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OBREMO新商品の開発について vol.6

ご挨拶

ドッグフードブランド「OBREMO」の商品開発を担当しております渡部と申します。
いつもOBREMOをご愛顧いただき本当にありがとうございます。
写真は私の愛犬『ちくわ』です。
OBREMOドッグフードを毎日食べ続けて涙やけも消え毛艶も良く元気いっぱいのチワワです。

チワワのちくわ

こちらのnoteでは、私たちがこだわりを持って作っているフードが、どのようにして誕生するのか、ありのままを飼い主さまにお伝えしていきます。
商品が誕生するまでには様々な工程があります。

企画準備 → 企画検討 → レシピ作成 → サンプル作成 → 成分分析 → 本生産

といった順序で商品開発を行っており、今回は最後の本生産についてお話しさせていただきます。

これを読んだ皆さまがOBREMOのドッグフードに更に興味を持っていただけると、とても嬉しく思います。

不足せず余らせずお客様に届ける

私たちが生産をする際にもっとも気を遣うのが、生産量を決める工程です。
仮に生産したフードが余ってしまうと、出荷されるまでの保管期間が長くなってしまい、商品の鮮度や品質が低下する可能性があります。
また、原材料やエネルギーを無駄に消費してしまうため、環境への悪影響も生み出してしまうことも考えられます。

逆に、生産量が少ないことで不足してしまうと、私たちのフードを必要とするお客さまの適切なタイミングで商品をお届けすることができなくなる可能性があります。

大切なワンコの健康を守るためのフードが必要なときに届かないという事態だけは絶対に避けなければいけません。
このように、フードの生産量は多すぎても少なすぎても良くない結果を招いてしまうため、慎重に考える必要があります。

生産量を決める難しさ

余りもせず、不足もしない量のフードを作るというのは言葉で言うのはとても簡単なのですが、実際に行うのはとても難しく、いつも細心の注意を払っています。

まず、フードの生産には時間がかかります。
私たちが生産量を決めてから、原材料の仕入れや製造ラインの確保を行い、準備が整ってから生産するため、3ヶ月程度の時間を要します。
つまり、今から3ヶ月後にその商品を注文されるお客さまが何人いらっしゃるのかを高い精度で予測する必要があるということです。
ある程度の期間を販売した実績のある商品であれば、それまでの実績から予測するのですが、初めて生産することになる新商品については、お客さまに購入いただいた実績がないため、予測するための材料を十分に揃えることができません。

幸いにもこれまで発売した新商品については、お客さまから支持を頂いているため余ることはありませんでしたが、危うく在庫切れを起こしそうになったことは何度かあります。
3ヶ月後を正確に予測するためにはまだ多くの課題がありますが、お客さまや環境にとって最適な発注量を決められるよう改善を重ねていきます。

最後に

ここまで全6回に渡りご紹介してきたとおり、私たちのフードができるまでには多くの工程があります。

どのような商品が求められているのか調査を行い、実現できるのかを検討し、総合栄養食の基準をクリアできるレシピを作り、そのレシピが本当にレシピ通り作れるのか第三者機関で分析し、不足せず余らせずお客さまに届けられるように生産量を決めて本生産しています。

この一連の工程を全て問題なくクリアすることで、ようやく私たちの商品をお客さまにお届けすることができます。
商品が完成するまでには、社内・社外問わず多くの人が関わっています。
また、それぞれが自身の想いをこめ、手をかけて企画から生産までをおこないます。

文字にしてお伝えするのは難しいのですが、この記事をとおして私たちのこだわりが少しでもお客さまに伝わり、満足していただけたら大変嬉しいく思います。
これからもOBREMOは、お客さまとワンコのためにより良い商品を作り続けていきます。
長きにわたり記事を読んでいただきありがとうございました。