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ガシガシ、オノマトペ

名は体を表す

 ガシガシの語源

「ガシガシ編集部」という屋号で書き物しています。
賀詞賀紙ガシガシ」という年賀状代わりの壁新聞がその語源です。

「ガ」のオノマトペ収集

ア、オー、サ、タ、チャチャ、ツ、
ハ、ヤ、ラ、リ、ルルーッ、ン…
」で始まるオノマトペ(擬音語・擬態語)を拾ってみたら
あらマァ!見事にらっぱち!

そうそう…そうよね~。
ガシガシ編集部の営業方針は
「ガンガン叩けよ、さらば開かれん!」

体当たりを繰り返し、何が作用してOK・NGなのか分からない…

相手の事情 は二乗

ある日、自作ZINE(フリーペーパー)を置かせてもらえないか相談したところ
「何が目的なの?何かの宗教とか?」と聞かれ
「いえいえいえいえ👋まったくそういんじゃなくて
書くことが好きなのでなるべく色んな人に読んでほしいんです!」
と答えたら
「わかった。どういう風に置くかは考えて預かるよ」
とOKされてホッとした場面も…。
どんな風に見えてるの私?!

一方自分は、お店を外観から
こういう(風な)お店って勝手に決めつけるけど、
お店にも人同様、多面的な顔があると思う。
「このように見えて、いつもこればっかりじゃない」
「そう見えないけど、こう」

お店のおもて面×お店の裏面
=お店の二乗
=お店の事情
というヒラメキ💡
お店の事情は、きっとある…?!

フラヌール書店さんにて

自作ZINE、23区1区に1誌キャンペーン:品川区編として
昨日、フラヌール書店さんを初めて訪れた。

う、うつくしい!
とため息が漏れる本屋でした。
棚を眺めるも独り言が止まらない。
お店の気骨を感じたのでした。

…これは、ガシガシとベクトルが真逆!

オノマトペ考、再び。

先ほど「ガ」で始まるオノマトペが自分を表す話をしました。
一方日本語には「さらさら」とか「しとしと」とか「するする」とか…
それこそすべるような響きの大和言葉もあるんだわ~。

フラヌール書店さんにはどっちかというと
こっち↑後者の響きが似合うようなお店とお見受けしました。
カチッとしてコリッとした噛み応えもあるけれど、
少なくとも「シ」じゃぁない…

観測!

店内ではお客さんが「こういう本を探しています」と相談をしていて、
何冊か本を紹介していたのを横で見ていました。
お店の中の空気がほどよく ほどけて温まってきた…

ガンガン叩く?or 辞めとく?と思うのは一瞬、
踏み込むZooZooしさ図々しさ🐘の勝ち!
…で話かけてみましたよ「あの~…」

ガシガシ旅(営業)の恥はかき捨て

店主さんが柔らかく顔をこちらに向けてくれたので…。
自分の緊張がほぐれた瞬間に
「一人活動(ZINE制作)に困っていること、行き詰っていること」
について一気に話し出してしまいました。

「本屋にはいろんな面や要素があっていい…」
私のZINEも少しお店においていただけることになりました。

自分の事情も二乗

心の中で「美しい本屋」さんに自分の「ガシガシ(自作zine)」を
ガサガサ置いてよいのかな?とも思ったりして。

そうは言ってもお店を「美しい!」と思うなら
自分の中にそういう側面もある(ないわけじゃない)。
表面(ガシガシ面)×裏面=事情があって
その奥行き全体が自分なんだ、と思ったのでした。
受け取って(置かせて)もらえたことでそう思えたのでした。

帰りの電車で「本屋って自由な場所だな」って心が軽くなったんですね。

一人活動に必要なこと、
話し相手を探すこと

いつもひとりで活動していて
大げさに言えば、天涯孤独な気分になるときがある。
「一緒に(ZINEを)制作する」だけが協働ではないのかもしれない。
置いてもらえる場所を探したり、店主さんに話したり、
受け取ってもらえたりもらえなかったりも協働かもしれない。

ZINE制作「アシスタント募集!」とか冗談でしてみようかなとも思ったけど
まずは「話し相手探しから」なのかもしれない。

アマチュアで書き物をし続けたら、おばさんになってしまった。
後進を育てるどころか
まだ自分の夢ばっか見てて、失敗ばっかで
ぜんぜん若手の見本にならなくて恰好つかない。

この全部が『自分本屋』に並ぶタイトルで
いろんな面があっていいんだとおもう。

ガシガシしてるけど、そうじゃないときもあります。
てなわけで、お茶をご一緒にもう一杯…いかがでしょう?
なキブンなのでした!

「こういう客に限って次来るのは5年後だったりするんですよね」(私)
「それぞれの人に来店のタイミングがありますから」フラヌール書店店主久禮さん

※自作ZINE(フリーペーパー):『津田沼雑貨狂時代』とは?
80〜90年代の千葉のまち津田沼を雑貨視点でまとめたガシガシ編集部のZINE(フリーペーパー)のこと。

(はみだし『津田沼雑貨狂時代』#09)


表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。