えていたたまれない。
自分のせいで人に負担をかけたり、
依存したりしてしまうのが不本意だ。
一刻も早く家に帰りたい、
それの繰り返しだ。
家に居れば安心して居られる。
だから余計に外出が苦手なのだ。

さて、最後の友達を失った自分にはもう何もない。
多分これで良かったんだと思う。
これからのことは、ひとりでゆっくり考えていこう。

今日も読んでくださった方ありがとうございます。

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