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2025年7月に、日本人が必要とされる。らしい

幼稚園の時、なぜかクラスでアゲハ蝶の幼虫を飼うことになりました。

先生が持ってきた虫カゴの中にはもぞもぞと動く幼虫がいます。しかしクラスの子どもたちは「気持ち悪い」「触りたくない」と、全員幼虫の世話を拒否。
ただ当時5歳だった自分には、丸くてゆっくり動く幼虫があいらしく見えて、自分から幼虫のお世話をすることになったのでした。

そうして幼虫はサナギの季節を迎え、しばらく経つと幼虫はそれはそれは美しいアゲハ蝶に進化しました。
クラスメイトたちの態度は「綺麗だねえ」「かわいい!」と一転。脱皮した日からアゲハ蝶はクラスの人気者に。

しばらくして、アゲハ蝶を自然に帰す日がやってきました。幼稚園のグラウンドで、虫カゴを持つ先生を取り囲むクラスのみんなを、私は後ろの方から見ています。先生がカゴの蓋を開けて、アゲハ蝶はひらひらと空の方へ飛んでいった・・

と思った瞬間、アゲハ蝶は何かを思い出したように、後ろの方にいた私の方へひらひらと、とんできました。
私の前まで来たアゲハ蝶は数秒じっと私を見つめ、その後すぐ空の彼方へとんでいきました。私にはアゲハ蝶から「ひとみちゃん、ありがとう」という声が確かに聞こえたような気がしました。

すっかり忘れていたこのエピソードを思い出したのは、あるyoutubeを見たからです。

最近スピリチュアル界では「2025年7月に、日本が滅びる」的な予言が流行ってるようですが、こちらのしょーげんさんは「2025年7月に、良い方向に日本は生まれ変わる」とおっしゃっています。

その理由として「日本人は昔、虫や花、鳥や風とも話をしていた」「そうした細やかな感性を持つ日本人が、この激動の時代を支える大きな存在となる」ということを、アフリカ部族のシャーマンの方から聞いたそうです。

この動画を見て、私が幼い頃アゲハ蝶の幼虫さんとお話ししていた頃の記憶がブワッと蘇ったのでした。

なぜ日本人は虫や花、鳥や風と話ができるのか?
それは日本語の音に秘密があるようです。

各言語の周波数を並べてみましょう。

日本語    250~1,500Hz
イギリス英語 2,000~12,000Hz
アメリカ英語 1,000~3,000Hz
フランス語  125~1,700Hz

西堀貞夫『音響免疫療法』より

人が心地よいと感じる音は2,000Hz以下で、鳥のさえずりや川のせせらぎ、赤ちゃんの笑い声はこの音域だと言われています。日本語は聞いているだけで人に心地よい何かを与えるようです。

また日本を代表する神社・伊勢神宮が「気がいい場所」「パワースポット」と言われるのは、自然界の多様な周波数があり、それが身体を良くしてくれるから、という説があります。
いずれにしても日本語の微細な音を聞き取れる日本人は、自然の声を聞く素養があるようです。

私は楽器の音を聞くと、何の楽器か大体わかります。
オーケストラの音楽を聞いていると、今、何の楽器と何の楽器が何を奏でているのかが聞き取れるのですが、それは長い間クラシック音楽を聞いていたからです。
それと同様に、日本語を理解できる・話せるというのはそれだけで自然界のメッセージを聞く土台が出来ているということなのだと思います。

現代社会に生きていると、どうしても速く、正しく、強く、といった側面を求められます。私も再来年の夏、日本にとんでもないことが起こるのなら、それまでにもっとちゃんとしなくちゃとか、作家として早く食べれるようにならないと、と焦る気持ちがありました。

でも冥王星が山羊座に入って、これまでに不動とされたものがガラガラと音を立てて崩れている昨今。「何がスピリチュアルだ、風の時代だ!」と、目に見えるものだけが全てという方も、これまでのやり方が段々通用しなくなってきているのは薄々感じているところだと思います。

最後のゆとり世代としてバブル・氷河期世代に会社で揉まれてきた身には「この社会は繊細な感性を持つ人は、鈍感な人たちに駆逐される場所らしい」と感じることも多くありました。
しかしどうもこれからの世界は逆に、繊細な感性の人たちが世界に必要とされる時代が来るようです。

そんなことを虫の音を聞きながら思った秋の夜でした。