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忘却映画館 00年代ベスト

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忘却映画館 00年代ベスト
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2021年7月の記事一覧

【忘却度60%】今度は愛妻家

2009年12月2日、サンプルDVDで鑑賞。  不覚にも号泣しました。  豊川悦司さんと薬師丸ひろ子さんの夫婦もの。すぐ女性誌の映画レビューの連載にも書いたなあ。 <ポスターを見てみよう>  ちょっとこのポスターはよろしくないですね。話を察してしまいます。 <ネットで調べてみる>  細かいところは忘れてしまってましたが、その分、予告編だけでまたおろおろ泣いてしまいました。

【忘却度0%】男と女

2009年11月25日、DVDで再見。  これは何回見たかなあ。話はたいしたことなく、演出もかったるいところも多いのに、なぜか繰り返し見られる。  大学生のとき(1989年)輸入盤のサントラLPも買ったし、テレビ放送の吹き替え版もずっと保存してたし、後にDVDも買いました。  そしてこの日の私の日記には、「映画『男と女』の研究。時間ごとのシーンとセリフおこし」とあります。自分の小説の参考のためというか、執筆のためのトレーニングでときどきこういう「書き起こし」をしてたんで

【忘却度40%】ボーン・スプレマシー

2009年11月1日、テレビ放送で鑑賞。  なぜか1日前に「アルティメイタム」オンエアで、翌日こちらが再放送されてました。  監督交代しても、違うテイスト出しつつ面白い続編というのはなかなかすごいことではないでしょうか。 <ポスターを見てみよう>  当時も、後年エッセイのネタにしたときも、そしていまも、私「スプレマシー」の意味知らないんですよね。いっそこのまま知らずに生涯を終えようかしら。 <ネットで調べてみる>  「休んだほうがいい。疲れた顔してる」→えっ!→あ

【忘却度30%】ボーン・アルティメイタム

2009年11月1日、テレビ放送(昨夜)で鑑賞。  不勉強にもジェイソン・ボーン・シリーズがこんなに面白いとは当時知らなかったんですよ。  マット・デイモンがキレキレのアクションできるわけないと思い込んでたのかな。  というわけで地上波で初めて見ました。遅すぎ。 <ポスターを見てみよう>  後年、エッセイで「ボーン・コンプライアンス」とか「ボーン・ホールディングス」とか、ボーンシリーズ大喜利を勝手にしました。すいません。 <ネットで調べてみる>  「死体は見つか

【忘却度80%】DEAD OR ALIVE 犯罪者

2000年2月10日、ビデオで鑑賞。  当時、すごい映画があると近い業界内で話題になってたんですよ。それも哀川翔さんと竹内力さんという(失礼は承知ですいません、当時はそのイメージだったので)Vシネキャストで、三池崇史さんという「聞いたことない監督」だと。  それで関係者を通じてビデオを取り寄せて見たわけです。確かに、たまげました。 <ポスターを見てみよう>  刑事の哀川翔さんとヤクザの竹内力さんの対決なわけですが、ラストで(文字どおり)すべてが吹き飛びます。 <ネッ

【忘却度20%】シベリア超特急2

2000年2月23日、13:00新橋TCC試写室で鑑賞。 「やめたー」  映画史に残る名台詞のひとつです。  みんな大好きシベリア超特急シリーズ待望の第2弾。今回はすごいですよ。超特急と言いつつ話はほぼホテルの中で進みます。草笛光子さんのダンスシーンも見られます。すごい短く安全な「オデッサの階段」風のシーンも見られます。冒頭なんて、登場人物全員がホテルにチェックインしてくるくだりを、同じ位置に構えたカメラが右左に動くだけのデパルマチックな長回しも堪能できます。  私当

【忘却度0%】プリンセス・モノノケ

2000年2月10日、13:00スタジオジブリ試写室で鑑賞。  正確に言えばこれ、英語版なので忘却度は100%でもあります。  かつて「もののけ姫」の項で書きましたが、当時「もののけ姫」のムックを作ったと書きましたが、そのときの鑑賞。松田洋治さんと一緒に見て、その後ムック用にインタビューさせていただいたのでした。

【忘却度50%】ハピネス

2000年1月27日、サンプルビデオで鑑賞。  トッド・ソロンズ監督作。  私、この映画の劇場パンフレット、プレス、チラシなどすべての宣伝グッズの編集と執筆しております。なので、この日から最低でも10回は見てると思うんですよね。  そこまで関わった映画を、なぜよく覚えてないのだ私。  フィリップ・シーモア・ホフマンが夜な夜な女性にいたずら電話してオナニーしてるところとか、自分の友達をレイプした変態パパに「僕のこともそんな風にしたかったの?」と泣きながら聞く息子に、「オ

【忘却度50%】マグノリア

2000年1月19日、20:00渋谷パンテオンでの試写で鑑賞。  いくつもの話があるので多少は忘れてますが、要所要所は覚えてるかと。  面白かったし、評判もいいのも知ってますが、当時もいまも唯一気になるのは、この手の群像劇にある「他エピソードとの繋がり」が希薄なところ。同時進行させなければ、30分くらいの関係ないショートストーリーを数本見ただけになってしまうんではないかと。  まあそれを、カエルの力技でくっつけたと言えなくもないんですけど、どうもそこの部分が消化不良。

【忘却度80%】オール・アバウト・マイ・マザー

2000年1月18日、15:30新橋徳間ホールの試写で鑑賞。  アルモドバルの代表作と言ってもいいし、アカデミー賞の外国語映画賞もとってるし、見たときにしっかり感動したはずなんですが、なぜか、いま振り返るとアルモドバルの中で印象が薄い。 <ポスターを見てみよう>  こんなに名作でしかないコピーの羅列を見て、「あんまり覚えてない」と言うことの不甲斐なさを充分味わっております。 <ネットで調べてみる>  うーん、反省してやっぱり見直します。

【忘却度0%】踊る大捜査線THE MOVIE

2000年1月1日、テレビ放送で再見。  初見は、1998年10月22日、東宝試写室で。同年12月13日には、渋谷の映画館でも見直してます。  テレビドラマの映画化にはほぼ否定的ですけど、これは文句つけようないくらい面白かった。  しかし大ヒットしましたけど「2」は見せ場を繋ぐために作ったような話はめちゃくちゃだし、「3」なんてひどいなんてもんじゃなかったし、「ファイナル」なんてなんで作ったんだってくらいの代物。  ものすごく面白かったテレビシリーズとスペシャルと本作