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忘却映画館 00年代ベスト

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忘却映画館 00年代ベスト
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2022年7月の記事一覧

【忘却度10%】あしたのジョー2

2005年7月4日再見。  これも前に書いたダビング作業中に見入ってしまいました。  出崎統演出のすごさは今さら語るまでもないですが、やはり「あしたのジョー2」が私はいちばん好きです。  大塚康生先生や板野一郎先生はときどき話題になりますが、出崎演出特集みたいなのもいつかテレビでやってほしいなあ。 <ネットで調べてみる>  いまふと思ったんですけど、バラエティ番組で演者が口からものを吐くとき、キラキラが合成されるじゃないですか。あれって出崎演出がルーツなんでしょうか?

【忘却度60%】さよならみどりちゃん

2005年8月31日、サンプルビデオで鑑賞。  西島秀俊さんが最高なんですよね。雑なヤリチンで。  と、前の「メゾン・ド・ヒミコ」と同じことを書きましたが、「メゾン・ド・ヒミコ」はクールな男でしたけど、こちらは(当時は)めずらしく血圧高めの役で、陽気でひどいヤリチンでした。最高。  いい映画なんですよ。星野真里さんもすばらしいし。 <ネットで調べてみる>  予告編だけでもいいなあ。西島さんいいなあ。

【忘却度0%】バーディ

2005年8月9日再見。  高校時代にいちばん好きだった映画。  何十回と繰り返し見ました。おかげで(英語はできませんが)次の字幕台詞まで全部わかるほどに。  鳥だけが好きなマシュー・モディンと、彼に興味を持って親友になるニコラス・ケイジ。ベトナム戦争で心を閉ざし何も喋らなくなったマシュー・モディンのところへ、医師の要望で顔全部を負傷したニコラス・ケイジが訪ねてきて、という話です。  最後のまさかのオチから陽気な「ラ・バンバ」が流れるところが最高なんですが、それが次第に

【忘却度0%】だいじょうぶマイ・フレンド

2005年5月24日、テレビ放送(録画)で再見。  出ました。  初見は中学3年生のとき、映画館でした。同時期に「戦場のメリークリスマス」やってたのに、なんでこんなものを見に行ってしまったんでしょう。  でも後年、当時公開早々に見に行ったのは、ある意味自慢になりました。大人になって映画好きと知り合って、カルト映画とかマニア映画について語るようになったときに、見た人だけが誇らしげに爆笑したのが、本作、「だいじょうぶマイ・フレンド」だったりしたのでした。  そして私、いまだに

【忘却度10%】アルフィー

2005年4月8日、15:30東銀座UIP試写室で鑑賞。  ジュード・ロウのリメイク版です。  オリジナルのマイケル・ケイン版をこよなく愛する私ですので、試写が始まったらすぐに駆けつけました。  そしてオリジナルには及ばないまでも、ジュード・ロウ版もすばらしい出来でした。ちゃんとカメラ目線トークも様になってたし。  後年、DVDも買いました。 <ネットで調べてみる>  マイケル・ケイン版のように、ラストにバート・バカラックの「アルフィー」のメインテーマ流れたっけと確認し

【忘却度30%】素晴らしき日

2005年2月22日、セルDVDで鑑賞。  当時私が、30代子持ち同士の男女のラブコメ小説(執筆中の仮題は「ロマコメ」)を書いていて、ふと同じ設定の映画あったなと買いました。  素晴らしき映画。  大人エロい女の代表といえばのミシェル・ファイファーがとにかく可愛い。ラスト、いよいよ事に及びそうになったときの、慌てての舌&すね毛チェックとか、ソファで眠ってしまったジョージ・クルーニーの腕の中に潜り込むところとか、すべてが可愛くて完璧です。 <ネットで調べてみる>  ちな

【忘却度30%】パッチギ!

2005年1月4日、サンプルビデオで鑑賞。  井筒監督で私が好きなのは、本作と「ヒーローショー」です。  キャストも皆さんいいのですが、ラジオ曲のディレクターの大友康平さんが役得でしたね。 <ネットで調べてみる>  沢尻エリカさんのなんて可憐なこと。  そうだ、ラスト「あの素晴らしい愛をもう一度」なんですよね。すばらしいエンディングです。

【忘却度80%】バッド・エデュケーション

2005年1月21日、18:30徳新橋間ホールの試写で鑑賞。  アルモドバルとガエル・ガルシア・ベルナルの組み合わせは本作だけでしっけ。  聖職者に少年時代性的虐待されてた青年2人の物語でした。うーむ、好きな映画だったのに忘れてるなあ。  2人の白ブリーフ姿は覚えてるのですが。 <ネットで調べてみる>  少年時代の恋人同士の男2人と、16年後に明らかになる真実、という忘れてましたがあらすじも面白かったです。見直そう。

【忘却度80%】くたばれ!ハリウッド

2004年11月12日、セルDVDで鑑賞。  ハリウッドの映画関係者のドキュメンタリー。誰だったかは忘れてしまいました。  そんなDVDをなぜ買ったかというと、この日、広川太一郎さんに3年ぶりにお会いしてインタビューさせていただいてました(リラックス誌)。そのときの雑談で、最近された仕事ということで本作を教えていただきまして。  というわけでさっそく買って帰ったわけですが、全編広川さんのナレーションが聞けるという至福の一作だったのでした。  内容は覚えてないですけど。

【忘却度40%】ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方

2004年11月12日、18:30東芝試写室で鑑賞。  ピーター・セラーズの大ファンとしてはもちろん見逃せない1本でした。  ジェフリー・ラッシュのピーター・セラーズっぷりはお見事でした。 <ネットで調べてみる>  映画自体ももちろん面白いのですが、ジェフリー・ラッシュがクルーゾー警部やストレンジラブ博士を再現してるのもお楽しみというか特典です。  これはもう一度見ます。  なんと比較動画がありました。

【忘却度40%】キャットウーマン

2004年8月19日、19:00丸の内ルーブルでの試写で鑑賞。  出ました問題作。コケて酷評でしたし、私も面白いとは思わないですけど、深夜にテレビでやってたりすると、なぜか見ちゃう1本。自分でも好きなのか嫌いなのかわかりません。  一時期好きでよく見てたんですけど、本作でラジー賞を受賞してしまったハル・ベリーが、ちゃんと登壇して、自分のオスカーのスピーチをセルフパロディした映像は、拍手喝采ものでした。姐さんかっこよすぎ。  このハル・ベリーと、ラジー賞受賞作のDVDをワ

【忘却度10%】オールド・ボーイ

2004年8月2日、18:30よみうりホールでの試写で鑑賞。  日記には「舞台挨拶あり」とありますが、パク・チャヌク監督とチェ・ミンシクが登壇したんでしょうか。記憶にないですが。  そちらは記憶にないですが、映画はとにかく「すごい」の一言でした。この前もこの後も、韓国映画は大当たりのものが多いですけど、いまだに私の中でのトップはこの作品かも。 <ネットで調べてみる>  このときのマスコミ試写で、プロモーショングッズとして、蛍光ピンクと黄色のガムテープが配られました。ちぎ

【忘却度90%】恋の門

2004年7月23日、13:00六本木アスミック試写室で鑑賞。  本当に申し訳ないことに、私、この映画の劇場パンフレットにエッセイを寄稿させていただいてるんですよね。  平泉成さんと大竹しのぶさんが、イデオンのコスモとキッチンのコスプレしてたのは覚えてます。 <ネットで調べてみる>  全部の作品をまんべんなく忘れておりますのでご容赦を。

【忘却度60%】ロスト・イン・トランスレーション

2004年6月8日、13:00渋谷シネマライズの試写で鑑賞。  当時、どうやらいまも、おしゃれサブカルに人気のようですけど、私はとても苦手でした。簡単に言えば、全部ひっくるめて不快でした。  でも当時、まわりの業界界隈、みんな絶賛してたなあ。とくに元オリーブ少女あたり。 <ネットで調べてみる>  日本版予告編の後に、オリジナルの予告編を見ると、自分の中では何が不快かはすごくクリアになります。簡単に言えばソフィア・コッポラの目線です。でも、これ以上は口をつぐみましょう。