大野 大輔

㍿先生の幸せ研究所consultant 鎌倉市教育advisor 社会教育士 元公立小…

大野 大輔

㍿先生の幸せ研究所consultant 鎌倉市教育advisor 社会教育士 元公立小学校教諭 ほぼ教育最前線RadioPersonality https://lit.link/hobokyo

最近の記事

「クレームを摂りに行く」

「クレームは改革の栄養」 クレームは外部からも内部からも出る。 それはときに、人を苦しめ、追い込む。 ぼく自身も、辛いエピソードがいくつもあるなぁ。 そんな当時のぼくに、伝えたいことがある。 「クレームは、栄養だ。摂りにいけ。」 これだ。 ぼくは、クレームを事後で受ける、嫌なことだと思い込んでいた。 でも、そうじゃないのかもしれない。 最近、そう思えたんだ。 世田谷区副区長の松村克彦さんとトークをしたさいに教わった概念でもある。ぜひ、Radioで語ったこちらも参考に

    • 「合意形成のショートカット」

      「ギャンブル的合意形成フロー」 こんな経験はありませんか? 例えば、あなたが運動会担当(校務分掌)だとします。 がんばって資料を作成する。 自分なりの工夫を入れてみる。 運動会部会のメンバーに提案。 管理職にも報告する。 職員会議で提案する。 反対意見により、頓挫。 振出しに戻る。 ぼくは、何度もあった。大変だったなぁ。 ぼくは自分への反省もこめて、このフローを「ギャンブル的合意形成フロー」と呼んでいる。 フタをあけるまでわからない。 1対1では賛成の人も、職員会議

      • 「Know&Can」と「Do」のGAP

        「Know & Can」は簡単? あなたの組織において研修を実施したとする。 「Know(知る)」 までは、Inputさえすればたいてい可能だ。 「Know」とは、知っている状態。それが重要だとも知っている状態だ。 しかし、この段階で終わってしまうと、 「大事だけどね、私には無理かな。」 にとどまることが多いかな。 ↓↓↓ 「Can(できる)」 にするにはどうすればいいのか? 「Know」の状態から、わかりやすく、かつ、ロジカルな解説も含めて受け取れることで「納得」

        • ChangeMakerの「4つの目」

          ChangeMakerは、必ずいる。 1日1校ほど関わってきたぼくが言いたいのは、ChangeMakerのいない学校なんてない。すでに駆動していることもあれば、隠れている場合もある。必ずいるんだ。 そして、ぼくが出会ってきた各組織のChangeMakerは、おもしろいくらい立場が多様だ。 4年目の若手、2校目の研究主任、教務主任、生活指導主任、生徒会担当、教頭、副校長、校長、地域コーディネーター、CS委員などなど、とにかくだれもがChangeMakerになりうることがわ

        「クレームを摂りに行く」

          シェアドリーダーシップの仕組み化

          東京都練馬区立石神井台小学校のSTORY 照らしてつながるスポットライト 第6号は、練馬区立石神井台小学校だ。ぼくが大好きな学校のひとつ。 この学校には、恩人がいる。 ぼくが現場にいたときに、ぼくの伴走をしてくださった二川佳祐さん。 文科省働き方改革実証事業の21校の中に石神井台小がjoin。伴走してくださったあのときの恩送りとして、学校の伴走ができる喜びをかみしめた1年間だった。 この学校はすごい。 なんせ、改善のサイクルがあるんだ。 それも、ボトムアップでうまれた

          シェアドリーダーシップの仕組み化

          試行実施の威力とSTARサイクル

          島根県西ノ島町立西ノ島小学校/中学校のSTORY 照らしてつながるスポットライト 第5号は、島根県西ノ島町立西ノ島小中学校だ。ぼくが大好きな学校のひとつ。 この学校には2泊3日でお世話になった。 この学校はなんせ「新規歓迎」 人にやさしいのよ。 前泊したんだけど、日曜日のためお店がほとんど閉まっていたの。 ぼくは夕飯をどうするのか困りながら、コンビニにたどり着くと、西ノ島のある先生と出会う。 「夕飯、よければつくろうか?」 なにこの感動。そして泣けるほどおいしかった

          試行実施の威力とSTARサイクル

          リデザインサイクルの駆動

          大阪市立長原小学校のSTORY 照らしてつながるスポットライト 第4号は、大阪府大阪市立長原小だ。ぼくが大好きな学校のひとつ。 この学校のスローガンは 『みんながつくる、みんなの学校』 まさに、その体現をしている、目指して歩んでいる学校だよ。 この学校の校長先生は、映画にもなった『みんなの学校』の舞台である大空小学校で教頭先生、校長先生を歴任した市場達朗さん。 あえてひとことで表すなら、 「会いたくなる人」 って感じ! 気さくで、ユーモアがある方。 他の先生方も、本

          リデザインサイクルの駆動

          『リスクのわり算』

          神戸市立小学校 2校合同のSTORY 照らしてつながるスポットライト 第3号は、神戸市立の小学校2校だ。ぼくが大好きな学校のひとつ。 ハタカクも、2校で渡ればこわくない? 赤信号理論と一緒なのかも。 一校のみで進めると、リスクが大きすぎる。 他校を巻き込みながら、共に進んだ今回の事例はすごい。画期的。 「一緒に、幸せな学校にしていかない?」 もともと教員仲間である岡ちゃんと、奈美さんの2人は、「神話」とも言えるボトムアップでは難しい”働き方改革”を2校合同で進めていく

          『リスクのわり算』

          ミドルアップダウンのキセキ

          福島市立福島第四小学校STORY 照らしてつながるスポットライト 第2号は、福島市立第四小学校だ。ぼくが大好きな学校のひとつ。 短期間で、キセキの大改善 今年度ぼくは働き方改革 文科省実証事業を担当したのだが、そこで出会った学校なんだ。オンラインで出会って2秒で意気投合。管理職のお2人のマインドに涙が出た。 「うちの先生方は、本当にすばらしいんです!」 先生方を心から信頼している。それが、ガンガン伝わってきたんだ。 「すぐにでも、学校に来てほしい!」と言われ、「こち

          ミドルアップダウンのキセキ

          バイアスというメガネをはずすと

          愛知県豊橋市立大清水小学校のSTORY 照らしてつながるスポットライト 第1号は、愛知県豊橋市立大清水小学校だ。ぼくが大好きな学校のひとつ。 この学校のプロジェクト名がおもしろい。 『地上の楽園プロジェクト』 おとなも子どももワクワクするような学校づくり10のチャレンジが、今年度内で実施できた。しかも、トップダウンではなく。関わるぼくすら、ワクワクした。 この学校は、なぜ進んだのか。 いざ!ワンポイント組織論♪ 今回のワンポイント組織論♪ バイアスというメガネをはずす

          バイアスというメガネをはずすと

          イイガッコウの再定義

          イイガッコウって、なんだろう。 これからぼくが配信という形でスポットライトを当てる学校は、どんな条件でイイガッコウと判断しているのかな。 たくさんの学校をまわる中で、 「我が子を通わせたい!そして、ぼくも働きたい!」 と思うときがある。 その共通点を探りながら、ぼくなりにイイガッコウを再定義してみるよ。 イイガッコウの条件を、あえて1つにしぼるなら? 『創造的余白』のあるガッコウ うん。 ふりかぶって剛速球を投げるかと思いきや 意外とゆるゆる球でしょ。 でもさ

          イイガッコウの再定義

          学校伴走STORY -Prologue-

          ー 目指したい北極星 ー ぼくにはどうしても目指したい北極星がある。 それは、 『月曜日に子どもも大人も行きたくなる自由な学校であふれさせる』こと。 フトウコウの増加や自ら命を絶つ子どもたちがいる事実。また、相次ぐ教員仲間の病休連絡を受けて、本当に辛い気持ちになった。令和3年3月31日『あと10年間で必ず実現させる。北極星を目指そう。』と、ぼくは各地にいる大好きな共育仲間、妻や娘、担当をしていた子どもたちと誓った。 「無理ゲーじゃない?」「学校は変わらないよ。」などと鼻で

          学校伴走STORY -Prologue-