ご飯責め

奥さんの実家

今回の台湾旅行では、ホテルの予約は取らなかった。

7日間、ホテルに滞在すれば、二人でだいたい10万円くらいはかかってしまうだろうか。

安い宿を探せばあるのだろうが、うちの奥さんが

「あんまり安いホテルはヤバいヨヤバいヨ」

と、出川さんのように言うので、やめたのだった。

だから僕たちは、奥さんの実家にお世話になることにした。

自由気まま

奥さんの実家にいる猫、「小ライチ」「小リンゴ」である。どっちがどっちなのかは結局最後までわからなかった。

なぜ「ライチ」「リンゴ」の前に「小」がつくのかも、よくわからなかった。いつか「大」になるのだろうか。

実家に到着するやいなや、

「御帰〜!元気?久々!腹減?喉乾?謝謝!」

みたいな感じで出迎えてもらった。

夕方頃だったろうか。確かにお腹は空いていたので

「腹減!」

みたいな事を言った。伝わったかどうかはわからないが、奥さんのお母さんはルンルンな様子でキッチンへ向かい、小一時間くらい経っただろうか。

ぜんぶ美味しかった

とんでもない量の食事を出してくれた。

どうやら僕の

「腹減!」

が、想像以上に伝わったらしい。

もちろん料理は全部美味しかった。当然、奥さんと二人で食べ切れる量ではなく、三日後くらいまで、温め直して食べていた。

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