12月短答落ちてから5短答⇒8論文を合格するまで

1.はじめに

まずはこんな自己満足noteを見てくださりありがとうございます。このnoteが少しでも多くの人が参考になればと思います。またこのnoteは私の思い出としての記録の意味もあるので全く参考にならないところがありますがまじで気にしないでください。

とりあえず名言生産機池邉先生の言葉でもおいときます

①注意点

あくまでこれは私の勉強方法であり、多くの人がパクれば5→8を決められるものではありません。そもそも勉強方法は十人十色であるので、講師が言ってること、他の方の勉強方法を見て自分で試行錯誤していって自分に最適な勉強方法を見つけていくのが非常に大事です。そのためにも私はどんな風な状況で勉強していてどのようにやってたかをできるだけ(覚えている分だけ)詳細に書いていきたいと思ってます。これを見て環境が似ていたりしていたらちょっと時間の割き方を真似したり、一方で全然違うから方法だけをちょっとやってみるなど自由にお使いください!

②私がどんなタイプ・環境であったか

私はどちらかといえば自頭はそこまでよくなく、勉強時間ゴリ押しタイプです。勉強した期間は比較的短いと思いますが、その勉強期間中はおそらく平均よりも全然勉強していたと思います。

学歴をみて地頭いいんでしょ…と思う方もいると思います。実際河野玄斗も爆速で受かってて僕もすげーって思ってます。でも河野玄斗も一瞬でみて一瞬で覚えられるような人間ではないんですよね。そこにあるのは圧倒的な勉強ノウハウだと思います。私も大学受験を経験した直後というのもあり自分の性質だったり、どうしたら・どのように暗記していったか等少しばかりわかっています。地頭というよりかは自分の頭のことを理解しているといった具合だと思います。

私は「初見は大体ミスる」人です。実際初見問題解いてもよく間違えます。私は大学受験の時からそういうものであったと思っていましたので、ただひたすらに間違えたら次は間違えないように徹底的徹底的に復習するを徹底していました。それを繰り返していくうちに、当然基礎が固まって行き、その基礎をある程度使って応用問題を少し正解して行く、そんな感じでした。もちろん基礎はガチガチなので基本問題は取りきります。それが出来ればぶっちゃけ受かるんですよね。

また家では勉強できないタイプでしたので、毎日新宿の自習室に通っていました。ちなみに自習室に行っていたものの交流会などには行き忘れた(行く勇気がなかった)ため自習室ではほぼボッチで約1年近く自習室にこもって勉強していました。今考えると友達ほしかった(切実)

私は現在大学3年生ですが2022年度4月から2023年の3月までの一年間は休学しています。なのでいわゆる2022年1月(春休み)から会計士試験に専念していました。
休学した理由は、

  • 大学3年生でとるべき授業、対面授業が多く勉強時間が確保できない

  • 会計士と大学の授業を両立できる自信がなかった

  • コロナで大学1年がなかったのも同然だったので学生生活をシンプルに引き延ばしたかった

  • 単位を落として留年するより休学の方が圧倒的に安い(留年:年間120万(多分)、休学:10数万円)ため両親に余計な経済負担をかけない

  • ここで受かればあと2年間の学生生活は自由に時間が使える

などです。私は休学する際に両親に真摯に理由を説明し頭を下げて了承を得ました(現役で大学に行ったというのが実は大きかったらしい)。これは休学・専念しないと58無理だよといっているわけではありません。実際、世の中には社会人で58を決めている人もいるわけですから両立できる人は必ずいます。でも私は両立できると思えなかったので休学したまでです。
この時点でもう参考にできる人が少なくなってる気がしなくもないですが、、、まあいいでしょう。。

③いつから・どのくらい勉強をしていたか

私がCPAに入会したのは2020年の6月頃でした。そこからコロナ期間で自習室は閉鎖、当然家で勉強できるはずもなく、とりあえず簿記3、2級の講義を受けましたがその年の簿記検定2級、3級は落ちました(普通に恥ずかしかったのであまり言っていませんでしたが…)。ほぼ何もせず2021年の4月になってしまいました。私がレギュラー講義を見始めた(本格的に勉強を始めたのは)のは2021年の4月後半からでした。
私は本当は勉強時間をいちいち細かく計測するのは好きではないので大雑把ではありますが、2021年4月から2022年8月までで3800時間は勉強していたと思います。少なくとも3500時間は超えているはずです。より具体的にには

11月~12月短答まで:1日平均8~10時間
12月短答後の年内:40時間ぐらい
1月~3月:1日平均10時間
4月~5月短答まで:1日平均12時間(最低でも10時間、多い日は13~14時間)
5月短答後~論文:1日平均11~12時間

のような感じです。どのように時間を捻出していたか、どのように時間を使っていたかは後ほどの「生活・勉強リズム」に詳細に書きたいと思います。
以上を見れば1年4か月とは言うものの、勉強時間が1日8時間とかで受かるみたいな頭いいムーブはしておらず、その期間は本当にたくさん泥臭く勉強していたとわかっていただけると思います。というか1日8時間で受かれる人の効率性とやり方をシンプルに知りたいです(切実)。


2.成績

まずは8月論文の実際の成績です。

8月論文の成績

手応えに対して実際の結果を受けたときの感想、分析は詳しくは後の「(おまけ)論文の手ごたえに対しての結果の感想」で語ります。

次に12月短答成績です。

12月短答(ボーダー68%)

ご覧になれば私が圧倒的な敗北をしたのがよくわかるでしょう。
続いて5月短答です。

5月短答(ボーダー73%)

全て8割で気持ち悪いですが…すごい上手くいったと思っています。


3.12月短答後(58を乗り切るために必要だと思うこと)

大まかな展望

12月短答が終わり確実に落ちているとわかったのでまずは、58のためのガイダンスを見てこれからどうするかを決めました。

私の場合は12月短答までにおいて、短答直前答練の3・4回しか受けていませんでした。そのせいで当然自分が誤った勉強をしていたことに気付かない、初めて受けた直前答練でやっと気づいた感じでした。当然もう遅い状態で自分のかけてきた時間が崩れ落ちていく感覚でした。ちなみに参考までにどのような状態であったかというと、講義をただ消化することに追われ復習をまともにしていなかった答練をまともに受けていなかったから自分の勉強のフィードバックができてなかった理解が弱く機械的に問題を解いていたといった具合です。当然理解のない暗記はただの応用のききもしない丸暗記に過ぎないので本番でメンタルとともにボコボコにされました。

そんな私が58を決めるにはどうすればいいかを真剣に考えました。そして以下が自分の課題であると思いました。

  • 圧倒的な理解不足

  • 答練の受けなさすぎ

よく講師達が言っている理解って本当に大事です。実際短答は最悪暗記で乗り切ったとしても、論文では太刀打ちできません。言い換えれば短答は広く浅く、論文は狭く深くです。58を狙う以上論文に通用する理解が必要です。言い換えるのであれば論文に通用する各科目の基礎の徹底が必要です。
ではそうするためにはどうするのかを詳細に科目軸で語りたいと思います。なぜこの2つの軸かというとその方がより詳しくどのようにやってたかを語れる気がするからです!!わかりにくかったらごめんなさい。。

(おまけ)私なりの「理解」とは

私は理解不足とは言ったもののそもそも「理解」って何なのかどうすれば理解したといえるのかということに思い悩んでいました。そして国見さんの動画などをみて漠然と「理解」に対する理解を深めました。いまだに本当の意味での理解というものが何かはわかりません。あくまで私の見解になりますのでご注意ください。

私の一つの結論としては

  1. 大きな枠組み(その章)で何がしたいか、なんでこんなことするのか自分の言葉で説明できる

  2. 大きな枠組み(章)の中での細かいところ(節)では何がしたいのか、なんでそんなことしたいのか(章と節、項、細かな基準のつながり)を自分の言葉で説明できる

また「理解した」の基準は

  • なぜ、なぜとじぶんにといかけつづけて自分に問いかけ続けて、ある程度自分でこたえられる

  • テキストに書いてある内容がすんなり腑に落ちる

例えば皆さん当然理解している、もしくは理解してないけどよく”そうやってるやってる”からわかる減価償却を考えてみます。(私の勝手な理解なので変じゃねと思っても許してください。)

ex)そもそも減価償却ってなんでそんなことするの?⇒償却しなかったら資産でかいまんまで財務諸表ゆがんじゃうからだよね(大きな枠組みの理解)
じゃあ建物の減価償却ってどうするの?⇒耐用年数見積もって基本は定額で経過月数で費用計上するよね⇒なんで?⇒建物って使用のたびに一気に摩耗とかしないし毎日同程度で使用されるから消耗具合は毎年同じそうだよね⇒だから建物は普通は定額法だよね(大きな枠組みと項のつながり、項の理解)

みたいな感じです。こんな感じの理解ができている場合、例えば思い込みで備品を定額法でやってしまっていたら「あれしってるやつとなんか違くね?なんで定額法でやってるん?そういう指示あったっけ?」で確認したら、しっかり定率法支持されてました、みたいなケアレスミスの発見にもつながると思います。
このレベルでは理解してない人でもできるかもしれませんが、他の所では必ずミスの発見にも役立ってくると思います。

他にも理解が固まっていたら仮に知らない問題、いわゆる応用が来ても「これは普段はこう考えるよな.…じゃあこれも性質的にはあれと同じだから…あれと同じように処理するんかなあ…これなら基準の理解とも矛盾しないし…」のような自分の理解の何かに引っかかってできたります(必ずできるわけではない)。一方、理解していないと「え、何これ…知らんやつ着た…わかるはずがないやん」で終わります。
要は理解していると応用も効くのですごい大事です。

注意してほしいのは「理解」はどこまでも深いです。なぜなぜなぜ…と問い続けてずっと答えられたらそれこそ講師レベル、学者レベルです。しかし会計士試験ではそこまで求められていません。そこで私がもう一つの基準としていたのがテキストの文章が腑に落ちる、咀嚼できるでした。テキストの内容がそのくらい理解できれば十分だと思います。

以上おまけの私なりの理解の見解、基準でした。


4.使用教材・講義

もしかしたらあとの科目軸と被ります(照)
ここでは12月短答後に用いた教材、講義を大まかにかきます。

教材

  • 財務計算:初学者テキスト、短答問題集、論文対策集、論文答練、コンサマ

  • 財務理論:初学者テキスト、web短答問題集、コンサマ、論文対策集

  • 管理計算:論文対策集(95%)、テキスト(5%)、論文答練

  • 管理理論:論文対策集、web短答問題集、テキスト

  • 監査:テキスト、論文対策集3(要点まとめのテキスト)

  • 企業:テキスト、web短答問題集、コンサマ、論文対策集、論文答練、ヤマ当て

  • 租税:初学者テキスト、個別問題集、理論問題集、答練

  • 経営:速習テキスト(矢野さんのテキスト)、答練

以上です。いつどのように取り組んだかは「[教材軸]各教材をいつどのように使用していたか」で書きたいと思います。
私の見解ではありますが短答問題集は紙ベースよりもwebの方をおすすめします。私なりの私が思う紙ベースのメリット・デメリット、webのメリット・デメリットを述べたいと思います。ちなみに紙ベースとwebベースの内容は同じなので安心してください。
紙ベースのメリット

  • 書き込める

  • 赤シートを使える

紙のデメリット

  • 順番が同じで次第にマンネリ化

  • 答えを無意識のうちに覚える、流れでできてしまう

  • 頭働いてなくても、頭に入ってなくても次の問題に進めてしまう

  • カンニングできる

私は紙ベースのこれらはかなり痛いと思っています。なぜなら、これらによって解いたつもりになるからです。解いたつもりになるとどうなるかというと、一応やっているんだけどいざ答練とかで出されると全く心当たりがないみたいな感じになります。12月短答の時は、紙ベースで各問題の誤りのところをオレンジペンで書いて赤シートで隠して高速回転するといったやり方でやっていましたが、眠い状態で全く頭働いてなくても次の問題、次の問題と行けてしまいます。時間はかけているので達成感はあります。でもこうなると本当に時間の無駄です。
まあ実際に裏紙とかにしっかりと答えを書いたりすれば違うのでしょうが、私はいちいち紙に答えを書くのがめんどくさくてしませんでした(反省)。

webのメリット

  • シャッフル機能でしっかりと毎回その問題に向き合える(流れで答えを覚えない、マンネリ化しない)

  • 1問ずつ出されて答えを選んでから解答に進むのでカンニングできない(ちゃんと1つ1つ集中している向き合える)

  • 前回どの問題を間違えたかわかる

  • 間違えた問題を抜粋することができる

  • スマホでもできるのでかさばらないで隙間時間にもできる

webのデメリット

  • とにかく目が疲れる、目が悪くなる

以上のようにwebの方が私は体に合っていたのでwebを愛用していました。なので紙ベースの酷評みたいになってしまっています(申し訳ないです)が、人によっては紙ベースの方があってるという人もいます。実際紙で合格している人もいるので本当に好みで別れます。多数派はどっちかわかりませんが。


もう一つ聞かれそうなのは監査に短答問題集がないやん!だと思います。私の主観で言語化しにくいんですが短答問題集と短答直前答練なんだか全然異なりませんか?あの感覚が個人的に気持ち悪かったのでテキストしか使っていませんでした。なんなら短答直前答練もなんか本試験と違う気もしなくもないって感じでした。おそらく短答直前答練は細かい所も出るのでそんな感覚になっていただけかもしれません。少なくとも短答監査論は本試験の方が解きやすいのは確かだと思います。

講義

  • 財務計算:圧縮講義、論文ダイジェスト

  • 財務理論:圧縮講義、論文ダイジェスト

  • 管理:論文ダイジェスト(圧縮講義は受けていません)

  • 監査:論文ダイジェスト(論文監査論の攻略法)のみ(圧縮講義は受けていません)

  • 企業:圧縮講義、論文ダイジェスト、ヤマ当て

  • 租税計算:法人税・所得税はレギュラー講義(高野)、消費税は速習講義

  • 経営学:速習講義

なぜこれらの教材講義にしたのか

財務計算
正直私は理解が不足していると確実にわかっていたので変に手を広げすぎずにまずはテキストを極めるという思いでテキストにしました。実際理解強化のために受けた圧縮講義でもテキストを使っていたので無理に広げる必要がないと思いました。また、自分の知っている先輩でもテキストで財務会計2桁順位の人がいたので初学者テキストで十分、おなかいっぱいでした。
おそらくここで財務の計算において短答対策講義なり、コントレを考える人がいるでしょう。そもそも私はもともと22年目標なので短答対策講義という選択肢は全く考えていませんでした。コントレはどうかというとこれも初学者であったので無理にやらなくていいなって思っていました。実際知り合いから聞いた話を聞くとコントレを使ってパンクしたみたいな話もあるので止めました。確かにコントレを回転している人は圧倒的計算強者のイメージがありましたが、それは大体過年度生です。彼らはしっかりコントレに時間をかけていると思います。58を狙う場合実際に計算をがっつりできる時間は1~3月だけです。4・5月は短答の暗記、6~8月は論文科目の対策で計算をがっつりすることができません。3か月でコントレを何周もできるのであれば全然使っていいと思います。でも私はそんな余裕は皆無だったので使っていませんでした。

財務理論
脳死で初学者テキストでした。これで十分です。過年度生は前から使っているもので十分です。

管理会計論
池邉論文対策集は神です。論文対策集もそれなりの網羅性があるのでそれを回転できる力があればテキストは必要ないなと思いました。たまに確認程度でテキストを見るくらいで大丈夫でした。多分CPAに池邉先生がいなかったらもっと合格者少ないでしょwくらいすんばらしいです。管理の理解がスカスカだった私も論文対策集をやって解説講義きいて理解できるまで何回もやって聞いてを繰り返したらすんごい理解できるようになりました。58生もおとなしく池邉論対やっていれば短答も論文も行けます。というかやんないともったいないです。せっかくの神テキストなので。
これだったので論文対策集の問題を通して理解ががちがちにやったら圧縮講義も必要ないくらい少しは得意になりました。
この論文対策集をやっていれば、管理の本筋の理解が深まります。試験の性質状、論文の方が深い理解が要求されるのはみなさんもご存知の通りです。この理解は当然短答にも生きてきます。大は小を兼ねるみたいな感じです。「短答の方が範囲広いんじゃないの?」となる人多いと思いますが、ある程度論文対策集にも短答論点が含まれているので、それでカバーしましょう。含まれてるならそれを利用しない手はないです。というか58生が狙うのはよりデカい目標の8月論文です。時間が有限であるならば目先に捕らわれずより先を見据えて勉強できるところはした方がいいと思います。

監査
12月短答で8割取れていたので基本はテキストでした。そこまで取れてない場合は圧縮講義、講師への質問で必ず理解を深めましょう。松本先生もおっしゃっているように監査は理解していればある程度解けます。

企業
これもシンプルにテキスト。というか初学者なので他の選択肢は特になし。

租税
58生にコントレをやる時間ないです。ただでさえ消費税をきってるので。レギュラーテキストと個別問題集で十分戦えます。でも全部速習はだいぶきついです。最大値で偏差値50行くかなくらいだと思います。租税に関してはそれなりにちゃんとやんないとだめです。

経営
まあいろいろ選択肢がありますが58生は無難に速習でいいと思います。速習ってちょっと偏差値低くなるんじゃない?心配なんだけど…になりますが、全然そんなことないです。科目の範囲だったり試験の性質が原因だと思うのですが、経営の速習は租税速習と違ってしっかりやれば科目合格も平気で狙えます。実際私が偏差値60いってるので安心してください。マジでこれクオリティ高いです。正直永田先生と植田先生のレギュラーは速習よりもボリュームが多いので無理してやらなくていいなと思いました。まあ時間ないんだし速習でも稼げるんだしコスパ良い方を取った方がいいと思います。というか租税経営はそんなに稼ぐものでもないですよ(あくまで私の場合は”稼げた”だけの結果論であって、基本は守るつもりでした)。基本スタンスは守りに行くんです。

5.[科目軸]各教材をいつどのように使用していたか

やっと本筋に入っていきたいと思います。その前にしっかり短答論文の戦略を練りましょう。どのように点数を取ってどのように受かるか。これを決めないといけません。まず私の大まかな戦略を述べていきたいと思います。

58を決めるための大まかな戦略(点数の取り方)

58生の論文での基本戦略は会計学(計算)で稼いで他で守るです。
当然論文対策の準備の差で過年度や12月短答組にはかないません。そこで重要なのは差がつく計算なのです。過年度、12月短答生は1~3月は論文科目の対策にも時間を割いている=会計学の計算に時間をあまり割いてない(割いているけど5月短答生よりあんまり割いてない)です。ここに勝機があります。それに会計学は比重が大きい(詳しい点数の換算の仕方は各自でおねがいします)のでここで稼げれば他の科目が仮に偏差値が50でも合格します。そのためみんな口酸っぱく会計学!!!って言います。
短答に関しては当然すべてしっかり狙いに行きます。そこでも当然計算での高得点は絶対に狙いに行かないとだめです。当然理論はしっかり覚えていけば点数は取れるので結局全部です。

また大まかな勉強戦略としては
1~3月⇒基本の理解の徹底、論文対策
4.5月⇒短答の暗記
短答後~論文⇒論文対策
です。多くの人が気になるところをちょっと具体的書くと


租税法の法人税⇒短答前レギュラー
租税法の所得税か消費税⇒短答前レギュラー
租税法の所得消費のもうかた方⇒短答後レギュラー

つまり租税法の法人税は短答前にやるべきです。所得消費に関しては本当に人によって別れると思います。
上記のように書きましたが、私は短答前は法人税のみ、短答後に所得税を、消費税は短答後に速習でやりました。ほぼ消費税は捨ててました。
なぜ消費税を捨てたかと言うと、消費税は落とす時には芋ずる式に落とすイメージがあるからです。仮に沢山勉強してたとしても少しのミスでほとんどアウトになる、って考えたら費用対効果が悪いなと思ったからです。一方所得は消費と比べるとそこまで芋ずる式に落とさないで耐えます。

また周りが消費税にかけてる時間を法人所得にかけた方がそっちの方が試験の時間も緩くなって焦りが減るため安定すると思っています。おかげで租税の偏差値56行きました。
とはいえこの辺りの戦略は講師と相談した方がいいです。

経営学⇒短答後の速習
上の方で色々書いたのでそれを見て欲しいのですが、経営を短答前にやるメリットは特にないと思います。むしろ短答前にやること増やしてむしろ害悪くらいに思ってます。速習でも科目合格狙えるんだから短答後の速習で十分のノリでした。


①財務会計論計算

【1-3月】
[目的]
理解の強化、論文に対応出来る力の養成、論文対策、論文の連結対策
[行ったこと]
①自分の苦手理解の弱いところの圧縮講義を受講しました。すべてを受けている時間はないので苦手・理解が弱い論点に絞ります。また基本的に使うものは例題です。どのようにやっていたかというと

授業をうける⇒(その日、もしくは1時間後ら辺に、次の日)授業でやった内容をテキストを見ながら思い出すその日もしくは次の日に例題を1から仕訳を紙に書いて自分で解説しながら何も見ないで解く

授業を受ける:なんだかんだでかなり重要だと思います。実際私もこれができてなかったから12月短答で理解が弱いってことになってました。理解を深めるために、なんで?を常に頭に思いながら受けましょう。講師は重要な論点とかでいわゆる趣旨だったり説明等がされます。それをマーカーしたりメモしたりして、次見た時にこれはこうだったからこうなるのかとすんなりわかるくらいがベストです。別に1から10の全てをメモる必要がないです。テキストにある内容が腑に落ちて何を言ってるのかやってるのかわかるようになればいいと思います。

思い出す:上記のメモだったり、この論点はどんなだったかとかの趣旨や説明をテキストを見たりして思い出しましょう。

例題を解く:しっかり仕訳を書いて電卓を叩きます。そこでスラスラ出来たらOK。なんかわかんない、処理の仕方に迷ったら答えを見たり調べたりして理解を深めましょう。これが大事です。ずっと考えてる時間もないので迷ったら調べてメモったりとかしましょう。

また例題は短答論文問わず重要です。というか例題レベルをガチガチにすれば短答も論文も攻略できます。財務会計計算の個別論点においては論文でやる内容がそのまま短答に活きるので特に悩む必要はないです。

色々書きましたがまだ圧縮講義の受け方しか説明してないです。圧縮講義は1月中に終わらせた方がいいと思います。これらは忘れないように定期的に復習しましょう。復習として短答問題集を解くのも全然いいと思います。なんなら例題だけではなくて短答問題集もやる方が推奨かもしれません(私はできていません…)


②ある程度やったら当然回転していきます。

<例題の回転の仕方>(結構重要)

・しっかり仕訳をかいて解く
・問題を読んで目で解く、仕訳を思い浮かべる(解法を頭で描く、数字はブランク)、注意点を思い浮かべる
をそれぞれ定期的にやってました。
ex)2週間で1回転するとして、前者を一回転、次に後者を一回転みたいな感じ4週間で2回転みたいな感じ
これは適度に皆さんで時間を加減してくれればと思います。適度に不安になったり、答練でできなかったりしたら適宜戻って確認しましょう。

例題の前の文章は軽く読みましょう。

また回転するときにおすすめしたいのは
の分野の例題に行く前に題目(章や節)見る→会計処理注意点とかの論点を洗い出す→確認する感じになるといいアウトプットになるのですごい効果的です。


③また連結のお話もしないと行けません。
連結は論文で一気に分量が増えます。短答が可愛く見えてきます。
連結の対策を完全に短答後に回すと論文の会計学死にます。よく偏差値が跳ねるのは連結なのである程度は取れないといけません。なので短答前に論文の連結の対策をします。実際これをやっとくと短答の連結はマジでクリボーレベルです。それなら論文の対策をして損はないです

実際私ががやっていたのは

論文対策集の連結のとこの回転、答練の復習です。
それ以外にできることはないです。(一応課金すればコントレ総合問題編できますが特にやってなかったです。まあ多分58生はおすすめされない?講師に相談してみてください)まあ演習が足りないなら去年の答練(webにデータがあるので)引っ張ってきて解いてみるのもいいでしょう。実際短答後にちょくちょくやってました。

④他にやっているというものは上級答練です。
論文上級答練は必ず受けましょう。これを受けると問題演習によってその論点の例題とは別の角度から問われたりするので理解が深まる応用力が身につく自分がどんなところができなかったかの確認勉強の方向性の確認自分のケアレスミスの傾向がわかる等で効果は絶大です。なので答練受験、復習は必須事項です。財務会計論計算は短答と論文はやることは変わらない以上論文を見据えて受けるに越したことはないです。

【まとめ】
①圧縮講義で理解の徹底
②例題の回転で基礎を固める
③連結は論文を見据えて論文対策集、論文答練の復習
④論文答練で方向性、苦手(穴)を確認、適宜つぶす


【4~5月(短答期)】

経験した人はわかると思いますが理論科目をがっつりやるのでそこまで時間はかけられません。やることは例題の回転です。目安は2週間で一回転です。当然いちいち仕訳を書いて―をやっていたら時間が解けますので私は先ほど書いたような回転の仕方をやっていました。でも定期的に仕訳をかく学習は必ず行うようにしてください。

後は答練の復習です。なぜ間違えたかを分析、適宜その論点を確認しましょう。

おすすめなのは題目(章や節)をみる⇒どんな論点があるかその注意点、計算するうえでの注意事項を洗い出す⇒答え確認としてテキストを確認という方法はとてもいいアウトプットになってとても有効です。(再掲)


実は私は短答1か月前に短答問題集を久しぶりに引っ張り出してやってました(普通によくないと思う)。これの目的は自分が短答レベルがちゃんと完璧か不安になったのと、自分の短答におけるケアレスミスの傾向を知りたかったからです。これで間違えた問題はテキストで確認はさることながら、どのようなミスをしたのかコンサマ、テキストに書き込んでいました。なんでコンサマに書いていたかというと、本番でテキストは持って行くことができない(重いから持ち歩きたくない)ので直前に確認できることでケアレスミスをできるだけ減らせるからです。というかこの時期に短答問題集をちまちまやるのはよくないですが、今までの答練でミスしたところとか注意点をコンサマにまとめるのは重要だと思います。


【短答後~論文】

基本的に短答期とやってたことは変わりません(例題の回転)
変わるのは連結とCF計算書くらいです。論文連結はどうしても短答期で少しブランクが開いてしまうので演習しましょう。
あとCF計算書も短答と少し違うので演習が必要です。とはいえ短答で個別CF関連はしっかり覚えていると思います。あとは連結系CFでしょうか。でもこれらは曽田先生の論文ダイジェストを受けて覚えるべきところは覚えてしっかり復習していけば何とかなります。

連結は答練の復習、論文対策集が基本だと思います。私の場合は初見で自分で連結での立ち回り方を試したり、確立させるために週1から多いときで週2で連結を解いてました。それらはwebにある昨年度の論文の連結とかを引っ張ってきて解いたりしてました。そこは自分の連結の得意さや他とも兼ね合い、どれだけ時間が確保できるかだと思います。

以上財務会計論計算でした。今一度認識してほしいのは4~8月は基礎の確認とかやってる場合ではないし、がっつり計算だけをやるわけにもいきません。1~3月で基礎は仕上げましょう。58合格のカギはこの1~3月が握ってます。


(おまけ)
おそらく論文答練を受けて連結にぶち当たると思うのですが、ひとつ頭に入れておきたいのは

不安(曖昧)論点×不安(曖昧)論点=超不安

当たり前ですが。どういうことかいうと短答の論点ってある1つの処理が分からないけど、大体これかな?で合うことがあります(もちろん不安にはなります)。論文の連結(ぶっちゃけ論文に限らない)は他の論点の絡みつきが強いです。一つの曖昧な処理で間違えた結果総崩れなんてこともよくある話です(だから平均点が低いっていうのもあるかも?)。一つ曖昧なところがあるとその後もそれを前提としためちゃくちゃ不安になるみたいな話です。だからこそテキストの例題レベルはガチガチに固めましょうというのもあります。やっぱ連結だけの話ではないですね、個別論点でもいえることです。結局この一つ一つの組み合わせが高得点を生むんだと思います。王道こそが近道です。



②財務会計論理論

【1~3月】

ここも理解を深めることから始めました。
まずは圧縮講義です。基本的には財務会計論計算と受け方は同じです。一応再掲しますが、なんで?を常に頭に思いながら受けましょう。講師は重要な論点とかでいわゆる趣旨だったり説明等がされます。それをマーカーしたりメモしたりして、次見た時にこれはこうだったからこうなるのかとすんなりわかるくらいがベストです。別に1から10の全てをメモる必要がないです。テキストにある内容が腑に落ちて何を言ってるのかやってるのかわかるようになればいいと思います。
次は復習です。私はここで論文対策集をやっていました。この論文対策集でいっていることがはっきりわかれば理解できているといっていいでしょう。
一回がっつり暗記していると思うので説明をきいたあとはなんかいろいろつながる感覚でした。理解が深まった~みたいな。

圧縮講義が終わったら普通に論文対策です。短答の理論は?と聞かれそうですが、やらなくていいと思います。4月に入ったら短答の暗記をまたしまくりますのでここで無理して記憶を維持しようとするとかえって効率悪いです。
その時の手順は以下のようにやっていました。

〈やる時の手順〉
①読んで理解できるかどうか
→読んでそもそも意味がわからんやつは100%理解できてないから、テキストに戻って調べるor質問

①まで:短答に必要最低限のレベル

②テキストに書いてある内容を自分の言葉で説明できるか
→実際に書く必要は無い。自分で自分に説明するイメージ

②まで:短答の理論が安定する、論文の必要最低限

③正確なキーワードを含めて記述できるようにする
簡単に言うと暗記作業。文章を一言一句覚える必要は全く無いが、会計基準で用いられている言葉等を使って記述できるように。

③まで:論文で跳ねる要素を作り上げる
1~3月は②までできれば十分

といった具合です。また論文対策集の序章に5パターンぐらいどこまでやるか書いてあります。それを見てどこまで広げるか決めてください。短答前は1.2つ目ぐらいで問題ないです。むしろこの範囲の精度を高めるのが重要です。短答終わったら3まで範囲を広げられたら十分です。

おすすめしたいのは財務計算をやった分野をすぐに理論でもやることです。これをすることで計算と理論がリンクしてより理解が深まって相乗効果が生まれます。当然理論ができれば計算も安定します。なのでこれはそれなりにお勧めしてます。当然計算でないような分野は定期的に別途復習しましょう。

(補足)
短答財務理論:基本結論暗記
論文財務理論:結論、趣旨理由の理解
ガイダンスを見てくれればいいのですが、理論のロジックがわかれば理解が深まるのでその後の短答の暗記もしやすくなります。

【4~5月短答期】

本格的な暗記のスタートです。ここまで来ると論文の対策はする余裕はないと思うので短答暗記をがっつりやりましょう。

私が行っていた方法は以下の通りです。(私はよかったと思っているけど向き不向きがあるので方法は各自で確立していってください)

web短答問題集を解く⇒間違えたらテキストもどる。
覚えるときには
題目を見る⇒どんな論点だったか洗い出す⇒ひっかけとかを洗い出す⇒確認して覚える

といった方法で行っていました。これをするとアウトプット中心の勉強となって定着すると思います。
注意してほしいのは
暗記の初めはテキスト⇒短答問題集で問題ないですが、少ししたら短答問題集⇒テキストに変えましょう。
なぜかというとテキストから行くと多分適当に読み流してしまうと思います。それだと普通に時間の無駄です。短答問題集から行くことで覚えているところと覚えていないところで強弱をつけて勉強できるからです。後ミスったところをコンサマにメモったりはして後で確認したりしてました。

いろいろ書きましたが各自覚えやすい方法でいいと思います。


【短答後~論文】

あんまり時間はないので論文対策集と答練で出た重要なところの暗記しかやっていません。テキストに戻って確認、、、などしたいですが時間はないです。
暗記はまじでガチで暗記です(?)頑張りましょう。論文対策集の序章の3まで手を広げられると十分です。



③管理会計論計算

【1~3月】

教材の所にも熱く池邉論文対策集の素晴らしさは書いてありますが、それを進めてくれれば十分です。論文ダイジェストが公開されるペースに合わせてできれば理想です。
方法は池邉先生のガイダンスを見てください。
これが一通り終われば回転してください。
多分私はもともと管理ができてなかったので3月までで3.4回転(最初の講義もあわせて)していました。これで短答も論文も十分に対策できます。

上級答練は必ず受けましょう。管理は時間配分や解答戦略が大事なので短答前時から経験しておくのが大事です。

【4~5月短答期】

実はここでも論文対策集しかやっていませんでした(照)
短答論点でテキスト少し戻って確認くらいです。
論文対策集でも財務のように解法を思い浮かべる論点を洗い出すは軽くやってました。なぜ軽くかというと管理は財務の計算と違って暗記要素が少ないからです。理解と解法の流れが重要です。それができていたら短答もできます。

【短答後~論文】

論文対策集しかやってません。あとは論文答練の復習くらいです。



④管理会計論理論


【1~3月】

論文対策集で十分です。これをやることで管理会計全般の理解が深まります。覚えるところまではやらなくていいですが、ロジカルフローが何を言っているのか、頭にすんなり入れば問題ないです。講義が公開されるペースに合わせて取り組むといいです。定期的にロジカルフローは確認しましょう。
やる範囲は授業で扱ったところだけで十二分です。

【4~5月短答期】

基本短答問題集にある過去問演習です。管理は過去問遠間字ようなひっかけが出やすいのでこれが一番重要です。これをやってできなかったことは何回も原価計算基準、テキスト(or論文対策集)を確認しましょう。確認で原価計算基準、テキスト(or論文対策集)に戻って暗記していきます。


【短答後~論文】
これも論文対策集しかやっていません。がっつりロジカルフローを覚えていきましょう。


⑤監査論

【1~3月】

短答で8割取れていたので圧縮講義は受けていません。実際に会計学、租税とかやってたらあんまり時間をかけられませんでした。適度にテキストを読むくらいでいいと思います。

論文対策はしていません。何故かと言うとそこまでやる時間がなかったし、そもそも監査論はそこまで稼ぐ科目ではないからです。
なので答練を受けるか否かは分かりません。私は受けていましたが、大して効果があったかは正直分かりません。でも1回くらいは受けてどんな感じの問題が出るか知っておくのは重要です。そこは講師に相談してみてください。


【4~5月短答期】

テキストを読みまくりましょう。覚えるところは覚えましょう。


【短答後~論文】

まず論文ダイジェストで論文監査論の攻略法を必ず見ましょう。そこに攻略法があります。また短答後に公開されるガイダンスを見ましょう。そこに書いてあることしかやってないし出来てないです。



⑥企業法

【1~3月】

圧縮講義で理解の確認、テキストに戻って理解できるかの確認。後いちいち条文を引くようにしてると論文の勉強の負担が軽くなります。ここの段階で趣旨とかをしっかり読んで行けばそれもまた理解に繋がるし論文にも繋がるので一石二鳥です。ここで条文解説集を使うかとかは人によります。まじで使いやすい方だと思います。私は本試験で使う条文集を使ってました。

正直それ以外やる時間がありませんでした。論文対策は短答後に回しました。正直短答と論文で傾向が全く違うので論文の勉強をしたからと言って短答には活きにくいです。他の科目よりも全然活きにくいです。私はむしろ短答ガチる方が論文に活きるんじゃね?くらいに思ってました。実際この時期は何もできていませんでしたが。

短答後に対策しましたがそれでも偏差値は58超えたし、知ってる先輩でも短答後の対策で60超える人がいました。

結局企業法は「書き方・解き方」がわかるか否かだと思います。これが出来れば偏差値は一気にブレイクスルーするしできないなら頑張っても52付近で行き詰まる、そんな感じだと思ってます(諸説あり)
この「書き方・解き方」は前もってやればいいかというとなんとも言えません。
これも人によって別れると思うので色んな人の意見を聞いた上で講師に相談して決めればいいかなと思います。

【4~5月短答期】

財務の理論と何も変わってないです。
間違えたところとかコンサマにメモって自分がよくミスる所をよくわかるようにしていて何回も直前に確認したくらいでしょうか。
正直条文を引く時間はなかったです。

【短答後~論文】

論文ダイジェストを受けて答練を受けて復習。とにかく「書き方・解き方」をできるようにしましょう。わかるとすごい論理的でスッキリします。ちなみにどんな風に書くかはもう忘れました。。。
論文ダイジェストがjiji先生(平木先生)だったんですが、その完璧答案構成を少し回転してました。論文ダイジェストとこの回転を通して色々わかった覚えがあります。
論文対策集のロジカルフローを使う人もいますが、私は特に見ていませんでした。

あとは論文の論点は論文近くなったらしっかり覚えていきましょう。これも講師たちが色々いうのでガイダンスなりを見てみてください。

さらに論文企業法で重要なのは条文です。企業法の全ては条文に通ず。とにかく条文を引く癖をつけましょう。たぶん企業法の講師たちも口酸っぱく言います。まじで条文が引けるか否かで受かるか落ちるかです。


⑦租税法

【1~3月】

法人税を受ける、個別問題集を回して固める(短答期で忘れますがここでしっかりやれば後で思い出しやすくなります)
もうこれしかやってないです(参考にならなくてごめんなさい)。

【4.5月短答期】

まじでなんもやってない。
まあやるのであればこれを見てみてから考えてみてください。私は租税までやる余裕がありませんでした。

租税法やるかやらないか



【短答後~論文】

まずは忘れていた法人税を個別問題集を解いて思います。解く⇒テキストといった具合で思い出してました。時またテキストを一気に1回転させて全体的に補強したりしてました。法人税は個別問題を解いて、答練を解いて、覚えて…の振り返りでした。

所得税はレギュラーを受けました。理由はさっき書いたので端折ります。これもこれで5月短答後のガイダンスにありますのでそれに従って判断してください。
普段の学習も法人税と変わりません。頑張って暗記をして電卓をしていきましょう。

消費税は速習でした。理由は先程話した通り。短答後に消費税をレギュラーこなすのはコスパ悪そうだから軽く速習で終わらせました。これで本試験で2点か3点は取れたので、まあ戦略としては上手くいったでしょう。

租税の理論
これは短答後に受けました。ガイダンスを見てください。そこある通り答練を何回転させてました。消費税の理論は捨ててましたが、答練で出てきたところで計算絡むもの以外は覚えました。


⑧経営学

【短答後~論文後】

短答後に速習でやりました。計画等は矢野講師が載せているガイダンスを見て時間のタイプに合わせて取り行えば十分です。私の場合は専念生だったので時間がある人のパターンで取り組んでました。これに上級答練を回転させてました。
また経営学が少し楽しかったのでガイダンスにあるペースより少し早めにやったり、多めにやったりしてました。これもまじで各自によるものだと思います。


6.[時間軸]1-3月期

優先順位
1.短答科目の理解の徹底、苦手潰し
2.会計学系
3.租税法
4.企業法監査論
(人によっては租税法が4位だったり3位だったり)

耳タコですが上級答練は受けましょう。特に会計学は必須です。
企業法、監査論は一応受けてました(成績はゴミだったのを覚えています)。あんまり対策という対策をしてないので当然ですね。
でも私は租税法と経営学は受けてましせんでした。全く租税は法人だけしかやってなかった、経営はやってなかったので無理して受けても時間の無駄かなと思ったのでスルーしました。


7.[時間軸]4-5月短答期

実は私は今までの直前答練で総合6割を超えたことがありませんでした。以下成績推移を載せておきます。

第1回直前答練
第2回直前答練
第3回直前答練
短答模試
第4回直前答練
本番


結構不安定でした。正直こんなに勉強してるのになんで成績伸びないんだって何度も思い悩みました。諦めないで回転をし続けてました。企業法とか財務理論とかシャッフル機能を使ってなるべく常に頭が働くように、覚えられるようにとか試行錯誤は常にしていました。
ここは本当にメンタルとか色々不安定になりましたが諦めないで勉強をし続けて良かったです。

あと第1回論文模試は受けなくていいと思います。そんな余裕ないと思います。というかありませんでした。


8.[時間軸]論文期

ここの時間配分はすごい難しいと思います。
私は専念生で時間が十分に取れたので毎日全科目を触れると言った方法でやっていました。
どうやら例えば1日2.3科目で集中してやる人もいるみたいです。
でも私は毎日触れないとなんか不安になったので触れてました。

優先順位としては
<短答~模試>
1.租税経営の論文科目を一通りやる、授業受け終わる
2.論文対策してない科目
3.その他
みたいな感じでした。模試でどうせいい成績は取れません。

<模試>
全然出来ないと思います。その中でもできるだけ得点を最大化することは意識しましょう。

<模試~7月下旬>
論文科目、企業法で周りと戦えるようにガッツリやりました。会計学の回転は続けてました。会計学の貯金を信じて他の科目に注力してください。
ここら辺から7月の後半に連れて暗記に力をどんどん入れていきました。

<8月>
暗記暗記暗記暗記暗記暗記暗記暗記暗記暗記。
人生かけてるので死ぬ気でやりました。

58生は最後まで伸びると思っています。当然ですよね。対策をすごいギリギリからスタートしてるんですから。でも諦めなければ本番でボーダーを超えるみたいなことはちゃんと起きます。とにかく根性気合いです。精神論は嫌いですが、こればっかりは死ぬ気でやったもん勝ちだと思います。

一応論文模試の成績を載せておきます。別に論文模試の時からできた訳ではありません。ただ会計学だけはとりましょう。

第2回論文模試


9.どこまで手を広げていたか

基本はABです。

ただし、財務計算は授業でやったC論点はやってました。特に論文の構造論点(連結・組織再編)はC論点でも知らないと芋づる式に点数を落とすものもあるので余裕なら手を広げていいと思います。(耳タコだとは思いますがまずABを固めてからです。)
他の科目は自分は正直そこまでやる余裕なかったかなと思います。というのもコスパ悪いのでそれならABを固めた方がいいという方針でした。
やるのであればAB論点固まった→Cを少し手を広げるくらいでしたかね。
焦ってCをやってAB落としたら元も子もないので、そこは時間・AB論点の出来次第って感じかなと思います。


10.論文本番と各科目の解答戦略、時間配分

一応短答も書きますが基本理論⇒計算で迷ったら飛ばす⇒戻るでした。とてるところから取っていくのが大事です。

論文の解答戦略は実は人によってかなり違うので参考程度でお願いします。あと、答練とかで実践して合うとか合わないとか試してください。これもまあまあ大事です。
一応意見が別れそうな所だけ書いておきます。

・財務
大問3⇒第4問の計算⇒第5問⇒第4問の理論

正直めちゃくちゃキモイと思います。一応自分の中で理由があります。
基本58生は理論が弱い(時間がないから仕方ない)ので計算で稼ぎたいため、計算中心でやってました。第4問の理論は1番書く量が多いですが、理論はそこまで58生跳ねない読みで後回しです。というか時間ない時に焦っても点数が取れるのは理論です。キーワードをそれっぽく書けば点数が入るからです。なので心に余裕がある時にしっかり解きました。時間配分は

第3問50~55分⇒第4問計算5~10分⇒第5問65~70分⇒第4問50分くらい
を目安にしてました。

また第5問の理論は計算の前にやりましょう(計算結果を使うもの以外の理論)。第5問の計算の分量が多くて終わらないので、理論を先にやらないとせっかく安定して取れそうな所を時間がなくてみすみす逃して空欄提出なんてことになります。第5問の平均点はかなり低くなりがちなので理論で取るだけで一気に伸びます。なので理論からやりましょう。

・管理
これも人によります。時間配分としては大問1.2共に1時間ずつです。
その中で大問の中で中問が2つあるのですが、どちらかをガッツリやってどちらかをあっさりみたいな感じでした。
どういうことかと言うと

ex)大問1の問題1に35~40分⇒大問2の問題1に35~40分⇒大問1の問題2に20~25分⇒大問2の問題2に20~25分
みたいな感じです。

まずなんで1時間ずつかと言うと各大問で得点率を出す以上片方に偏るのは避けるべきです。だから1時間ずつです。

また各大問で、強弱をつけてるのは2の中問どちらもガッツリ狙うのは基本無理なので、片方だけはガッツリやって点数を引っ張りつつ、もう片方は取れるところを取るみたいな感じでやってました。
管理は特に答練を通して色々解答戦略を確かめるのが大事です。

・企業監査経営
普通にやります。

・租税
私は消費ほぼ切ってたので
理論40~50分⇒消費5分⇒所得20~25分⇒法人税40分
だった気がします。参考にしないでください。でも消費やる人はもっと時間がシビアなので戦略をねります。


11.気を付けていたこと

・計画の立て方

電卓叩く計算は毎日しましょう。直前期は毎日全科目触れるようにしましょう、電卓を叩く計算は数十分は撮りましょう。必須事項はこれだけな気がします。あとは自由にだと思います。
一応私の論文の時の計画表はこんな感じです。意味わからないと思いますが、計画表なんて自分が分かればいいのでこんな感じなんだ〜くらいで留めておいて欲しいです。

・ケアレスミス対策

問題を解いて自分のケアレスミスのパターンを把握するのが重要だと思います。そうすれば気を付けるべきところもわかるし、意識もしやすいのでケアレスミスが減ります。それをコンサマとかテキストにメモってました。
あとは問題用紙の1番上に「先入観・読み飛ばし❌」って大きく書いてました。先入観とか読み飛ばしが本当にもったいないです。監査をするという職業的にも注意力は大事なので注意力も試験のうちだと思います。しっかり対策をしていました。
あとはマーカーを使って見やすくするとかですかね。


12.メンタルとか

・5月短答期

本当に辛かったです。直前答練の結果を見れば最後も全然成績が伸びなくて本当に病みました。直前答練4の結果が良くなくて不安とかで勉強がつかないなんて時もありました。どんくらい病んでたかと言うと薬局で精神安定剤っぽいのを買って飲んで落ち着かせてから机に向かうなんてこともありました。でも途中からもう5月短答落ちたらどうするか何の勉強しようかとか色々考えた結果、なんだか吹っ切れてまたモードに入ってました。これのおかげで本番で力をしっかり発揮できて8割もとる事が出来ました。自分を信じて基礎をガチガチに固めて最後の1秒まで暗記をし続けたおかげでした。

・8月論文期

短答乗り越えたらもうあの単純暗記をしなくていい解放感、やっと論文科目が出来るって思いでした。辛かったのは当然でしたが、あと3ヶ月やれば全て終わる!の気持ちでただただ走り続けました。
でも大体本番1ヶ月前の模試の結果が帰ってきた頃にすごい不安に苛まれてました。そんな時に国見先生がスペースを行っていたのでこんな質問をしていました。


この時国見先生は
「すごい頑張ってる。普通に12時間もやってるのはひと握りだから自信もっていい。だからこそ完璧主義になりすぎないで自分を褒めて言って欲しい。完璧主義になりすぎるとどんどん自分を痛めつけることになって悪循環だから、今の自分を認めた方がいい。58で模試でそのくらい取れれば本番は絶対大丈夫。自信もってください。」
と確かこんなこと言ってくれました。

今でもこんな言葉のおかげで不安が拭われたし自信を持つ事ができたと思ってます。本当に国見先生には感謝しかないです。

どんな人もどこかで不安とか悩みがあると思うのでそういう時は講師や友人に相談すると楽になりますので、1人で抱え込んで自滅するのだけはやめた方がいいと思います。

論文本番もきつかったのを覚えてます。
一日目の前日はしっかり寝れて良かったんですが、会計学の前の日は「58は会計学勝負」って思っていたので緊張して全く眠れませんでした。2.3時間くらいしか寝れてなくて当日のコンディションは最悪でした。会計学午前(管理会計)はなんとか乗り越えたんですが、会計学午後はお腹は痛くなるし開始直前は緊張で吐きそうになりましたし、始まっても吐き気は止まりませんでした。
とりあえず概念フレームワークが終わったらトイレに言って顔を洗ってうがいをして気持ちを整えてました。顔をバチンと叩いて鏡に向かって「俺なら出来る」って言い聞かせていたのを覚えています。

結局第5問のIFRSの問題でのれんが出ないまんまでやってしまい第5問総崩れを確信して「本当に俺の論文式試験終わった、こんなに頑張ったのになんでだ…」で不甲斐なさと悔しさと今までの時間が崩れ落ちていく感覚で帰り道泣いてました。家に帰っても立ち直れずに30分以上泣いてました。

泣き果てたあとはもう次の日に切り替えるしかないって言って根性でひたすらに次の日の科目を覚えていきました。

今となっては合格して「いい経験」の美談になってますが、これで落ちてたら絶対立ち直れてないです。


13.最後に

最後まで読んでくれてる人なんでいないと思いますが……。
これは何回も言ってる通り、勉強方法なんて十人十色です。特に58決める人は戦略が人によって大きく異なると思います。試して見るのはいいと思うし参考にもしてもいいと思いますが、「これをやれば受かる」訳では無いです。
これを読んでくれてる人は本当に辛い時期だと思います。でも走り続けたらいつかは「合格」が手に入る試験でもあると思うので、今が頑張り時です。ぜひ頑張ってください!!!

大してこの自己満足思い出noteがほんの少しでも参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?