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私の中山七里大作戦のこと

 最近死ぬ死ぬ言う系の話題が多いが深刻な病があるわけではない。心配しないでほしい。

年末だし、51歳になったしこれからはもっとモリモリ作らにゃならんな!と思い自分のやりたいことのリストや時間管理をかなり真剣に見直している。

そんな11月某日、audibleで中山七里作品を続け様に聞いた。それを知ったaudible友達のエミたん(元々はドラマ映画友達で)から下記の動画を教えてもらった。

「この動画見た方いいですよ。すごいから。まず見て。ご飯も食べないし、眠らないし、ずっと執筆していて、エッ!どう言うこと?!って思うから」

「ほほう」と思って見てみたのだが、

本当に、「えっ!どう言うこと?!!」と思ってしまった。

3時間程度しか眠らず、食事はレッドブルだけの62歳って…

早死一直線なのでは…


なんじゃこの人…と気になってポッドキャストも聞いてみたのだけれど48歳ごろにデビューした作家さんで10年目でものすごい冊数の書籍がある。

文章も何かのイメージに肉付けしていくのではなくて、テキストでだだーっと浮かんでくるのだそうで、一言一句を「出力」するようにして原稿を書いているのだそう。現場の取材はせず地図データや書籍の資料をもとに情景描写をするのだとか。

「なにそれ…ちょっと意味がわからない…」
と思ったのだけれど、ポッドキャストでは「繰り返し繰り返しインプットをせよ」という旨のことをおっしゃっていて、膨大な書籍の内容も全部覚えていらっしゃるのだそうな。(精度の高い生成AIみたいな感じ…?)執筆の方法とか生活がユニークすぎて驚くところがたくさんあった。小説そのものが好きかどうかは好みによると思うのだが、みんなに楽しんでもらえる面白い物語を作ろうと徹底しているところはシビれた。
(何かを創作する人にはヒントがあるかもしれない。audibleを聴けるなら聞いてみてほしい。)


 印象的だったのは「50歳を過ぎたら残りは好きなこと懸命にやる。いつ死んでもいい」と要所要所で語っておられたところ。私はこれがいたく気に入った。

長い間不眠で悩んでいる私だが、「そうか、眠れないなら無理して寝なくてもいいし、なんならいつ死んでもいいじゃん」という謎の前向きな気持ちになったりもした。


 流石に毎日3時間睡眠の17時間作業はできないしレッドブルよりは美味しいものが食べたい。

 でもこれからも私は絵も描きたいし、服も縫いたいし、編み物もしたいし、糸も作りたい。水彩も上手くなりたい。何か旅や食べ物のイラストエッセイみたいなお仕事もしてみたい気もするし、植物画とかカリグラフィも勉強してみたいし、もうちょっと英語を勉強したいし、まずもって猛烈に旅がしたい。


切実にわかっているのは、残っている時間は思っているほど多くないってこと。

明日ポックリいくための準備自体ははじめてはいるけれど統計的にポックリ死ぬのは多くはなく、大抵は寝たきりなんかになって絶望することが多いのだそうだ。
 多分私もポックリは逝かないだろうな。だって、この間父が脳出血で倒れたけどまあまあ復活しているもん。(色々不自由にはなった)

いつだったかこんな記事を読んだ。
遠からずわたしも自分の能力を「お返し」する日が必ずくるのだ。

いつか老いて、自分ができていたことができなくなる日のために、今できることをちゃんとやる。なるべく全部やる。

今進めていることはこの5つ。

1 早く寝て早く起きる
2 思考する
3 もっと絵を描く
4 がっつり筋トレをする
5 タイマーをかけて集中して作業する
6 自分のことに集中する

こう書くと3時間睡眠の中山先生の動画とは逆の生活になるのだけれど。生活と制作活動を見直すのいいきっかけになった。名付けて中山七里作戦である。私もポックリ死ねるようにがんばる。

不眠が酷すぎてもうむかしみたいに早起きなんてできないと思っていたけれど、今朝は4時に起きた。

あと思っていたより朝の方が絵が描ける。やればできる。 
習慣化しますように…


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