ぬかてぃ

野球の話をします。 歴史とかそんなところをメインに

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  • ぬかてぃのベースボールコラム

    その時その時野球で気になった事を書いていきます。 基本的に日曜日更新。したい。

  • ぬかてぃの「こんな本を買った」

    本供養 いい加減に読めシリーズ

  • ぬかてぃと格ゲー

    ぬかてぃが思い出語りで格ゲーを話していく。 ヒトより変に知識のある格ゲー。なんでこうなったのか、だらだらと語っていく

記事一覧

もう一人のベーブ

大谷翔平の活躍によって多くがベーブ・ルースの名前を聞くようになった。 確かに野球の王様と呼ばれたベーブ・ルースを知らない人は野球を知る人でも少ないだろう。よほど…

ぬかてぃ
1日前
2

野球バカを生んだのは誰なのか

元巨人ドラ1松本竜也容疑者を逮捕、清掃受託住宅で腕時計2個窃盗か 15年野球賭博関与で追放(日刊スポーツ) プロ野球選手、は多くの人があこがれる職業だ。 カクテル光…

ぬかてぃ
9日前
4

変な野球書籍を読む

 仕事でどこかに泊まった時近くにブックオフや古書店があれば必ず顔を覗かせる。なかなかその地でしか見れない古書が置いてあることが多いからだ。  もっと言えば地域柄…

ぬかてぃ
2週間前
8

今年のシンシナティ・レッズを語れ

メジャーリーグも開幕して一か月が経とうかとしている皆様、お元気していますでしょうか。 当方相変わらずシンシナティ・レッズを応援して数年ほど経っております。シンシ…

ぬかてぃ
3週間前
7

さらばホワイティボール

ハーゾグ元監督が92歳で死去 カージナルスを82年世界一、野球殿堂入り(産経新聞) セントルイスの象徴が一人去ってしまった。 The National Baseball Hall of Fame a…

ぬかてぃ
1か月前
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歴史を塗り替える事は過去を振り返る事 ~松井秀喜の175本~

大谷翔平の本塁打数が4/10現在174本となっている。 冷静に見てしまえばチームで主砲を何年も打っている選手にしては目立ったものではない。彼の所属しているドジャースでも…

ぬかてぃ
1か月前
8

度会隆輝覚書

度会隆輝が恐ろしいほど元気だ。 二試合連続ホームランを打ち、過去の選手たちに名前を並べた。その明るいキャラクターも相まって多くのファンと、くやしさ交じりの皮肉を…

ぬかてぃ
1か月前
11

野球賭博からアメリカの変化をみる

どこまで真実が明るみに出てくるか、という点はどうにかしたってあたかもピート・ローズの一幕を思い出すというか。 大谷翔平、水原一平氏の違法賭博問題で記者会見へ「正…

ぬかてぃ
1か月前
17

ああ面白き野球記録

意外に知られていないことを一つだけ書き表せ、と言われたら現在多くの人から「老害」とされている広岡達郎は当時でも強打者に入るという事か。 長嶋茂雄がプロ野球に入っ…

ぬかてぃ
2か月前
10

変わりゆく野球界 ~トレバー・バウアーを見ながら~

元DeNAバウアーは「日本に戻らない」 MLBオファーまで浪人生活か…米記者見解(full-count) 著者はシンシナティ・レッズのファンだったから彼がトレードの時にどういう言…

ぬかてぃ
2か月前
13

プロ野球助っ人覚書 ~成績から見る野球的人格~

中島国章氏の『プロ野球 最強の助っ人論(現代新書)』を読んでいる。通訳、スカウトなどでヤクルトの助っ人外国人を支えてきた氏の書籍は日本とアメリカのギャップをどう埋…

ぬかてぃ
2か月前
2

3月1日より仕事の役職が変わりますので現状日、月曜日に記載していたコラムの曜日が変わるかもしれません。現行はこのままで行こうとは思っていますがどうなるのかは私にもわかっていませんので改めてよろしくお願いします。

ぬかてぃ
2か月前
1

南九州のfield of dreams ~薩摩おいどんカップ存在の意味~

大学、社会人、クラブチームはおろか独立リーグ、プロを交えたロイヤルランブルが始まる。 二月になると多くの大学や社会人野球部が九州に訪れる。 過去多くのプロ野球選…

ぬかてぃ
2か月前
15

アイビーリーグメジャーリーガー四季折々

佐々木麟太郎が日本のどの球団にも属することを選ばずアメリカへの道を渡ることを決めた。これがまた日本野球の変化を促すのだろう。 行先はスタンフォード大学という。情…

ぬかてぃ
2か月前
2

”神化”する大谷翔平と荒川事件

大谷グローブがあまりにも世間に影響を与えすぎている。 大谷グローブ「キター‼」と市役所に展示した市長に批判 いろいろアウトと言えるこれだけの理由(東京新聞) 大谷…

ぬかてぃ
3か月前
6

野球文化學會第七回研究大会を終えて

1月28日、法政大学キャンパスにて野球文化學會第七回研究大会が行われた。(野球文化學會) コロナウィルスの影響などもあって実地に向かったのは三、四年ぶりとなるか…

ぬかてぃ
3か月前
15
もう一人のベーブ

もう一人のベーブ

大谷翔平の活躍によって多くがベーブ・ルースの名前を聞くようになった。
確かに野球の王様と呼ばれたベーブ・ルースを知らない人は野球を知る人でも少ないだろう。よほど今の野球以外興味がない、と言わない限りは一度くらいは名前を聞いたことがあるはずだ。そうでなくとも大谷翔平をきっかけにルースの名前が出る機会は多い。
ベーブ・ルースはいまだにキングオブベースボールの玉座に座っている。

ただ彼以外にもbabe

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野球バカを生んだのは誰なのか

元巨人ドラ1松本竜也容疑者を逮捕、清掃受託住宅で腕時計2個窃盗か 15年野球賭博関与で追放(日刊スポーツ)

プロ野球選手、は多くの人があこがれる職業だ。
カクテル光線の中、多くの観客に見守られマウンド、打席、守備位置についていく。彼らの結果が多くの人間を一喜一憂させる。そしてそれが金銭となるものだ。日本の興業では古い位置にあたる。それが親会社の広告塔的扱いだった時代を含んだとしてもだ。
ある意味

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変な野球書籍を読む

変な野球書籍を読む

 仕事でどこかに泊まった時近くにブックオフや古書店があれば必ず顔を覗かせる。なかなかその地でしか見れない古書が置いてあることが多いからだ。
 もっと言えば地域柄も出る。東京は多くの書籍が集うが大阪兵庫界隈だとやはり阪神や高校野球が。名古屋だとドラゴンズでもOBであったり私学四強の本など珍しいものが置いていたりする。その郷土出身の選手が書籍化されたものが売られていたりするので想像以上に面白い。ジュン

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今年のシンシナティ・レッズを語れ

メジャーリーグも開幕して一か月が経とうかとしている皆様、お元気していますでしょうか。
当方相変わらずシンシナティ・レッズを応援して数年ほど経っております。シンシナティというとかのスター・ウォーズの玩具を専売していたメーカーであったケナーのあった土地ですな。現在はハズプロがケナーを買い取ってありませんし、スター・ウォーズのトイ版権もかなり熾烈な争いしてますが。

元々シンシナティ・レッズの名前の元は

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さらばホワイティボール

ハーゾグ元監督が92歳で死去 カージナルスを82年世界一、野球殿堂入り(産経新聞)

セントルイスの象徴が一人去ってしまった。

The National Baseball Hall of Fame and Museum remembers Whitey Herzog.

日本でホワイティ・ハーゾクと聞いてピンとくる人はさほど多くないだろう。それこそメジャーリーグでも90年代より前は印象を持ってい

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歴史を塗り替える事は過去を振り返る事 ~松井秀喜の175本~

大谷翔平の本塁打数が4/10現在174本となっている。
冷静に見てしまえばチームで主砲を何年も打っている選手にしては目立ったものではない。彼の所属しているドジャースでも屈指の本塁打打者であるデューク・スナイダーが8年、ギル・ホッジスが戦争での従軍をまたぎながら9年で達成した記録である。時代を代表する長距離打者であれば楽々乗り越えたハードルであろう。
しかし日本においてこの次の本塁打である175本と

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度会隆輝覚書

度会隆輝が恐ろしいほど元気だ。
二試合連続ホームランを打ち、過去の選手たちに名前を並べた。その明るいキャラクターも相まって多くのファンと、くやしさ交じりの皮肉を述べるファン模様を見ていると突然ヒーローがやってきたものだ、と思わせる。

私はというとENEOS時代の彼を見ているので
「なんだかいまいち」
という評価をしていた辺り、本当に野手を見る目がないことをつくづく実感している。今でこそ東京に住ん

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野球賭博からアメリカの変化をみる

どこまで真実が明るみに出てくるか、という点はどうにかしたってあたかもピート・ローズの一幕を思い出すというか。

大谷翔平、水原一平氏の違法賭博問題で記者会見へ「正しいこと」ロバーツ監督は覚悟に敬意(日刊スポーツ)

日本球界では神と見まごう扱いをされてきた大谷翔平の通訳であった水原一平のスキャンダルで日本は沸いている。
大谷翔平の友達のようにすら描かれてきた通訳、水原の野球賭博には誰もが驚くことに

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ああ面白き野球記録

意外に知られていないことを一つだけ書き表せ、と言われたら現在多くの人から「老害」とされている広岡達郎は当時でも強打者に入るという事か。

長嶋茂雄がプロ野球に入ったのが1958年。多くのプロ野球ファンにとって立教大学の花形であった長嶋の入団は東京六大学野球を中心に形成されていた野球への興味が一気に変化するきっかけとなる。
読売新聞が提供するチーム読売ジャイアンツは確かに親元の新聞社が多くの手引きを

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変わりゆく野球界 ~トレバー・バウアーを見ながら~

変わりゆく野球界 ~トレバー・バウアーを見ながら~

元DeNAバウアーは「日本に戻らない」 MLBオファーまで浪人生活か…米記者見解(full-count)

著者はシンシナティ・レッズのファンだったから彼がトレードの時にどういう言葉がSNSで投げかけられていたか、未だに記憶している。多くのファンが「所詮FAのための就職活動」と冷ややかな目で見ていた。
丁度その頃はマット・ケンプであったりヤシエル・プイグであったり球場の内外で話題になるトラブルメー

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プロ野球助っ人覚書 ~成績から見る野球的人格~

プロ野球助っ人覚書 ~成績から見る野球的人格~

中島国章氏の『プロ野球 最強の助っ人論(現代新書)』を読んでいる。通訳、スカウトなどでヤクルトの助っ人外国人を支えてきた氏の書籍は日本とアメリカのギャップをどう埋めるかといった要素に時間をかけていった重みが文面からしっかりと伝わってきており読み応えのある内容である。

私も外国人助っ人の成績を調べており、現在はメジャーよりはマイナーの成績を中心に見ていたりする。というのも外国人助っ人は全員が全員メ

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3月1日より仕事の役職が変わりますので現状日、月曜日に記載していたコラムの曜日が変わるかもしれません。現行はこのままで行こうとは思っていますがどうなるのかは私にもわかっていませんので改めてよろしくお願いします。

南九州のfield of dreams ~薩摩おいどんカップ存在の意味~

大学、社会人、クラブチームはおろか独立リーグ、プロを交えたロイヤルランブルが始まる。

二月になると多くの大学や社会人野球部が九州に訪れる。
過去多くのプロ野球選手が別府で自主トレに励んだという文章が残るほどこの時期の九州と野球選手の関係は切り離せない。比較的気候の温暖な中九州から南九州ならではトレーニングしやすい環境だったというのが大きいだろう。

そんな南九州は鹿児島で県内の球場を使った大きな

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アイビーリーグメジャーリーガー四季折々

佐々木麟太郎が日本のどの球団にも属することを選ばずアメリカへの道を渡ることを決めた。これがまた日本野球の変化を促すのだろう。
行先はスタンフォード大学という。情報工学を得意とする世界最高峰の知識を要する大学だ。彼がどういう学問を修めるのかは別として行く末を見守りたい。

しかしアメリカにも多くの大学がある。とりわけちょっとでもアメリカ史をかじった人ならアイビーリーグの名は出てきやすいだろう。
その

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”神化”する大谷翔平と荒川事件

”神化”する大谷翔平と荒川事件

大谷グローブがあまりにも世間に影響を与えすぎている。

大谷グローブ「キター‼」と市役所に展示した市長に批判 いろいろアウトと言えるこれだけの理由(東京新聞)

大谷翔平の小学校への寄贈グラブがまさかの〝転売騒動〟「こんな出品はやめて」と批判が殺到(東スポ)

彼が素晴らしい選手ではあるのだが、今回のグローブにおける騒動は正直逸脱している印象を受ける。それほどまでに素晴らしい行動だというのか。

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野球文化學會第七回研究大会を終えて

野球文化學會第七回研究大会を終えて

1月28日、法政大学キャンパスにて野球文化學會第七回研究大会が行われた。(野球文化學會)
コロナウィルスの影響などもあって実地に向かったのは三、四年ぶりとなるか。(野球文化學會 第7回研究大会)しかし、8000円は高かった。

1,野球文化學會とは野球文化學會とは改めて魅力的な学会である。
というのも野球を様々な角度から論じようとするため、どこの野球を扱うか、に関しては多岐にわたる。プロ野球を扱う

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