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#138 今も記憶に残っている失敗ベスト3

今日から少しタイトルコールを変えてみました。
わずかな微妙の変化なんですけれども、気付いていただいた方ありがとうございます。
そして合わせて、今日はちょっと趣向を変えて配信しようかなって思うんですけれども、このVoicyにハッシュタグ機能が付いたのってご存知でしょうか?
この新機能のリリースに合わせて、今Voicyでハッシュタグキャンペーンというのをやってまして、いくつかテーマを決めてハッシュタグをつけて配信するっていうことをパーソナリティーがやってるんですけれども、私もこのハッシュタグキャンペーンに一緒に取り組んでみようかなと思いまして、いくつかあるハッシュタグの中で、「私の失敗」というものを選んでみました。

「ワタシの失敗」ベスト3

このテーマを選んだものの結構難しいんですよね。
なぜなら失敗がありすぎて。
昔も今も、日々失敗を積み重ねて生きているって感じですので、あちゃーとかマジか!みたいなことを一日に何度も思いますよね。
多すぎちゃってどんどん忘れるほどなんですけれども、今日は「今でも記憶に残っている失敗ベスト3」ということで選んでみようかなって思いました。
失敗の大きさや強烈な失敗っていうよりも、なぜか思い出になっていて、教訓を伝えてくれる失敗が私の中にありますので、それをみなさんにシェアしたいなと思います。

人はとにかく思い込む

まず第3位はですね、最終面接無断欠席事件です。
ちょっと昔の話になるんですけれども、就活中の私は当時食品メーカーに行きたくて、なぜなら食が身近で食べることが好きだったので就活をしていました。
京都に住んでいて、大阪に本社のある食品メーカーの最終面接に臨めることになりましたので、当日移動してたんですね。
阪急電車でガタガタ移動しながら、途中でふっと手帳を開いて、何を話そうかなみたいなことを少し整理しようと思っていたんですけれども、そうしたらですね、移動してたのは金曜日なんですけど、手帳には木曜日の昨日に最終面接の時間が書いてあるんですよ。
ええ?と思って、時が止まるってこういうことかなって思いました。
今日は金曜日、手帳に書いてある最終面接日は昨日木曜日。
ということは今、こうやってのこのこ移動してますけれども、本当は昨日が最終面接で、今の時点で私は最終面接を無断欠席した最低な奴、そういうことになってるんだなと思いました。
やばいやばい、どうしようと思ったんですけれども、電車も進んでいるし、何を思ったのか、その時、このまま行っちゃえと思ったんですね。
本社に着いて人事担当者の方に連絡を入れたところ、あれ、向笠さん(私の旧姓)昨日いらっしゃらなかったのでどうしたのかなと思ったんですよって出てきてくださったんで、私は思わずその時に、え、昨日だったんですか?って、そこで初めて知りましたっていうなぜか小芝居を打ってしまった。
そうしたらですね、なんとその人事担当の方が、じゃあ今日営業職の最終面接をやってるんで、そちらでお受けになりますか?って言ってくれたんですね。なので、ありがとうございますって言って、その日の営業職での最終面接を受けさせていただいて、しかもなんと内定をいただけた。
本当に嬉しかったんですけれども、その時の教訓はですね、人はとにかく思い込むんだな、思い込むと他の可能性を考えなくなるんだなということを痛感しました。
なので、こうであるっていうその思い込みは本当か?っていう視点を持たなきゃいけないんだなっていうのが、この事件の教訓になります。
ただ、この時は第一志望だったんですけれども、その後私は急遽Uターン就職に方向転換しまして、恩ある内定をお断りしてしまうという、本当に最低な経験をして今でも心がチクチク痛むというところがあります。

伝えたいことは相手目線で考える

そして第2位は、メルマガイナゴ事件。
これは何かというと、私は過去転職経験が2回あるんですけども、一つ前の前職での経験ですね。
20代後半で一回目の転職をした時に、Webマーケティングの会社に転職しまして、そこで私が最初に配属されたのがECの運営代行をやっている部門でして、要は、ネットショップの店長として販促企画を立てたり、売上管理をしたり、MD以外の全般の業務を企業様に代わってやるっていう部門に配属されたんですね。
運営していた各店舗にそれぞれ店長役の担当者がいて、例えば基礎化粧品だとか、子ども服だとか、自動車のドレスアップパーツみたいな多彩なジャンルの商品を扱う店長が店舗ごとにいるっていう部門でした。
私が担当したのがピンクジュエリーの若い女性向けのショップだったんですけれども、それまで小売っていう経験もWebマーケティングの経験もなく配属されたんで、本当にいろんな意味で仕事がよく分からなかったんですね。
でも、なんとか先輩にいろいろ教えていただきながら、担当店舗の運営をやってたんですけれども、中でも苦痛だったのが、メールマガジンを配信するっていう業務でした。
今だとSNSだと思うんですけれども、10年以上前だとメールマーケティング全盛期で、要は、顧客とのコミュニケーションだとか、アップセルの手法というのは基本的にメールマガジンというのがかなり重要な位置付けだったんですけれども、これを書くのが本当に苦痛だったんですね。
ある日のメルマガに、その前の週の週末に山の方にドライブでお出かけして、その山間の里で食べたお蕎麦にイナゴがのっていたので、それをネタにしてメルマガを書いたんですよ。
配信しましたところ、その当時の組織の社長は全部の運営店舗のメルマガを自分で受信して目を通してまして、その社長が烈火のごとく怒ってですね、向笠、このメルマガどういうことだ?みたいな。
今これを聴く皆さんはお分かりだと思うんですけれども、ピンクジュエリーってブランドだとか世界観を重視するお店のメールマガジンで週末に食べたお蕎麦にイナゴがのっていて美味しかった、こんなの禁句もいいところみたいな、そういうことだったんですよね。
いかに何も考えてないかということを徹底的にこっぴどくそこで叱られるわけなんですけれども、その時の私の教訓は、コミュニケーションって自分の言いたいことを伝えればいいわけじゃなくて、相手の関心や聞きたいことっていうのが起点になるんだなということを心底を学びました。
なので伝えたいことっていうのも、相手目線で考えて伝える
この重要性に気付いた20代後半だったっていう感じです。

やってくれたことに感謝を伝える

そして最後、しょうもない失敗ベスト1は駈け寄れよ事件。
これは何かというと、先程のメルマガイナゴ事件と同じ会社での出来事なんですが、今言ったような感じで私はECショップ運営では全く使えない社員だったので、その後すぐ異動になりました。
異動した先が法人営業の部門でだったのですけれども、やっぱりいろんな失敗をめちゃくちゃしてめちゃくちゃ怒られました。
その中でも決定的に問題になるミスを当時してしまって、担当者レベルの謝罪では致し方ないということで、会社の社長と常務取締役が二人で謝罪に行く、こんな失敗をしました。
二人が夕方謝罪に行っていて、私はオフィスで帰ってきたらまた怒られるんだろうなと思ってドキドキしていました。
ガチャって社長と常務が帰ってきまして、私、お疲れ様ですって言いながら、その席で固まってたんですよね。
そうしたら、社長がめちゃくちゃ怒って、もう一回ミスのことを怒られるのかなと思ったら、お前駆け寄って来いよって言われたんですね。
要は、ミスをしたことじゃなくて、そのミスを謝罪に行った俺に駆け寄って来いよ、感謝を述べろよって、そういうことができなかった私にめちゃくちゃ怒ったんです。
その時は、ええ、そこ?って思ったんですけれども、ただ時間が経って冷静に考えると本当その通りですよね。
その時の社長はそういうことをストレートに言う人だったんで、なんで駈け寄らないんだということを痛烈に怒ったんですけれども、これ普通の人は言わないじゃないですか。
今にしてみると言ってくれて本当によかったなって思いますし、そこでの教訓は自分の為に何かしてくれた人に感謝を伝えることの大事さでしたね。

ということで、しょうもない失敗をお聴きいただきありがとうございます。それでは今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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