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保護ネコを飼う ②トライアル

出遅れたスタート

マーヤ君のトライアル開始は予定より1週間遅れた。保護主さんがマーヤ君のくしゃみに気がつき、念のため病院に行って、体調が安定するまでの時間をとったのだ。少し残念だったが猫優先で構わない。

1週間後。待ちに待ったマーヤ君到着。そわそわ。
キャリーバッグの中でマーヤ君は、洗濯ネットに入れられ硬直していた。文字通り首根っこをつかまれ持ち上げられて、ぐにょーんと我が家のケージにお引越しした。

ケージにはおトイレ、爪研ぎ、お水を設置。
待っている間にYoutubeのおすすめを見て買いそろえたものだ。

保護主さんが持ってきてくれた夏用のベッドとこれまで使っていたピンクの小さなタオルもケージに入れる。今までの匂いがケージに広がる。今朝おトイレから持ってきたマーヤ君の使用済みおトイレ砂も少し入れる。保護主さんが持ってきてくれたお気に入りのハンモックもケージに設置。ゆっくり慣れていこうね。ここが新しいお家だよ。

ぬいぐるみ状態

マーヤ君はちょこんとジャンプしてケージの3Fに置いた丸クッションの裏、ケージの隅に体を隠した。顔は一切見せてくれない。押し付けられた丸い鍵しっぽだけがボフっとケージの柵からはみだしていた。

その間に、私たちは保護主さんにお願いして家の中をぐるり見ていただいた。危険なところや対策した方がいい箇所がないか指摘してもらったのだ。
窓も対策済みだし特に大きな指摘なし。ふーっ良かった!しばらくはケージの中で暮らしてもらって、出してもケージが置かれた和室とリビングだけに当面いてもらおう。

保護主さんから今までのごはんの種類と頻度なども教えていただく。フードも持ってきてくださったので当面は同じものを同じペースで。

保護主さんとLINEを交換。相談の連絡がとれるようにさせていただく。保護主さんはすでに100匹くらい保護猫を家庭に送り出しているそう。(はんぱねぇ!)大変やさしい方で猫を飼うのが初めてな私たちにも寄り添ってくれる。

「たくさん撫でてあげてくださいね。」

カリカリのお菓子とボールタイプのねこじゃらし、小さなサッカーボールというマーヤ君が好きなアイテムをいろいろ保護主さんが譲ってくださる。ぜんぜん撫でられる雰囲気じゃないけど。。。頑張ります!

「猫がいないかのように振る舞うこと」
というYouTubeの教えを胸に覗き込みたい気持ちを抑えて距離をとって過ごすようにする。

しばらくするとクッション裏から出てきて水を飲んだりおトイレを使ったりしてくれていた。とりあえずよかった。写真を撮って保護主さんにLINEする。

保護主さんは「マーヤはケージに入れるとたくさん鳴くんです。。」と言っていたがまったく鳴かなかった。ごはんをあげようと近づくとシャー!を浴びるが鳴き声は聞けていない。

うちを気に入ってくれるだろうか。。。のびのび過ごしてくれますようにと祈りながら2週間のトライアルがうまくいくことを祈る。
(続く)


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