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【Photoshop TIPS 3-2】アニメの背景画を描く際の時短TIPS集 ~その3~ 指先ツール【後編】

この記事は、Photoshopの指先ツールのおすすめ設定方法について紹介した下記の記事の補足記事です。

この記事では、前編の記事で紹介しきれなかった指先ツールの「フィンガーペイント」の機能と、指先ツールのブラシ設定の保存方法について補足紹介したいと思います。

フィンガーペイント


特別な方法ではありませんが、自分なりに「発見」したひと工夫したフィンガーペイントの使い方を紹介したいと思います。
その「発見」とは「Altキーを押している間、ただの指先ツールとフィンガーペイントを切り替えられる」という発見でした。

下記のTwitterで上げた動画は、前編で紹介した指先ツールのタイプA~Fで描いてみたものです。通常のブラシで描くのではなく、指先ツールのフィンガーペイントの機能を使用して描いています。

ちなみにですが、空のグラデーションのなじませにはタイプDを使用。雲を描くのにはタイプA、C、Fを、山を描くのにはタイプB、E、Fを主に使用しました。そこでフィンガーペイントを使用しながら描いていったのですが、その際のフィンガーペイントの使い方を紹介します。

フィンガーペイントの使い方の工夫

まず、通常のブラシツールと指先ツールのフィンガーペイントとの違いですが、同じブラシの先端形状のブラシを使用した場合でも下記のように異なります。

指先ツールのフィンガーペイントの挙動の詳細は理解できていないのですが、おそらくは「最初にまず普通にペイントし、その後すぐ指先ツールとして引っ張る」ような感じの挙動のように感じられました。
そのため、通常のブラシツールで描くのとはすこし異なる結果になります。通常のブラシよりも「少し下地になじんだ感じ」になる印象です。

フィンガーペイントを使用するには、下記画像のように画面上部にある「フィンガーペイント」の項目にチェックを入れる必要がある、とずっと思っていました。

フィンガーペイントのオンオフのショートカットがあるという事実につい最近まで気づきませんでした。
通常のブラシツールで描く際には、「Altキー」を押すことで一時的に「スポイトツール」に切り替わると思います。
同様にして、指先ツールを使う際には、「Altキー」を押すことで一時的に「フィンガーペイント」に切り替わる、とつい最近気づきました。

冒頭で述べた、自分なりに「発見」したひと工夫したフィンガーペイントの使い方とは、
「Altキーを使うことでフィンガーペイントのオンオフを交互に切り替えながら描く」
という手法です。
自分は指先ツールのデフォルト設定としてはフィンガーペイントをオフにしておき、まずAltキーを押しながらフィンガーペイントでまず描きはじめ、Altキーを離して指先ツールでなじませたり引っ張ったりし、またAltキーを押しながらフィンガーペイントで描き、またAltキーを離して指先ツールで、、、というように交互に繰り返しながら描いていく手法を行うようになりました。
描く内容にもよりますが、通常のブラシツールだけで描くよりも描きやすいケースがあるように感じました。

Twitterに上げた下記の動画は、上記のようにAltキーを使いながらフィンガーペイントで雲を描いた様子です。コントロールが難しい部分もありますが、逆に思ってもみない感じに描けたりして面白いです。

指先ツールのブラシ設定の保存方法

記事前編で紹介したような指先ツールのブラシ設定を行った際、それを「指先ツール」として設定保存する方法の紹介です。

下記画像のように、指先ツールを使用時に「新規ブラシ保存」のための「+」マークのボタンをクリックし、「ツール設定を含める」にチェックを入れて保存すると、指先ツールとして保存されます。

「ブラシサイズをプリセットで保存」もチェックするとブラシサイズ設定も保存されます。
「強さ」の値や、フィンガーペイントのオンオフの設定も保存されています。

ためしに木を描く用の指先ツールを作り保存してみました。下記画像はフィンガーペイントで描いたものですが、色をなじませるのがやりやすい印象です。
自分で使い易い設定の指先ツールを事前に作っておき、それを指先ツールとして保存しておくとすぐに使えて便利だと感じています。

おわり

ご存知の方もいらっしゃったかもしれませんが、今回紹介した指先ツールのフィンガーペイントの使い方や設定保存の方法がどなたかの参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

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