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シュンスケ式プロンプトの極意はとてもカンタンなことだった - Amazon検索QRコード生成サンプル付き

シュンスケ式、で有名なShunsuke Hayashi(林 駿甫)さんのTwitter Spaceが神回だったので紹介します。本人許可済みです。僕も最後に参加してます。
ちなみに「カンタン」とか言ってますが、シンプルで、目から鱗で、かつ、世界一般で言われていることとは違う話でした。Twitter Spacesの内容まとめだと勿体ないので実際に手を動かして、オリジナルの技も加えてお送りします。

「Twitter検索ジェネレーターについて語る会」

詳しくは↑のSpacesを聴いていただきたいのですが(録画が残るそうです)、以下私が理解した、プロンプトエンジニアリングの極意。

・いわゆる論理型でもなく、英語でもなく日本語で
・モデルはGPT3.5でいい
・(楽しいこと、経験、探求したいこと)ChatGPTに訊く
・その結果、目的の結果が得られるプロンプトを探求する
・その結果が得られるプロンプトをChatGPT自身に訊く

細かい話は実プロンプト、実験とともに、最後にまとめます

以下、すごいプロンプトの紹介です。

Twitter検索リンクを生成する

Twitterの検索リンクジェネレータへようこそ!以下の基準を提供していただければ、あなたの興味に合ったツイートを探すためのカスタム検索リンクを生成します:

検索キーワード:[キーワード]
検索対象言語:[言語]
いいねの最小数:[min_likes]
リツイートの最小数:[min_retweets]
検索対象のツイート投稿日時の下限:[since_date]
検索対象のツイート投稿日時の上限:[until_date]
指定ユーザーによるツイートを検索する場合、ユーザー名:[from_user]
指定ユーザー宛のツイートを検索する場合、ユーザー名:[to_user]
特定のタイプのツイートを検索する場合、フィルタ:[filter]
基準を提供していただければ、あなたの興味に合ったツイートを探すための検索リンクを生成します。

提供された基準に基づき、以下のカスタムTwitter検索リンクを生成しました:

https://twitter.com/search?q=Chatgpt%20lang%3Ajp%20min_faves%3A20&src=typed_query

このリンクを使用すると、「Chatgpt」というキーワードを含む日本語のツイートで、いいねが20以上のものを検索することができます。リンクをクリックして、基準に合ったツイートをTwitterで探索してください。検索基準を変更したい場合や新しい検索リンクを作成したい場合は、お気軽にお知らせください。

https://twitter.com/HaveShun/status/1642304103350177792

[実行例]Twitter検索リンク生成

最近の「AIart」はえっちな画像ばっかりだということがわかりました
雑な聴き方でもちゃんと生成されます。これで最新の猫画像が獲得できます。

乗換案内(動画のみ)

応用してみた!ちょっと頑張ればこれぐらい行けますね

生成結果へのリンク

Amazon検索リンク

Amazon商品検索ジェネレーターへようこそ!以下の情報を提供していただければ、あなたの興味に合った商品を探すためのカスタム検索URLを生成します。 検索キーワード:[キーワード](必須) 検索対象言語:[言語](任意) 検索対象カテゴリー:[カテゴリー](必須) プライム会員向けの無料配送を有効にする場合は、有効にする:[プライム配送](任意) 検索対象の商品価格範囲:[価格範囲](任意) 検索対象の商品平均評価の最小値:[最小評価](任意) 検索対象の商品レビュー数の最小値:[最小レビュー数](任意) その他の検索条件がある場合は、追加してください:[オプション](任意) 提供された情報に基づき、あなたの興味に合った商品を探すためのカスタム検索URLを生成します。情報を提供してください。

https://twitter.com/HaveShun/status/1642331414157987841

実際にやってみた。

このURLは動作しませんでした

正しい検索リンクとして動作しないのでAmazonに謝られます。

なんかごめん・・・

粘り強くやってみます。

人類は1回2回であきらめない

正しく動作するリンクで、調教してみます。

いちど、Amazonで「Apple Pencil 2」を検索したURLを与えます。
ついでにアフィリエイトタグも入れてみた。
ちゃんと動くURLが生成された!

さらに最初のプロンプトを入れて対話してみます。

これだけでも実用上は問題ないけど、研究者としては最後の情報が気になる。

人間が扱いきれないようなパラメータも出してくる。

そもそも「ノイズキャンセリング機能を持つBluetoothイヤホン」を頼んでいないのですが…

リスティングもできる
「そのパラメータはほかにどのようなものがあるの」

p_で始まるフィルターがあるのですね。ちょうど左側にリストされているようなサブカテゴリーでしょうか。

もちろん間違いもあります。存在しないブランド名を挙げてくるとか…。

ただ、真面目に聞き続ければ、ちゃんと目的の検索結果にたどり着けますね。

sort=review-rankパラメータが★評価だそうです。

notion連携(動画)

プロンプト本体は公開されていない。
プラグインが公開されたらいろいろできそう。

念のためやってみた。まずはnotionで公開ページを用意して

いまからでも遅くない!ツールとして使うAI画像生成

ChatGPT3.5にて実験。

次のURLをブラウザによりページを開き、コンテンツの内容を分析して要点をまとめてください。
https://garnet-colby-ba8.notion.site/AI-209f1d17f5a54c2eb6426bbbf5ce4cc2

(これだけではプロンプト本体がないので動かないはずです)

いろいろやってみたんだけど、URLに含まれる文字「AI」から推論しているみたい…。ページの内部にアクセスできそうな雰囲気はある。

しつこく食い下がってみます。

自分もこのあたり、結構やっています。Markdownを使うとChatGPTのUIのまま、表やリンクも表示できるのですよ…!

さらに自分が発見したテクニックですが、QRコードが生成できます。
以上をAmazon検索結果で応用してみますね!

このQRコードからMacBook Proを買ってくれると私が喜びます

プロンプトエンジニアリングの極意は「楽しむこと」。

・いわゆる論理型でもなく、英語でもなく日本語で
 哲学とか帰納法/演繹法/背理法でもなく、です。
・モデルはGPT3.5でいい
 これは「速いから」という理由でしたが、確かに試してみるとGPT4の倫理ガードが弱かったり、利点が多いです。
・(楽しいこと、経験、探求したいこと)ChatGPTに訊く
 これは私の解釈ですが、「人間がやるべきこと」はここに集約されますね。拙著「AIとコラボして神絵師になる」で書いたことと同じ思いです。
・その結果、目的の結果が得られるプロンプトを探求する
・その結果が得られるプロンプトをChatGPT自身に訊く
 コンテキストが完成したらそれを生成するプロンプトをGPTに訊く、という方法は非常に有効です。いずれ意識とか持ち始めるかもしれませんが、まあモデルが固定されているなら大丈夫とは思うけど。

さらにシュンスケさんは言っていた

・これを広めていきたい
・ノーコードと同じノリ
・1回2回であきらめない
・置き換える、言い方を考える
・最終版は英語に変換してもらう

最後に、僕自身も参加して、いくつか質問をしました。
・OpenAIや生成AI業界の速さに振り落とされていく感じだけど、実はそうじゃないよね
・エンジニアってコーディングしないと、って思ってる人多いけど、コーディング環境ってある?
・楽しんでいく姿がよかった
・楽しんでいく(コンヴィヴィアリティ技術)のが大事だよね

ちょうどこの辺で同じこと考えていた…(このTwitterスレッド
ちょうどさっき書いていたブログ↓

最後は「AIが当たり前になる社会を作りたい、人間がどうなりたいか、個性的に生きるには、人類が争わずに済むには…?」なんて話をしながら終わりました。熱い…!

Shunsuke Hayashi(林 駿甫)さん、ありがとうございました!
みんなも一度聞いて!

こちらから録音を聞き直せます!

告知:ChatGPT選手権LT登壇します

たのしみだよー!みんなきてね
(準備しなきゃ…!)


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