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はじめて曲ができるまで

挫折まで


はじめて曲を作ろうとしたのは今から3年前の夏です。

大学に入学した頃から曲を作りたいと思っていました。

でもどうやって作ればいいのか想像もつかなくて、すごくハードルが高いものだと思っていました。(実際そうだった)

1年生の当時は、もっと運指のパターンを知って、本を読んで教養を深めて、、って言う感じで段階を踏んで、卒業までに1曲できればいいなって考えていました。

それだけ難しいものだと思っていました。


2年ぐらいが経ち、ある時「もしかしたら自分にも曲が作れるかも」と、謎の自信が湧いてきました。

いろいろ歌詞を読んでいて、難しい単語を使っていないなと感じ、自分にも書けそうって思ったのでした。

これが盛大な勘違いで、言葉を考えても考えても、歌詞にならない。

曲にしなきゃいけないけど、ハマるメロディーが全然見つからない。

詩として捉えようにも、その文は「どういうこと?」が次々に湧くような内容が無い恥ずかしいものに。

と言うわけで熱量はやがてしぼんでいきました。



「駄作」が完成


さて、初めて僕の曲ができたのは去年の6月ごろなのですが、それまでの2年ほど、一切何もしてなかったかというとそういうわけでもありません。

諦めきれてないのか、スマホのメモ機能に曲のテーマになりそうなことを書き溜めていました。

ギターは持たないけど、日々の出来事とか、メディアを見ていて思いついたこととかを書いてました。

歌詞っぽく、タイトルをつけることもありました。

それが実を結んで曲が書けるようになったのかは分りません。

誰かに採点してもらって直す、みたいなことをしてもらってないし、自己採点もしてないし。

ずっと、「曲として出せない」「歌詞になってない」って思いながら書いて、書き直して、どこかで行き詰まって書くのを止めていました。

でも別のテーマからまた書き始めるのを何度も繰り返して、10個以上のテーマを今も書き残しています。

ちゃんと数えたらもっとあるかも。

あと、歌詞の書写やってました。

AメロBメロ、サビ、1題目2題目など、歌詞の構造知ろうと思っていっぱい書いてました。


こどものうた/高橋優
あなたとだから歩める道/高橋優
君の名は希望/乃木坂46



初めて書いた曲ですが、「駄作」という曲です。

いつまで経っても曲ができないので、ハードルを下げることにしました。

「カッコ悪い曲を作ろう」って思って、作った曲です。

勢いで作った結果...カッコ悪い曲ができました笑

作ったからにはどこかで歌えたらという気持ちはありますが、ほんとにカッコ悪い曲で、歌ってて恥ずかしさが勝る曲なので、路上ライブなど人前で歌える、、?という感じの曲です。

「ボツ曲集」みたいな、そういうCDを将来的に作ることがあれば、1曲目に入れることにしてます笑


「駄作」を作るうえで頭にあったのは、とあるイラストです。

ツイッターで見かけた絵で、どう検索すればいいか分からないから引用のしようがないのですが、

「天才と呼ばれる絵師は、人知れずボツの絵を大量に書いている」という感じの文が書かれていたと思います。

絵には、大量のクシャクシャになった紙で溢れた仄暗い個室で、作画に没頭する人の後ろ姿が描かれていました。

なにかできるようになるにはたくさんの失敗必要で、曲を作るにも、たくさんボツ曲を作っていけばいつかアタリが来るかも、と、イラストを見た時に感じました。

そんな感じで、「場数を踏め」とか「失敗しろ」とかを書いていきました。

サビから書き始めたのですが、なにせ勢いで書いたので、

駄作 駄作 ださい 駄作
駄作 駄作 ださい 駄作

「駄作」より

がサビです。

文というより、何も考えず単語を羅列。

これがたまたま功を奏し、なんとか1つ曲ができました。

これがきっかけになったのでしょうか、3ヶ月後には新しい曲ができます。

長くなってしまったので、このへんで。

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