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「失われた黄金都市」マイケル・クライトン

またしてもマイケル・クライトン作品の紹介だ。
映画化名は「コンゴ」。

この作品といえば、ゴリラだ。
ゴリラ、ゴリラ、とにかくゴリラ。
登場するゴリラのメスが可愛くて、もうこのゴリラがどうなるかが知りたいという一心で読み進めることが出来るぐらい、いいキャラしているゴリラがいるんだ。

ストーリーも面白い。
アフリカ・ザイールのジャングルで取れるあるダイヤモンド、そのダイヤモンドの鉱物としての特性によってコンピューターの性能が劇的に上がる、まさに現代においてはものすごい技術革新をもたらすものだ。
それを手に入れんが為に派遣された調査隊が何者かに惨殺される。
ビデオに映ったゴリラのような謎の影。
原因追及とダイヤモンドを目指して調査隊第2陣が派遣される。
このメンバーの中に、手話が使えるゴリラのエイミーとその育ての親である学者、その元恋人などがいる。
このゴリラのエイミーが可愛いんだ。
手話で人間と意思疎通が出来るし、調査隊壊滅の原因になったゴリラの言っていることもわかる。
彼女のたどたどしい手話を元に真相を探るミステリーも秀逸。

でもやはりこの作品はエイミーがどうなるのか、を追いかける小説だ。

やはり人は人間ではないが意思の疎通が出来る存在、友情を築ける存在が大好きだ。
特に日本人は大好きだと思う。
自分がここまでエイミー好きになったのもその影響だと思う。
だって藤子不二雄を思い出してみて。
絶対人間じゃない意思疎通が出来る存在が出てくるじゃん。

「ドラえもん」は猫型ロボット、「パーマン」はチンパンジー、「オバケのQ太郎」はそのものずばり。
「忍者ハットリくん」だってかろうじて人間ってレベル。
そいうのいないのって「エスパー魔美」ぐらいじゃない?

もちろん本作はそれだけではなく、ジャングルの秘密と襲い掛かる危機などスリリングな展開が怒涛で、上下巻という長さを感じさせず一気に読める作品だ。

こうして何作か紹介しているが、マイケル・クライトン作品は実は家には1冊も無いのだ。
すべて図書館で借りて読んだもの。
やばい、また読みたくなってきた。
やはりSF物がいいな「アンドロメダ病原体」「タイムライン」あたり読んでみようかな。
内容しらないけどSFっぽくない?

ブックオフ、行こうかな。。

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ちょっと調べて知ったんだけど、「ER緊急救命室」っていう海外ドラマ、あれもマイケル・クライトン製作総指揮なんだってね。
すごい人だ。

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