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細野豪志チャンネルに注目(2023年8月分)

8月5日# 防衛白書を徹底解読…何かが足りない

細野さんは待遇改善の問題をこれまでも多く取り上げられ、同感なので少し別の角度から考えました。

後半(8:30~)で出てきた「国民の理解が必要」は理解できるし当然です。しかし、私は引っかかるものがありました

なぜかと言うと、これを主計局の予算査定での削減に「国民の理解」が都合よく使われてきたからです。野党やマスコミの軍事忌避を「国民の理解が無い」として必要なものまで削減されました。「国民の理解」の大義は誰も否定できない当然の単語だけに、非常に危うい面もはらんでいる言い回しだと思います。

考えてみれば、満洲事変も「支那事変」も国民は拍手喝采し支持しました。これに悪乗りした戦前の政党政治家もいました。国民の支持で止められない面もあったのは歴史の教訓です。

安全保障について国民の理解が必要で重要なのは当然です。しかし支持が「ありすぎ」ても危うい面もあります。平時から冷静に安全保障を説いて来なかったので必要なものまで削減したツケもあります。安全保障について国民も考えるべきと思います。このことは8月だからこそ考えてみました。

8月8日麻生副総裁が台湾へ 有事の日台関係は

台湾有事での抑止の重要性は、7月のシュミレーションでも私も書いたので別の点で「台湾との関係」について考えました。

前半冒頭で台湾との関係の前提を丁寧に説明されて印象に残りました。しかし、日台関係を知らない人も多いです。実際私も周りから「そもそも台湾って国なの?」等と聞かれます。ニュース報道で日中関係日台関係の前提となる基礎知識を全部飛ばして説明しています。芸能人のヒナ段コメントにしても台湾関連は素朴な質問は絶対させていません。マスコミ特に地上波では日台関係の前提の説明を避けたがることが、私は気がかりです。中「台」双方の主張、日本の立場が放送で充分紹介されていないと感じました。

NHKのサイトの以下の説明が一般向けには一番わかりやすい解説かと思います。


また、麻生発言自体は驚くような内容ではないものの、発言のフルテキスト等が自民党のHP等に出されていないことに不満です。マスコミのキリトリが多すぎるからです(特に麻生さんの場合はキリトリがいつもひどい)。このマスコミのキリトリをどう考えるのか、聞いてみたいところです。なお講演全部のYouTubeこれです。

8月23日# 原発処理水の海洋放出で支持率は上がる?

私も、加勢しました。ようやくここまで来たという感慨はあります。動画の冒頭の表情からも、ちょっとした「感慨」を感じました。

しかし、動画収録後と思いますが、中国の反応気になります。在中日本大使館が在留邦人に注意喚起を出す事態になっています。日本人学校に投石までありました。

中国外交のあるあるで「面子潰された」の構図になっていないか、注目点は多いです。細野さんは、民主党政権下での尖閣対応で日本人駐在員拘束事件の交渉も経験されており、こうした経験を活かして欲しいところです。創発チャンネルで平井文夫さんと当時の検証をされています。

Voicy:不戦を貫くために我が国は強くなければならない

Voicyは音声だけが集中できなくて苦手なのであまり聞かないのですが、8月は戦争を考える機会が多いので聞いてみました。Voicyで大叔父(祖父の弟さん)の細野光男さんの戦死の話をされています。数年前にブログでもその思いを書かれています。とても大切なことです。

私も同様に親族(大叔父)が学業を中断、海軍に志願して戦死しており、同じように靖国神社、護国神社で静かに手を合わせています。

考えてみれば、遠近はあっても親族に戦没者が一人もいない有権者はほとんどいません。自分たちの選んだ政治家が、どう戦争や戦没者と向き合っているのか。メディアが靖国神社参拝するしないだけを問うていますが、そもそも戦没者とどう向き合うのかと言う質問をするべきだと思います。

その内容の是非や立場に違いはあっても、有権者自身も関心を持つべきと思います。先祖や親族の戦没者が黙して語らない想いがあるのですから。

【トップ画像:三島市のうなぎ】

三島市は、うなぎが名物です。理由を三島市観光協会HPで書かれていますが、富士山の伏流水でうなぎを4~5日この水に打たせて、生臭さや泥臭さを消すようです。これも三島観光では「外せない」ところですのでメモ代わりに書きました。

なお、画像は三島市の「うな繁」さんからお借りました。


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