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2024年を生きてる日記(1/21~1/29)

2024年1月21日
養成所の先輩とごはんに行った。聞いている音楽が近くて踊ってばかりの国とかドレスコーズの話をした。うれしい。「落合さんは多分好きだと思う」と、リチャード・ブロー・ティガンという作家の人を教えてもらった。こういう時に図書館ってほんとに助かる。いくらでも無料で借りれる。酔っぱらって帰る。最近毎日お酒を飲んでいる。

2024年1月22日
バイトが急に辛くなる。暇な時間が三時間くらいあって時間の進みが遅い。20分は経ったかな?と時計を見たら7分しか針が進んでいないことが4回くらいあって、本当に嫌になった。照明も錆びれたジャスコの婦人服売り場のような白く薄暗い色でテンションが下がる。
退勤し冷凍パスタを買って帰る。感情の再現が好きなので、ハマると同じものしか食べなくなる。冷パスで今月は15回も高揚感を再現した。どれも1回目には勝てないと分かっているのに。

2024年1月23日
年に1回あるかどうかの全てに飽きる日だった。感度が0になり、ありとあらゆるものとフィットしない感じ。なんなんだろこれ。気圧のせいだったりすることもある。
今日の養成所のネタ見せでやるネタも気分的にやりたい感じじゃなくて、全身が重い。機嫌は自分で治すものだと分かっているのに、不快感が身体から湧き出てしまう。
でも明日には治る。

2024年1月24日
全快した。やっぱり俺すごい。ZAZEN BOYSの「らんど」を聞いた。よかった。重たかった。養成所でエチュードをやった。割と苦手なのかもしれない。展開をするのが下手だ。そうゆう大胆さが俺の中にはあるはずなのに、どうしても言葉が先にくる。大喜利の授業もあった。大喜利は奥過ぎても手前過ぎてもダメで、その中間を狙う感じなんだけど、それはネタを作るときには割としない脳の動き方だから難しく感じる。剝き出しの題と解じゃなくて、その隙間にある物語が好きだから自分はコントがやりたいのだなと帰りのバスで気づく。ネタ見せの時、講師の方から「このポイントでバラして、こっからは大喜利の連続でしょ?」みたいな感じでネタが解体されていくことが多いのだけど、なんだか寂しい気持ちになる。解体できねえネタを書かねば。

2024年1月25日
関さんの配信が再開した。嬉しい。風来のシレンをやっていたのだけど、ゲーム内での会話も一切読み上げないし、自分の速度で黙読して「なるほどね~」とか言ってるのが好きだ。関さんはジッとできない人で、そのリズムが自分と似ているからずっと見ていられる。やっぱりこの人のこと俺は大好きだ。7時間見てしまった。優しくて太い。

2024年1月26日
小山田荘平の新譜が素晴らしくて、バスの中でとっても幸せな気持ちになった。
ネタ見せ。同期が今日光り輝いていた。普段みんなから「お前ダメだな~」って怒られている部分で光ってた。「だから俺たちはお笑いを選んでます!!」ってことを体現してた。彼にとって今日が素晴らしい一日になったことが俺は嬉しかった。ありがと~。元気出たぜ。
どれだけテクニックを積み上げても、無茶苦茶な人間力、得体の知れないパワーの一撃で全てがひっくり返ってしまうことがよくある。言語の外側のはなしだ。毎日、日常生活の中でなにを選んでいるかに尽きる。帰り道にどの道を通るとかもそうだよ。その積み重ね。

2024年1月27日
17時から別コースの同期と渋谷で飲む。同期が隣の席の女の子二人に急に話しかけたので「すいませんね。」というと「なんか話しかけるなオーラ出してましたよね?」と言われ愕然とする。いや、普通そうだろ。
俺はそもそも居酒屋にあまり行ったことがないし、ましてや面識のない人と話すという経験が人生で一度もない。「飲み屋ってそうゆうもんなの?」と聞くと「そうだよ!」と女の子は答えた。あとで他の友達にLINEで聞いたら「そんなことないよ」って言ってたから、やっぱりそんなことないんだと思う。
お笑いの話になって、令和ロマンを知らないって言ってて、主観って当たり前だけど俺の全てだから怖いなと思った。コムドットが好きだと言ってる女の子に同期が「令和ロマンの方がおもしろいから」と言ってYouTubeでM-1の決勝ネタを見せようとしているのがおもろかった。
出身地とか身長とか仕事の話になっている時に、世間話の目的は時間の経過にあるという考えが生まれた。そういった視点で彼女達を見ていると「飽きている」という結論に容易に到達することができた。お酒が入ると僕はあまり「良くない」らしく、例えば誰もいない空間に向かって「R-1グランプリの明転/暗転がないこと、それが及ぼす影響」について熱弁しちゃったりするんだけど、その片鱗が今回も出てしまって彼女達に「今っておもしろいと思ってる?」と聞いてしまった。きも。
店を出たあと、連絡先を交換していた同期の携帯に彼女達から電話がきた。「忘れ物?」とか言いながら同期は店にまた向かい、戻ってきたと思ったら「二千円払ってきた。」と言っていて鳥肌がたった。怖すぎる。でも「今っておもしろいと思ってる?」とか聞かれたらそりゃ金も取るか。ある意味同期に奢ってもらった形になった。

そのあと死ぬほど歩いた。渋谷からどっかに向かって6時間歩いた。真夜中に大都会のなかを歩くの本当に楽しい。なにを話したとか、ほとんどのことを忘れてしまったけど、7分くらい閉店前のドンキに滞在したことは覚えてる。股関節の痛みと共に。

2024年1月28日
12時くらいに起きて、焼肉屋さんにランチを食べに行った。お酒も飲んだ。あ~これが一生続けばな~。楽しく生きるって本当に難しいな。気合いがいるわ。昔設楽さんが、遊びに行った時の「パフォーマンス力」について話していた記憶があるのだけど、それはつまり「気合いを持って楽しみにいく」という不自然でもある行為のことで、人生についても同じことが言えるなと思った。どうせ死ぬとかじゃなくて、永遠を信じろってことだ。

【今週よく見たり聞いたりしてイエ~イってなったやつ】

in-dやっぱかっけえ

川崎の描き方がBAD HOPと全然違うのが面白かった。Jは裏切らない。相変わらず痛みをRECしていた。

お帰りなさい。

落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。