コンサルティングファーム出身者は、スタートアップで活躍できるのか?
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コンサルティングファーム出身者は、スタートアップで活躍できるのか?

株式会社hokan代表取締役の尾花政篤(@ShigeObana)と申します。保険業界特化型のSaaS、hokan®を開発しています。

私は新卒でベイカレント・コンサルティングに入社しました。4年弱コンサルタントとして働いた後に退職し、2017年8月にスタートアップを起業しました。
現在(2019年3月時点)は、以下の通りPre Series Aラウンドの調達も完了し、チームも13名と増え、MRRをつくっていくフェーズに入っています。


さて、今回の記事は「コンサルティングファーム出身者は、スタートアップで活躍できるのか?」がテーマです。
私自身の経験をもとに、コンサル時代に培って今でも役に立っていることと、スタートアップにチャレンジして初めて身についたことをご紹介します。最後に、活躍できるのかどうか私見を述べます。

本記事は、以下のような方にお読みいただけると役立つかと思います。

・現在コンサルティング業界に在籍している方で、スタートアップへの転職を考えている方
・将来起業やスタートアップへの参画に興味があり、ファーストキャリアとしてコンサルを検討中の方



コンサルで培い、スタートアップでも活きている能力

まずはコンサルの経験で、現在スタートアップをやる中でも活きていることをまとめます。


ロジカルシンキング

ロジカルシンキングはあらゆる仕事のベースになるので、もちろん役に立ちます。また、hokanがBtoB SaaSの会社であり、なおかつ規制や商品が複雑な保険業界ということもあり、非常に活きています。

BtoB SaaSは業界・業務・ユーザーの理解が必須です。PEST分析・3C分析のような観点で業界を理解し、ユーザーの業務の全体像や各業務のプロセスを理解しなければなりません。また、サービスの機能数も非常に多くなりますから、使いやすいサービスにするための情報設計も重要です。

更に、保険業法や保険商品は非常に複雑です。新しいサービスを生み出すべく、保険業法をクリアしたUIを考えたり、保険レコメンドのために保険商品を保障/補償内容の幅広さといった様々な軸で整理する必要があります。

こういったシーンでは、コンサル時代に培ったロジカルシンキングは非常に有効です。


細部までこだわった資料作成

コンサルタントはExcel・PowerPointを駆使して、大量の資料を作成します。

スタートアップでは、資料をつくっているだけでは事業は進まないので、コンサルのときほど資料をつくることはありません。しかしながら、コンサルタントに求められる資料の細部へのこだわりや正確性はスタートアップでも重要です。

例えば、サービスのUIデザインにおいて、ボタンや文字の位置にはピクセル単位でこだわります。これはコンサルのスライド作成でオブジェクトの位置揃えにこだわったり、テキストボックスにおさまるべく文字数を調整したりすることと通ずるものがあります。


大手企業との提携推進

スタートアップには大手企業との提携も求められます。

大手企業との提携を進めるにあたって、大手企業の中での仕事の進み方や社内力学を理解し、適切な働きかけをする必要があります。

コンサルで多くのステークホルダーの利害関係の調整をしたり、Biz・Sysそれぞれが密接に関わりあうタスクを整理してきた経験が活きます。

特に、hokanが取り組んでいる保険業界は様々な産業と密接な関係があります。

大手企業との接点も多くなるため、この能力は重要です。


スタートアップをはじめてから身についた能力

アントレプレナーシップ

コンサルが得意とするロジカルシンキングは、既存の事業を拡大することには適していますが、実はイノベーションをおこすことには適していません。

また、コンサルは案件を受注した以上、"失敗する"ということは許されません。また案件には必ず期間があるため、"失敗しても成功するまで諦めずにやる"ということはできません。

自分でリスクをとって決断して事業を進める、失敗してもいいからまずチャレンジしてみる、というアントレプレナーシップを発揮できるのはスタートアップならではです。


サービス開発

コンサルティングファームのクライアントは大企業が中心です。そのため、単価をあげようとすると、経営戦略・IT戦略など、より上流の仕事をやることになります。また、歴史の長い会社がクライアントであることも多いため、レガシーなシステムをどのように整理するかという案件も多いです。

スタートアップでもコンサルと同様に戦略を考える視座の高さは重要ですが、泥臭く自らの手でサービスを創っていくところは大きな違いです。

実際にサービスを利用する顧客の声を聞きながら、UI/UXをデザインしてプロトタイプをつくったり、エンジニアを集めてサービスを開発します。

自分で手を動かしてUIのデザインをしたり、DBの設計まで関与して一からシステムをつくっていくというのはスタートアップでしかできません。


自らが主体となって事業を進める力

かつては、コンサルという産業自体がスタートアップでした。しかし、今や誰もが大手コンサルティングファームの名前を知っています。最近では、大手コンサルティングファームは人を大量に採用しています。つまり、コンサルティングファーム自体が大企業になっているのです。

従って、コンサルティングファームの中で営業・採用・経理・法務・総務など、各業務は細分化されています。コンサルタントとして働いているだけだと会社経営の全体像をつかむことは難しいです。

スタートアップは人数が少ないため、多くの業務を兼務する必要があります。1つのプロジェクトに専念できるわけではなくなりますので、多くの業務領域を把握しながら、時間軸の違う仕事を同時並行で進めることになります。


結局、コンサルティングファーム出身者はスタートアップで活躍できるのか?

結論、活躍できます!!

しかし、DeNAの南場さんも『不恰好経営』で書かれていたように、アンラーニングが必要です。

特に、第三者として事業の推進をサポートする立場から、主体的に事業を開発していく立場になるところは大きな変化です。コンサルとしての仕事の進め方だけにこだわるのではなく、スタートアップの働き方に適用する必要があります。

私自身、この過程では苦労しましたが、一度乗り越えると、コンサルタントとしてもパワーアップできます!自分で事業を進めた経験をもとに、事業のより深いところまで理解してコンサルティングできるようになるからです。

たとえ、コンサルティングファームに戻ったとしても、以前より高いバリューを発揮できる自信があります!


ここまで、「活躍できるか活躍できないか?」を中心に語ってきましたが、、何よりもスタートアップは楽しいです!!

毎日が勝負で、日々成長している実感を得られます。

活躍できるか、自分にとって良いキャリアパスになるか、などの観点も大事ですが、、そういったものを無視して、人生を賭けて挑戦する道を選んでみませんか?


最後に

hokanでは、大手企業との協業推進やプロダクト開発の担当者として、コンサルティングファーム出身者を募集しています!

hokanでは"保険業界をアップデートする"というミッションを掲げています。


このミッションを達成するため、メインプロダクトであるhokanと同時並行で様々な大手企業と協業の話を進めています。こういった大手企業との協業推進をお願いしたいです!

また少数精鋭で進めているため、メインプロダクトのhokanのPMとして機能開発をしたり、営業・CSも一部を受け持つ可能性があります。

一気にいろんなことを吸収できる環境です!


ご興味のある方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください!

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