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忘却映画館 00年代ベスト

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忘却映画館 00年代ベスト
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2022年8月の記事一覧

【忘却度100%】近距離恋愛

2008年6月3日、サンプルで鑑賞。  さてまた困ったことになりました。  この日の日記には、「さっそく女性誌連載原稿」とあり、まあそれは毎月のことなのでいいのですが、次の日の日記にはこうありました。 「今度は劇場パンフ用エッセイで書く」  またですよ。劇場パンフに寄稿までしてるのに忘れてる映画。  でもそこまで原稿書いてるってことは、好きなタイプのラブコメで、でもあまたあるラブコメの中ではインパクトがいまいちだったということなのかな。 <ネットで調べてみる>  劇場

【忘却度30%】REC/レック

2008年5月17日、サンプルDVDで鑑賞。  スペインホラー。  たまたま取材に来てた女性レポーターが入った建物が隔離されて、すると中にはゾンビが、という展開をPOVで撮ったものでした。  これはクオリティ高かったなあ。やっぱり最初に子供が俊敏な動きをしたところもどきっとしたし。  何を見るか言わずにDVDつけたんですが、一緒にいた女子は、ずっと目を閉じてたとのことでした。  最後はずるずるずるー。 <ネットで調べてみる>  シリーズ化されましたけど、「2」以降は

【忘却度30%】ミスト

2008年2月29日、サンプルで鑑賞。  出ました。これはご覧になった方皆さん満場一致でしょうけど、「世界一後味の悪い映画」。  これ、大絶賛の意味です。  スティーブン・キング&フランク・ダラボンなので「ショーシャンクの空に」みたいなのかと思うと度肝を抜かれます。 <ネットで調べてみる>  映画ポスターにはめずらしく「震撼のラスト」はそのとおりです。  この初見時、しばらく呆然としてました。きっと皆さんそうだと思いますが。

【忘却度20%】ぐるりのこと

2008年2月27日、18:00ユーロスペース試写室で鑑賞。  すばらしい映画です。それだけです。  すばらしいですと、昔から公私ともにお世話になってる、主要キャストの先輩にも直接お伝えしました。 <ネットで調べてみる>  とにかくいい映画です。何も言うことはないです。

【忘却度90%】突破口!

2008年2月14日、テレビ放送(録画)で再見。  たぶん子供のころ、テレビで一度見てた気がします・  大好きなドン・シーゲルで主演が大好きなウォルター・マッソー。ものすごく面白かった記憶もちゃんとあるのに、思い出せない。悔しいなあ。  ラスト、してやったりのウォルター・マッソーが去っていくとこくらいしか覚えてないです。 <ネットで調べてみる>  このポスターの煽り文句みたいなド派手なアクションより、もっと騙し合い的な要素のほうが強かったような気がするんですが、まあ忘れ

【忘却度70%】恋の罠

2008年2月14日、サンプルで鑑賞。  日記に「ハン・ソッキュ」とあったので思い出しました。  時代ものです。ハン・ソッキュが作家なんですが、裏で官能小説を書いて、それがスキャンダルになってしまい、という話。  まああっさり告白しますけど、その設定、私自身がそのまんまなんですね。なので誰よりも感情移入して見てました。  さらにそんな私なので、最後にハン・ソッキュが食らう「仕打ち」にぞっとしました。  いきなりだと思うかもしれませんが、「イングロリアス・バスターズ」と同じ

【忘却度20%】インファナル・アフェア

2007年11月18日、テレビ放送(録画)で鑑賞。  これまた、なんでこんな面白い映画をテレビ放送まで見てなかったんだろう系です。  作品については語るまでもないですね。  ハリウッドリメイク「ディパーテッド」をよく覚えてると思ったら、覚えてるのはこのオリジナルのほうだけだった、と書きましたね。 <ネットで調べてみる>  西島秀俊さんと香川照之さんのリメイクドラマ「ダブルフェイス」も見たことあります。

【忘却度50%】ボーン・アイデンティティー

2007年11月4日、テレビ放送で鑑賞。  ときどきある、めちゃくちゃ面白いのを知らなくて、劇場に行かなかったことを後悔した映画です。  だってこのポスター、あんまり面白そうじゃないじゃん(ザ・やつあたり)。 <ネットで調べてみる>  たまにテレビ放送してるんですけど、「もう見てるし」と思いつつ、やっぱりつけとくと最後まで見入ってしまう。  「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」は先に登場してます。  以下は全部見てる方のみご覧ください。「スプレマシー

【忘却度80%】やわらかい手

2007年10月(日付不明)、サンプルで鑑賞。  タイトルだけでは思い出さなかったかと思いますが、日記に「女性誌連載原稿。マリアンヌ・フェイスフル!」と書いてあるので思い出しました。  ある年代の男には「あの胸にもう一度」で性的な何かを刻んでしまったマリアンヌ・フェイスフルが、かなりお年をめしての出演。  生活に困ったか何かで見つけた仕事が、壁越しにだされたモノの手コキ嬢、という話でした。 <ネットで調べてみる>  これを高級マダム雑誌で取り上げる私の意地の悪さはまあい

【忘却度10%】未来少年コナン 特別編 巨大機ギガントの復活

2007年7月5日、23:00 MXテレビで再見。  前に宮崎駿監督作品でいちばん好きなのは「カリオストロの城」と「風立ちぬ」と何度か書きましたが、テレビシリーズを混ぜてもいいなら、「未来少年コナン」も入れてベスト3です。  2020年にNHKでデジタルリマスター版が放送されてて、久しぶりに全話見返しました。  かといって、コナンの劇場版が私の宮崎作品ベストに入るかというとまったく入らない。  これの前に雑な総集編の劇場版があって、これはタイトルどおりギガントの3話分くら

【忘却度60%】ボルベール<帰郷>

2007年4月13日、サンプルで鑑賞。  大好きなアルモドバルをことごとく忘れてる問題をこれまでも語ってきましたが、これはなんとかある程度は覚えてます。  ペネロペ・クルスが実家に帰ると死んだはずの母親がいた、という話だったことは思い出しました。  忘れててなんですが、本当にアルモドバルには(「アイム・ソー・エキサイテッド!」まで)ハズレがなかった。 <ネットで調べてみる>  母親がベッドの下に隠れるところとか、ペネロペ・クルスが「ママの匂いがする」と言うシーンとか、い

【忘却度40%】プラダを着た悪魔

2006年8月31日、13:00フォックス試写室で鑑賞。  これ嫌いな人いない映画ではないでしょうか。  私も見てすぐ、女性誌の連載原稿に書きました。  この映画さながらですけど、ここまでのアン・ハサウェイってどこかもっさりしてたんですよね。ばっちりのキャスティングだったと思います。  あとやっぱりスタンリー・トゥッチの役得っぷり!  ♪プラダの靴がほーしーの、そんな君の願いをかなえるためー  関係ない歌を口ずさんでみました。 <ネットで調べてみる>  女性誌の原稿

【忘却度40%】ミッション:インポッシブル3

2006年5月25日、15:30UIP試写室で鑑賞。  悪役がフィリップ・シーモア・ホフマンですから、見る前からわくわく止まらずです。  あの圧倒的な戦力でフィリップ・シーモア・ホフマンを橋の上で奪還するシーンを見ると、後々、イーサン・ハントなんか相手でもないように思わないでもないですが、そういうことは言いっこなしで。 <ネットで調べてみる>  すべてのアクション映画がそうなんですけど、手下に任せておけばいいのに、ラスト、わざわざ出てくるからボスは死んじゃうんですけどね

【忘却度40%】隠された記憶

2006年5月13日、サンプルで鑑賞。  安定のミヒャエル・ハネケ。  そういえばアトム・エゴヤンとかアルモドバルとか、「大好きなのに忘れてる」ことを悔やんできましたが、ミヒャエル・ハネケはなぜかほぼよく覚えてます。  私の精神が病んでるんでしょうか。ハネケの不愉快世界にシンクロしてしまってるのでしょうか。 <ネットで調べてみる>  これ、あんまり画質のよくないサンプルビデオ(かサンプルDVD)で見たので、最初はラストシーンの意味がわからなかったんですよね。このポスター