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俺は、永遠にやる!!!

朝の4時間だけのバイトが終わり、ベローチェで作業して帰ってる最中に母親から着信。家族とは不思議なもので、僕は毎回これが最悪な電話なのか否かということが出る前から分かる。だからこれは最悪だな、と思う。急に夕方から手術をすることになり、家族の立ち会いが必須なので茨城に帰ってきてほしいとのこと。そんなことはどうでもよくて、最速で「死ぬの?」「え?死ぬやつ?」と確認すると死ぬとかじゃないから大丈夫とのことらしい。じゃ帰るわつってこれから一度帰宅し荷物をまとめ、茨城に帰ることになった。今日の夜にあるバイトの方に電話をかけ事情を説明するとき、少しパニクッた感じのほうが休みやすいかと思い、支離滅裂風に説明して休みをもらう。母子家庭だということを言ってないので、父親が行けばいいんじゃね?と周りの人に思われてないだろうか。そんなことはどうでもいいか。そうゆうことばかり気になる自分ファックだぜ!
そして明日の養成所は間に合うのだろうか。明日の夜のバイトには間に合ってしまうだろうな。死ぬ訳じゃないと分かったので、単純な疲れのみを感じる。
ひとまず一回家に着いて、荷物をまとめようとするもそもそも母親の手術中俺はずっと病院にいる感じなのか?何時からで何時までなのだろうか?麻酔から終わりまでのタイムテーブル的なものはないのだろうか?と疑問に思う。

頭脳明晰かつ冷静沈着な男なので、すでにスマホの電池が34%であることに気づき、モバイルバッテリーもないし買うつもりも毛頭ないので、茨城に向かってる最中に電池が切れて、そしたらそれからずっとすることがなさそうというところまで見えた。なので、梅さんの本といとうせいこうさんの本を持った。あとなんとなく水戸寒そうだからヒートテックをカバンに入れて出発。病院の待合室ほんとに嫌だな。あそこは死にまつわる不安で充満している。

死なないつっても、かなり大きな手術らしくて、でも死なないからいいよねの繰り返し。死ななきゃいいし、死んだら終わり。親父の時に学んだから、もう伝えたいことも全て伝えてあるし、4月にあなたの息子でよかったって正面切って言ったしなにも問題はないのである。相変わらず突然なんだなと思う。昔は怖かったけど、今では結構受け入れられるかもしれない。俺が大切に大切に積み上げてきたものを、コントロールできない領域から一撃で壊されるのが怖くてたまらなくて、更地になってからまた積み上げる行為に意味のなさとか不安を感じていたのだけど、最近は壊れることを前提として、我々はみんな死んでしまうということを許して、その上で永遠に続けてやるから壊してみろやって気持ちだ。大丈夫よ絶対!!

夕方の手術前に顔見せた方がいいだろうから、柏から特急に乗ることにした。柏着いた瞬間6分後に特急の出発だったけど、最速でおしっこして、駅内のコンビニにダッシュ、残り4分、お酒が目に入る、悩んでる時間がないことを言い訳に個人的に1番気分が良くなるお茶割と大好きな味ごのみと、セブンで見なくなってしまった海老マヨおにぎりを買い残り2分、30秒で窓際の席を指定してなんとか間に合う。

常磐線


特急ってマジ最高。あり得ないところに充電器刺せるし(ググるまで10分探した)、海老マヨおにぎりクオリティ高いし、特急ってマジ最高。

あり得ない
常磐線

常磐線の景色ってマジでやばい。特に冬やばい。色とかやばい。車窓越しに匂いする。
おかんの手術立ち会う前に酒飲む馬鹿いるかって思われるかもしれないけど、それは自分は絶対に死なないと思ってる阿保の妄言です。おかんの病気が悲しいからって、明日から暗い顔しとけばいいですか?バイト休みますか?禁酒しますか?しません!!!俺は楽しむことをやりに行くって決めたので、嘘でもいいからハッピーでいます。そうゆう戦いを人生かけてしたいんじゃ!!!!見とけっ!!!

落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。